近藤隆夫
先月半ばに、マーク堀越ことマーク・ブリックスが病死したことを知人から聞かされる。すでに1年あまり前に他界していたそうだ。死亡直後に日本で報じられることはなかった。悲しく、また、とても寂しい気持ちになった。まだ52歳、早すぎる。
新生K-1、4度目の大会が近付いてきた。『K-1 WORLD GP 2015 〜-70?初代王座決定トーナメント〜』は、7月4日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる。 これまでの3大会では-65kg、-60kg、-55kgの初代チャンピオンが決定した。 -65?級=ゲーオ・フェアテックス(タイ) -60?級=卜部功也(日本/チームドラゴン) -55?級=武尊(日本/チームドラゴン)
今年のゴールデンウィークは、イコール、ボクシングウィークだった。 5月に入ってからの6日間で日本人が絡んだプロボクシングの世界戦(男子に限る)が4試合も行われた。
5月30日、愛知県のパークアリーナ小牧で、“中京の怪物”田中恒成(畑中)がメキシコのフリアン・イエドラスを相手にWBO世界ミニマム級王座決定戦に挑む。高山勝成(仲里)の王座返上により、巡ってきたチャンスだ。
4月、ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)で2つのビッグなボクシング世界戦が行われる。 日本のリングでの世界戦開催は昨年の大晦日以来(男子に限る)のこと。例年通り、今年も春から再び「日本の拳闘シーズン」が始まる。
昨年の大晦日、石井慧に2ラウンドKO完勝、IGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)王座初防衛を果たしたミルコ・クロコップ(クロアチア)が、UFCに戦場を移すことを決めたようだ。すでにミルコとUFCの契約は成立している。これにより、ミルコはIGF王座を返上することが濃厚となった。
昨年末に行われたボクシング、総合格闘技は好勝負の連続だった。 まずは12月30日の東京体育館。八重樫東(大橋)の敗北は残念。村田諒太(帝拳)のファイト内容は、いまひとつ物足らぬものだったが、井上尚弥(大橋)の成長ぶりには驚かされた。
毎年、この季節になると想うことだが、1年が過ぎるのが本当に速い。アッという間に師走だ。 例年通り、今年も12月は格闘技シーズンとなる。年末に向けて総合格闘技、プロボクシングのビッグイベント開催が続々と発表されている。気分が盛り上がらぬわけがない。
『K-1』、日本で復活! そう感じるに十分な熱いイベントだった。 11月3日、東京・代々木第二体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2014 IN JAPAN』のことである。
試合を観終えて、これほど清々しい気分になったのは久しぶりだ。勝敗を越えて多くの人の心を揺さぶったに違いない。9月5日、東京・代々木第二体育館で行われたWBC世界フライ級タイトルマッチ、八重樫東(大橋)vsローマン・ゴンサレス(ニカラグア)のことである。
石井慧は、ステップアップする上で大切な一戦に勝つことができなかった。 8月23日、両国国技館での『INOKI GENOME FIGHT2』でミルコ・クロコップに額をヒジで切られてTKO負け、昨年大晦日に藤田和之を下して獲得したIGFチャンピオンシップを失ったのだ。
「亀田興毅が窮地に立たされた」と報じられている。 前回のコラムで「亀田興毅が、日本で試合を行えない状況を打破すべく、UNITED BOXING GYMへの移籍を決断した」との内容を書いた。これにより、日本人初の4階級制覇を賭けての、WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)への挑戦が実現するかに思えた。だが、そうはならないようだ。
ここ数年、ボクシング界は秋口から年末に向けて熱さを増していくようになった。大晦日にビッグイベントが開催され、複数の世界タイトルマッチが行われる。その模様が地上波でテレビ放映され、お茶の間のファンに届くようになってからだろう。
ヒクソン・グレイシーの息子クロン・グレイシーの総合格闘技デビュー戦は、日本で行われることに決まった。 日時、対戦相手などの詳細は未定だが、その舞台は今秋、関東圏で開催される新イベント『REAL FIGHT CHAMPIONSHIP』となる。そのことが先日、ヒクロン、クロン同席の記者会見で発表されたのだ。
先日、ある雑誌(ムック)の企画で、日本プロボクシングの名勝負を選んだ。 小学生の頃からリング上での闘いを見始めて40年。幾多の名勝負を目にしてきたから、選定には少々悩んだ。でも、心を震わされた試合はハッキリと記憶に残っているもので、思い起こすのに、それほど時間は必要なかった。
「引退します」 そんなニュアンスの内容を4月1日に亀田興毅がブログに書きこんだ。 その約10時間後に再度、ブログをアップし、「今日はエイプリルフールやから」と、引退表明は嘘であったとしたが、あまり笑えなかった。なぜならば、本当に亀田興毅の引退は近いように思えるからだ。
さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナへ行く機会が、ほとんどなくなった。『K-1』、そして『PRIDE』、また『PRIDE』を継ぐ形で開催されていた『DREAM』『戦極』といった格闘技のビッグイベントが開かれなくなったからだ。
「最近は、世界チャンピオンという言葉に重みがなくなってしまったなぁ」 もう既に退社しているが、以前はスポーツ新聞でボクシング取材を担当していた先輩ライターが、私にそう言った。
心を揺さぶられる熱い闘いだった。大晦日にはヘビーなほどに――。 東京・大田区総合体育館で行われたWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、内山高志vs.金子大樹のことだ。
これは詐欺である。 「王座統一戦」の看板に偽りありだ。 観る者は、すっかり騙されていた。 12月3日、ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)で行われた「WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦」リボリオ・ソリスvs.亀田大毅のことである。
ヒクソン・グレイシーが現役を引退すると発表したのが2006年だったから、それからもう7年が経ったことになる。ラストファイトは2000年5月26日、『コロシアム2000』(東京ドーム)での船木誠勝戦……それから数えれば13年。長い歳月が経過した。
毎年のことだが、季節は突然に変わる。 つい数日前までの暑さが、スッカリと消え、夜、街を歩いているとジャケットを羽織っても肌寒く感じる。時が流れるのは速いもので、今年も、もう10月である。
9月3日、亀田大毅(亀田)が、ロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)に判定勝利を収め、IBF世界スーパーフライ級王座を獲得した。 決して誉められた内容ではなかったし、レベルの高い闘いでもなかった。互いに減量に苦しんだのだろう。そのためにスタミナを気にして前半は打ち合おうとはせず、後半に勝負を持ち込もうとしていた。結局は決定打を欠きあう。「勇気」が感じられない試合だった。
プロボクシング注目の一戦が行われる8月25日まで、いよいよ1カ月を切った。この日、東京・有明コロシアムで、ロンドン五輪ミドル級金メダリスト・村田諒太(三迫)がプロのリングに登場する。プロデビュー戦の相手は東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(ワタナベ)。いきなりの「日本人ミドル級最強決定戦」を見逃すわけにはいかない。
素晴らしいマッチメイクだと思う。いまからワクワクする。お茶の間のファンとディープなボクシング好きの両方に多大な期待を抱かせる好カードと言えるだろう。8月25日、東京・有明コロシアムで行われる村田諒太(ロンドン五輪ボクシング・ミドル級金メダリスト、三迫)プロデビュー戦の話だ。