水泳・陸上

乾&三井ペア、日本勢4大会ぶりメダル 〜世界水泳〜

 現地時間26日、水泳の世界選手権3日目がロシア・カザンで行われ、シンクロナイズドスイミングのデュエット・テクニカルルーティン(TR)決勝で日本の乾友紀子(井村シンクロクラブ)&三井梨紗子(東京シンクロクラブ)組が92.0079点で銅メダルを獲得。2007年のオーストラリア・メルボルン大会以来、日本勢4大会ぶりの表彰台に上がった。12年ロンドン五輪金メダルペアのナタリア・イーシェンコ&スベトラーナ・ロマシナ組(ロシア)が95.4672点で優勝した。新種目の男女混合デュエットTRは、ビル・メイ、クリスティナ・ジョーンズ組(米国)が制した。安部篤史(トゥリトネス水泳部)&足立夢実(国士舘シンクロクラブ)組が82.3509点で5位に入った。

日本競泳躍進の理由 〜萩原智子インタビュー〜

 今月25日から、世界水泳ロシア・カザン大会が始まる。今大会の競泳日本代表は、個人種目で金メダルを獲得すれば、来年のリオデジャネイロ五輪代表に内定する。2012年のロンドン五輪で、戦後最多11個のメダルを獲得した日本競泳陣はカザンで勢いを加速させたい。00年シドニー五輪で2種目入賞を果たした萩原智子は現在、日本水泳競技連盟の理事を務める。昨年4月より同連盟に新設されたアスリート委員会委員長の萩原に、二宮清純が競泳界の現状を訊いた。

第68回 血流改善に理想的なバイオラバー

「冬場で30分かかっていたウォーミングアップがバイオラバーのマットを敷いて実施すると10分で体がほぐれた」 「捻挫の際、バイオラバーのサポーターを巻くと、短時間で腫れが引いた」  山本化学工業のバイオラバーは、ウォーミングアップやケアに必要なアイテムとして、実際に使用したアスリートに受け入れられている。

右代、十種競技6連覇&世界選手権代表 女子七種はヘンプヒルが初優勝 〜日本陸上競技選手権混成〜

 5日、世界陸上競技選手権(8月・北京)の日本代表選考会を兼ねた「第99回日本陸上競技選手権大会混成競技」最終日が長野市営陸上競技場で行われた。男子十種競技は右代啓祐(スズキ浜松AC)が8058点で制し、歴代単独2位となる6連覇を達成。これにより右代の世界選手権代表入りが決まった。女子七種競技はヘンプヒル恵(中央大)が5622点で初優勝した。

第73回 世界最高峰の走り、跳躍を目撃せよ 〜IAAFダイヤモンドリーグ〜

 国際陸上競技連盟(IAAF)が主催する最高峰のリーグ戦「IAAFダイヤモンドリーグ」が今年も熱戦を繰り広げている。ダイヤモンドリーグは5月から9月にかけて、年間14大会(15戦)を開催、1大会につき16種目が行われる。既に5月のドーハ大会を皮切りに、7戦が終了した。後半戦のスタートとなるのが、第8戦パリ大会(5日)だ。

伊藤愛里(住友電工陸上競技部/愛媛県松山市出身)最終回「真価が問われる進化のプロセス」

 女子100メートルハードルの日本記録は、2000年に金沢イボンヌがマークした13秒00。それから15年止まったままの時計。“13秒の壁”を超えることは、日本女子陸上界の悲願である。住友電工に所属する伊藤愛里も、そこに挑戦するハードラーの1人だ。しかし、彼女自身もまた“壁”に直面している。パーソナルベスト(13秒27)は4年前から塗り返られていない。 「自己ベストが見えないことには、その先はクリアできない。そこをどうすればいいのか追求し、解明したいんです」  社会人4年目の今シーズン、伊藤は変化を求めている。

男子200M・藤光、5年ぶりのV 2位タイの高瀬とともに世界陸上内定 〜日本陸上競技選手権〜

 27日、世界陸上競技選手権(8月、中国・北京)の日本代表選考会を兼ねた「第99回日本陸上競技選手権大会」2日目が行われた。男子200メートルは藤光謙司(ゼンリン)が20秒32の自己ベストで優勝。5年ぶり2度目の優勝。藤光は2位タイに入った高瀬慧(富士通)とともに世界選手権代表入りを決めた。また1万メートルの鎧坂哲哉(旭化成)、走り高跳びの戸邉直人(つくばTP)、棒高跳びの荻田大樹(ミズノ)の男子3種目の優勝も世界選手権代表に内定。女子200メートルで5連覇を達成した福島千里(北海道ハイテクAC)も北京行きの切符を手にした。そのほかの種目では20連覇中の室伏広治(ミズノ)が欠場した男子ハンマー投げは野口裕史(群馬綜合ガード)が初優勝を収めた。

伊藤愛里(住友電工陸上競技部/愛媛県松山市出身)第3回「駆け出した日本一への道」

 中学時代は全国大会に縁がなかった伊藤愛里。3年時には四国大会で表彰台に上がったものの、全日本中学校選手権の出場経験はない。しかし、彼女の競技人生は済美高に進んでから一変する。3年連続で全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場。高校入学前は「陸上のイロハを知らなかった」という伊藤が、インターハイ常連となるまで成長を遂げたのは、なぜか――。

伊藤愛里(住友電工陸上競技部/愛媛県松山市出身)第2回「“花より団子”でスタートした競技人生」

「わかりました。入ります!」。中学に入学したばかりの頃、伊藤愛里は部活動見学を経て、陸上部への入部を決めた。当初は「テニスウェアが可愛いから」という理由でテニス部に入る予定だった。しかし、伊藤はラケットを手にしなかった。  彼女は照れくさそうに真相を話す。 「実はアメちゃん、もらったから入りました。友達と『陸上部も回ろうか』と行った時に、部の先輩から飴をいただいたんです。それが理由なんです」  12歳の少女は可愛いテニスウェアよりもアメちゃんに惹かれ、陸上への道を選んだ。“花より団子”でスタートした彼女の競技人生は、今もなお続いている。

伊藤愛里(住友電工陸上競技部/愛媛県松山市出身)第1回「“自問自答”する笑顔のハードラー」

 各選手がスタートラインに立ち、レーンごとに名前をコールされる。陸上競技のトラック種目ではありふれた光景だ。自らの番が回ってくると、彼女は満面の笑みを浮かべ、手を挙げる。一礼した後も、その生き生きとした表情が解かれることはない。  彼女の名は伊藤愛里。住友電工陸上競技部に所属する100メートルハードラーだ。本人によれば、屈託のない笑顔は、自然と生まれるものだという。 「レースが本当に楽しいんですよね。私自身が意識しているというよりも、会場の皆さんに鼓舞されて、“やれるかもしれん”という気持ちが湧いてくるんです」

第66回 トライアスロンのタイムアップへ

 この春に発表した山本化学工業の競泳用水着素材は4月3日付で国際水泳連盟(FINA)の公認許可を取得した。「両面親水」の加工を施し、水の抵抗のみならず、皮膚との摩擦も限りなく軽減させた新素材は話題になっている。 「“使ってみたい”というオーダーを多数いただいています。かなり需要が高いですね」  山本富造社長は反響に手応えを感じている。

第55回 世界で戦える「競歩」の星

 腰をくねらせながら前進する競歩は、見た目にはコミカルに映る。公園で練習していると、見知らぬジョガーに次々と抜き去られる。 「走って抜き返してやろうと思うこともありますよ」  ソウル五輪男子20キロ競歩代表の酒井浩文が、かつて、そう語っていたことを、ふと思い出した。

トビウオジャパン、4冠・萩野&渡部ら25名を選出 〜競泳世界選手権〜

 13日、日本水泳競技連盟は都内のナショナルトレーニングセンターで世界選手権・競泳競技(8月、ロシア・カザン)の日本代表を発表した。日本選手権4冠を果たした萩野公介(東洋大)、渡部香生子(JSS立石)ら25名が選ばれた。世界選手権では男女各20種目に加え、今大会から混合2種目(400メートルフリーリレー、400メートルメドレーリレー)が追加された。リレー種目で12位以内に入れば、リオデジャネイロ五輪の出場枠を獲得。また個人種目での金メダル獲得者は同五輪代表に内定する。

萩野&渡部、4冠達成 14歳・池江は女子50Mバタフライ優勝 〜競泳日本選手権〜

 12日、第91回競泳日本選手権の最終日が行われた。男子400メートル個人メドレー決勝は萩野公介(東洋大)が4分8秒54で制した。萩野は同種目を4連覇し、史上初の3年連続の4冠以上(2013年は5冠)を達成した。一方、女子も200メートル平泳ぎを制した渡部香生子(JSS立石)が4冠。女子の4冠は萩原智子以来、13年ぶり2人目の快挙を成し遂げた。萩野は瀬戸大也(JSS毛呂山)と、渡部は金藤理絵(Jaked)とともに派遣標準記録を突破し、8月の世界選手権代表に内定した。女子50メートルバタフライは、中学3年の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が初優勝を収めた。中学生の日本選手権制覇は19年ぶり。男子100メートルバタフライは藤井拓郎(コナミ)が、女子400メートル個人メドレーは清水咲子(ミキハウス)が昨年に続いての優勝に加え、派遣標準記録をクリアしたため、世界選手権代表入りを果たした。

小関、平泳ぎ2冠達成 入江は背泳ぎ、星はバタフライで2冠 〜競泳日本選手権〜

 11日、第91回競泳日本選手権5日目が行われ、男子200メートル平泳ぎ決勝で小関也朱篤(ミキハウス)が2分7秒77秒の好タイムで初優勝した。2位には立石諒(ミキハウス)が2分9秒54で入った。小関と立石は8月にロシアで行われる世界選手権代表の派遣標準記録(2分9秒90)を突破し、100メートル平泳ぎに続き、代表に内定した。男子200メートル背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)が4連覇を達成。2位に入った金子雅紀(YURAS)とともに派遣標準記録(1分57秒18)をクリアし、世界選手権の代表入り。女子200メートルバタフライは星奈津美(ミズノ)が2分6秒66で制した。星は派遣標準記録(2分7秒87)を突破し、3大会連続の世界選手権代表入りを決めた。女子800メートル自由形は、高校1年の佐藤千夏(スウィン大教)が派遣標準記録に及ばなかったものの、初優勝を果たした。

渡部、女子200M個人メドレーで日本新 萩野は男子200M個人メドレーで4連覇 〜競泳日本選手権〜

 10日、第91回競泳日本選手権4日目が行われ、女子200メートル個人メドレー決勝で渡部香生子(JSS立石)が2分9秒81の日本記録をマークし、3連覇した。渡部は世界選手権の派遣標準記録(2分11秒79)をクリアし、前日の100メートル平泳ぎに続き、2種目で2大会連続の世界選手権代表を決めた。男子200メートル個人メドレーでは萩野公介(東洋大)が1分56秒30の記録で4連覇を達成した。萩野は2位に入った瀬戸大也(JSS毛呂山)とともに派遣標準記録(1分58秒91)を突破し、世界選手権代表に内定。瀬戸は200メートルバタフライ決勝を1分54秒63で制し、同種目でも代表権を獲得した。男女50メートル自由形は、塩浦慎理(イトマン東進)と内田美希(東洋大)が昨年に続き、優勝したが派遣標準記録を超えられなかった。

萩野、自由形2冠達成 渡部&五十嵐も2種目制覇 〜競泳日本選手権〜

 9日、第91回競泳日本選手権3日目が行われ、男子200メートル自由形決勝で萩野公介(東洋大)が1分45秒82で優勝し、3連覇を達成した。萩野は派遣標準記録(1分46秒94)を突破し、8月の世界選手権(ロシア)代表に内定。3年連続で自由形2種目を制した。女子100メートル平泳ぎでは、渡部香生子(JSS立石)が1分6秒45で連覇。渡部は派遣標準記録(1分7秒22)をクリアし、2大会連続の世界選手権代表を決めた。女子200メートル自由形決勝は五十嵐千尋(日本体育大)が制し、3位には中学3年の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が入った。五十嵐と池江は個人での派遣標準記録(1分57秒37)突破はならなかったが、持田早智(ルネサンス幕張)、青木智美(STSC.YW)とともにリレーでの代表入りを果たした。その他の種目は男子50メートル背泳ぎは古賀淳也(第一三共)が、同50メートル平泳ぎは崎本浩成(コナミ)が、女子100メートル背泳は赤瀬紗也香(日本体育大)が優勝したが、いずれも派遣標準記録には届かなかった。女子50メートル自由形準決勝で内田美希(東洋大)が24秒97の日本新記録をマークし、決勝に進出した。

男子100M平泳ぎ・小関&男子100M背泳ぎ・入江が連覇 〜競泳日本選手権〜

 8日、第91回競泳日本選手権2日目が行われ、男子100メートル平泳ぎ決勝で小関也朱篤(ミキハウス)が59秒73で2連覇を達成した。2位には立石諒(ミキハウス)が1分0秒04で入り、北島康介(アクエリアス)は1分0秒18で3位だった。小関と立石は派遣標準記録(1分0秒04)を突破し、世界選手権代表に内定した。男子100メートル背泳ぎ決勝では入江陵介(イトマン東進)が52秒99で優勝。2年連続3度目の優勝を果たした入江は、2位に入った金子雅紀(YURAS)とともに派遣標準記録(53秒67)をクリアし、世界選手権代表入りを決めた。その他の種目では男子50メートルバタフライを川本武史(中京大)が、同800メートル自由形を宮本陽輔(自衛隊)が、女子100メートルバタフライを星奈津美(ミズノ)が制したが、いずれも派遣標準記録には届かなかった。

萩野、400M自由形でV3 〜競泳日本選手権〜

 7日、競泳の世界選手権(8月・ロシア)代表選考会を兼ねた「第91回日本選手権競技大会」が東京辰巳国際水泳場で開幕し、決勝4種目が行われた。昨年4冠の萩野公介(東洋大)は男子400メートル自由形決勝を3分45秒19で制し、この種目3連覇を達成した。萩野は派遣標準記録2(3分46秒18)を突破し、世界選手権代表に内定。女子50メートル平泳ぎは渡部香生子(JSS立石)が31秒07で初優勝を果たすが、派遣標準に届かず、この種目での代表内定とはならなかった。女子50メートル背泳ぎは稲田法子(セントラルスポーツ)が初制覇、同400メートル自由形は五十嵐千尋(日本体育大)が3連覇した。その他、男子200メートル平泳ぎでは北島康介(アクエリアス)が準決勝で全体2位に入り、決勝進出を決めた。

第65回 新水着素材&ゼロポジションで世界と戦え

 4月7日から水泳の日本選手権が東京辰巳国際水泳場で開催される。同選手権は夏の世界水泳(ロシア・カザン)の代表選考会を兼ねており、来年のリオデジャネイロ五輪にもつながる重要な大会だ。最先端の水着素材を発表し続けている山本化学工業でも、選手たちが、どんな好タイムを残すか大いに注目している。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)最終回「狙うは日本人初の19メートル越え」

「技術が一気に変わった年」。宮内育大は、大学2年の1年間をこう表現した。というのも、宮内は自己ベストが初めて17メートル台を突破したのだ。関東インカレでは16メートル23の記録で優勝したものの、その後、関東以外の大学で16メートル後半を投げる選手たちが出てきた。その選手たちとは全日本インカレで戦うことになる。宮内は「このままだと負けるんじゃないか……」と一抹の不安を抱えていた。そんな彼の不安を拭い去るきっかけになったのは、成田合宿で日大陸上部監督・小山裕三に受けた指導だった。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)第3回「失意を乗り越えて掴んだ日本一」

「序盤で16メートル39を投げて、“ここからだ!”という時に伸ばし切れませんでした」  こう振り返る宮内育大の表情には、今でも悔しさがにじみ出ていた。7年前の2008年8月、埼玉インターハイ・陸上男子砲丸投げで宮内は予選1投目を失敗したものの、つづく2投目で16メートル13を投げて予選通過記録(15メートル20)を突破した。事実上の“一発クリア”を果たし、決勝前の練習でも好調を維持。追手前高校陸上部監督の岡村幸文には、他校の指導者の「これは宮内が優勝だな」という声も聞こえてきた。それほど、宮内の調子は良かった。迎えた決勝でも、1投目で16メートル39の自己ベストをマークして1位に躍り出た。しかし、2投目以降で記録を伸ばせず、最終順位は5位。競技終了後、宮内に笑顔はなかった。

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