自分と向き合い、自然体で試合に臨む空手家・清水希容<前編>

<この原稿は「第三文明」2020年6月号に掲載されたものです> 二宮清純: 今回の東京五輪から、空手が正式競技として採用されました。採用が決まったときの気持ちは?清水希容: リオデジャネイロ五輪のとき(16年8月)に採用 […]

「無念無想の一本背負い」古賀稔彦<後編>

――ところで、柔道の高段者になると、組んだだけで瞬間に相手の実力が測れる、とよく言われます。古賀さんほどの達人になると、皮膚が触れただけでも分かるんじゃないですか。古賀稔彦: 皮膚が触れたというのはともかく、組んだだけで […]

伝説のラッシュ(ファイティング原田)

 あのモハメド・アリがその実力を認め、あのマイク・タイソンが憧れた男が、この国にいる。その男はファイティング原田である。“狂った風車”と呼ばれた彼が、息をもつかせぬ猛ラッシュで世界を驚愕させた試合の数々を3年前の原稿で振 […]

「駅伝は走力だけでなく、人間力も必要」<後編> ~創価大駅伝部・榎木和貴監督インタビュー~

二宮清純: ここで少し、監督自身のことについてお聞きします。榎木監督は、高校駅伝の強豪・小林高校(宮崎)から中央大に進学。箱根駅伝では4年連続区間賞を獲得するなど、輝かしい成績を収めています。卒業後は旭化成を経て、沖電気 […]

「駅伝は走力だけでなく、人間力も必要」<前編> ~創価大駅伝部・榎木和貴監督インタビュー~

 創価大学駅伝部は新春に行われた第97回東京箱根間往復大学駅伝競走で往路初優勝、過去最高の総合2位と快進撃を演じた。昨年の総合9位が最高成績だった創価大はなぜ、急成長したのか。部を指導する榎木和貴監督は競技力向上以外に大 […]

欧州に挑んだ男(奥寺康彦)

 コロナ禍において揺れに揺れたJリーグ。その中で、J1昇格1年目の横浜FCが見せているパスサッカーは見事である。横浜FCのそれは、早々と優勝を決めた川崎フロンターレのそれと引けを取らない。横浜FC会長の奥寺康彦は常々、「 […]

重圧は“背負うべき者”が背負う(女子ソフトボール山田恵里)<後編>

二宮 山田選手は日本リーグで、首位打者をはじめ多くのタイトルを獲得しています。通算打率は今シーズンの開幕時点で三割九分。打ち損じがほとんどないような気がします。苦手なピッチャーはいるんですか。山田 打ち取られたという感覚 […]

重圧は“背負うべき者”が背負う(女子ソフトボール山田恵里)<前編>

 日本女子ソフトボール界を代表する強打者・山田恵里。ミート技術の巧みさからついたあだ名は“女子ソフトボール界のイチロー”である。五輪はアテネ、北京の2大会に出場。北京五輪では、主将として金メダル獲得に貢献した。山田が五輪 […]

なでしこジャパン再建で高倉監督が着目したこと

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により東京五輪の1年程度の延期が決定した。サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)の高倉麻子監督は五輪延期の知らせを受け、JFAを通じ、こうメッセージを発した。「これまで通り、粛々と揺 […]

野村克也のID監督論 選手と一緒に喜ぶリーダーはいらない<後編>

二宮: 野村監督のその探求心は、現役時代からのものでしょうね。経験や勘にとらわれない、データ重視のID野球を生んだのも、毎打席の情報を集め、分析するという「学者」のような研究熱ゆえのものです。 <この原稿は20 […]

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