プロ野球のカウントコールは今季からストライクよりもボールが先になる。 つまり「ワンストライクツーボール」は「ツーボールワンストライク」となる。
巨人、阪神でエースとして活躍した小林繁氏(北海道日本ハム1軍投手コーチ)が1月17日、心不全で急死した。57歳だった。小林氏といえば“江川事件”について触れないわけにはいかない。
2010年のプロ野球、最大の注目は埼玉西武に入団した球界最年長投手・工藤公康と超高校級左腕・菊池雄星の“競演”である。
地味だけど勝負強い男――。北海道日本ハムの内野手・小谷野栄一の第一印象を一言で言い表せば、こうなる。 敗れはしたものの、昨季の巨人との日本シリーズで小谷野は一躍、全国区となった。
プロ野球のピッチャーにとってボールの遅さは致命的である。 たとえばルーキーがキャンプ地のブルペンに初めて入ったとしよう。両脇で150キロの剛速球をビュンビュン投げている先輩がいる。 翻って自分のストレートは130キロそこそこ。もうそれだけで「オレはこの世界では喰っていくのはムリ」と自信を喪失してしまう。
2年連続最下位、しかも09年は勝率3割5分4厘と“底割れ”状態の横浜がオフは奮闘している。
投手コーチとして千葉ロッテ、ヤクルト、福岡ダイエー(現ソフトバンク)、巨人の4球団を渡り歩き、7度のリーグ優勝、4度の日本一に貢献したのだから「優勝請負人」といっても過言ではあるまい。
横浜から戦力外通告を受けた工藤公康の埼玉西武入りが決まった。16年ぶりの古巣復帰である。 46歳という年齢を考えれば、西武が最後の球団であることは間違いあるまい。
今秋のプロ野球ドラフト会議では83人の選手が指名を受けた。最後に名前を呼ばれたのが、ジャイアンツ育成5位の神田直輝である。 彼が異色なのは国立大学の教育学部出身というだけではない。準硬式の野球部員なのだ。
ピッチングコーチ出身でチームを日本一に導いた監督といえば1990年代以降では98年の横浜・権藤博監督と埼玉西武・渡辺久信監督の2人しかいない。 「野球は8割方、投手力で決まる」と言われながら、ピッチャー出身者が監督として成功した例は少ない。
レイズからパイレーツに移籍した岩村明憲の出身地は愛媛県宇和島市である。宇和島沖に藤原純友が根城にした日振島があり、海賊の島として知られている。岩村がパイレーツに入ったのも何かの縁か。
「20年にひとりの逸材」と言われる高校球界ナンバーワン左腕・菊池雄星(岩手。花巻東)の交渉権を獲得したのは埼玉西武だった。 それにしても西武はドラフトに強い。
夏の甲子園の優勝投手で野手に転向して成功した例はたくさんある。西田真二(PL学園−法大−広島)、愛甲猛(横浜高−ロッテ−中日)、金村義明(報徳学園−近鉄−中日−西武)、畠山準(池田高−南海・ダイエー−大洋・横浜)らがそうだ。 その流れをくむのが今夏の優勝校、中京大中京のエース堂林翔太だ。 6試合すべてに登板、うち5試合に先発し、同校の43年ぶりの全国制覇に貢献した。
リーグ3連覇を達成した巨人の“新・若大将”といえば、入団3年目、21歳の坂本勇人だ。昨季、ショートのレギュラーとしてフル出場を果たすと、今季は5月からリードオフマンに定着、打率3割1分4厘、18本塁打、60打点をマークし、リーグ優勝に貢献した(9月24日現在)。
国内か米国か――。この号が出ている頃には、もう結論が出ているかもしれないが、花巻東高(岩手)の155キロ左腕・菊池雄星の進路が注目された1週間だった。
今季、新日本石油ENEOSからメジャーリーグのボストン・レッドソックスに入団した田澤純一が大活躍している。
身長171センチ、体重115キロ。 このサイズを見て思い出すのは「ドカベン」こと香川伸行である。 名門・浪商(現大阪体育大学浪商)の主砲として甲子園で活躍し、南海にドラフト2位で入団したのが1980年。10年間のプロ生活で通算460安打、78本塁打を記録した。
イチロー(マリナーズ)がさる9月13日、メジャーリーグ(MLB)史上初となる9年連続の200安打を達成した。 それまでの記録は1894から1901年にウィリー・キーラーによる8年連続。ただし、当時はファールをストライクとカウントしないルールだったため、打者ははるかに優位な立場だった。70年代を中心に活躍し、通算10度の200安打をマークしているピート・ローズでさえ3年連続が最高である。この連続記録がいかに偉業であるかが理解できよう。
主催球団にとっては消化試合のはずのゲームが、この日一番の歓声に包まれた。 9月16日の横浜対東京ヤクルト。7回表1死2塁の場面でマウンドに上がったのが球界最年長投手の工藤公康だ。
負けそうで負けない。落ちそうで落ちない。 最大で借金が8あり、3位の埼玉西武に一時は5.5ゲーム引き離されていた東北楽天がしっかりと3位の座をキープしている。
ナゴヤドームでこのベテランが打席に向かうと、もう、それだけで、割れんばかりの拍手が起こる。 今季限りで引退することをファンが知っているからだが、もちろんそれだけではない。 立浪和義ならなんとかしてくれるとの期待感がファンにはあるのだ。
巨人の高橋由伸といえばゴールデングラブ賞7度受賞の名外野手だが、1塁へのコンバートプランが持ち上がっている。「今のジャイアンツは1塁で大いに苦労している。チーム状況と腰への負担を考えて、1塁をやってみてはどうか」と伝えた原辰徳監督。早ければシーズン中にも「ファースト高橋由伸」が実現しそうな見通し。
上背のあるピッチャーが投じるボールを「2階からくる」と表現することがある。 まさに、そんなボールを投げているのがカープのセットアッパー、マイク・シュルツだ。
今年、巨人は球団創設75周年を迎えた。32回のリーグ優勝、20回の日本一(2リーグ制以降)は、いずれも球界最多だ。 とりわけ1965年から73年にかけてのV9は“不滅の金字塔”としての輝きを、今なお放っている。
メジャーリーグ通算34勝(16セーブ)は日本人としては史上5位タイである。ワールドシリーズのチャンピオンリングは2つも持っている。 伊良部秀輝の高知ファイティングドッグス(四国・アイランドリーグ)入りが決まった。