第346回 お値打ち買いの名古屋商法で首位争いへ 中日トニ・ブランコ内野手

 中日の勢いが止まらない。7月15日から28日にかけて9連勝し、首位・巨人とのゲーム差はついに1.5(30日現在)。完全に巨人を射程圏内にとらえている。  チームを牽引するのが新外国人のトニ・ブランコ。メジャーリーグ経験こそ、2005年のワシントン・ナショナルズ時代の56試合だが、日本に来て素質が一気に開花した。

第345回 ドラフト時の評価を“ハズレ一巡目”が堂々逆転

 球団創設75周年ということで、このところ巨人を特集する出版物が相次いでいる。選手の目玉は3年目の坂本勇人だ。  昨季、彗星のごとく現れ、全試合に出場した。今季はさらにステップアップし、7月8日現在、打率3割3分4厘で首位打者。いまや巨人の顔である。

第342回 WBCの呪いが解けるまで怪腕雌伏の時 レッドソックス・松坂大輔投手

 右肩の張りを理由に、さる6月21日、今季2度目の故障者リスト(DL)入りした。もう、かつての怪腕は戻ってこないのか。  レッドソックスの松坂大輔が肩の不調もあり、大不振にあえいでいる。7月3日現在、8試合に登板し1勝5敗で防御率8.23。

第340回 「病は気から」そして夢をかなえるのも心 ニューヨーク・メッツ 高橋建投手

 40歳のオールドルーキー高橋建(メッツ)が元気だ。6月15日現在、貴重なサウスポーの中継ぎとして14試合に登板している。  14日のヤンキース戦では0−14と大量リードされた7回1死満塁から登板し、松井秀喜から三振を奪った。

第339回 松坂大輔はエースか?

 野球は数字のスポーツだ。試合を観なくても、いくつかの数字を提示してもらえれば、その選手がどういうタイプか、おおよその見当はつく。  近年、米メジャーリーグにおいて「クオリティ・スタート」(QS)という野球用語が、先発投手の安定度をはかる数字として重要視されている。

第338回 足を生かして新しい「3番打者」像確立へ 広島東洋・赤松真人外野手

 2年前のオフ、FAで阪神に移籍した新井貴浩の人的補償として広島にやってきた時、まさか彼が3番を打つことになろうとは誰も予測しなかったに違いない。  5月24日の埼玉西武戦から、赤松真人が広島の3番に座っている。貧打の広島にとっては窮余の一策だ。  3番に座ってからの赤松の打撃成績は30打数9安打の3割、1本塁打、5打点(6月4日現在)。よくやっている方だ。

第336回 「監督の器」とは何かをその身で語る名将 ドジャース ジョー・トーリ監督

 メジャーリーグ、ナショナル・リーグ西地区で首位を快走するドジャースの指揮官、ジョー・トーリといえばメジャーリーグを代表する名将だ。  ヤンキース時代、4度の「世界一」と6度のリーグ制覇を成し遂げている。  1998年から00年にかけての3連覇は今も記憶に新しい。ポストシーズンゲームでは98年=11勝2敗、99年=11勝1敗、00年=11勝5敗と圧倒的な強さを誇った。

第331回 再生工場もお手上げ……が新天地で開花へ 東京ヤクルト・一場靖弘投手

 ノーコンと聞けば、真っ先に思い浮かぶのが一場靖弘だ。ストライクが入らない。四球で塁上を埋め、ストライクを取りにいったところを狙い打ちされる。4年間、その繰り返しだった。「再生工場」の異名をとる東北楽天・野村克也監督も、こと一場に関してはお手上げだった。

第329回 センバツで魅せた逸材が狙う「日本の星」 花巻東高校・菊池雄星投手

 ゆっくり投げているように見えるが、ボールはバッターの手元でビュッと伸びているようだ。好投手の証拠である。  初戦の鵡川(北海道)戦で152キロをマークした花巻東(岩手)の大型サウスポー菊池雄星の評価がうなぎ上りだ。故障でもしない限り、今秋のドラフトで1位指名を受けるのは、ほぼ間違いあるまい。

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