どうにも違和感がぬぐえない。プロ野球選手にとってゴルフは、そんなに悪いことなのか。 練習日にゴルフをしていた中日・松坂大輔が球団から規律違反を理由にペナルティーを科せられた。球団が練習日のゴルフを禁止してい […]
自らの背丈にも満たない打率をスコアボードで目にするのは気持ちのいいものではないだろう。1割6分9厘(5月13日現在)。広島・田中広輔の打率である。 リーグ2連覇を達成した2017年には2割9分をマークした好 […]
そこまで世情にうといタイプだとは思っていなかったが「ディスる」という言葉を知ったのは、恥ずかしながらここ最近である。聞けばディスリスペクトの派生語で、相手を侮辱したり、軽蔑したりすることを意味する表現であるらしい。&n […]
平成のうちに書いておいた原稿が令和元日の紙面を飾る。その紙面をながめるのもまた乙なものだ。 スポーツにとって平成とはどういう時代だったか。スポーツ中継視聴率ランキングが、それを端的に示している。ベスト5は、 […]
「褒める時は無責任でいい。ただ叱る時には責任がいるぞ」。在りし日の小出義雄の言葉をかみしめながら、この追悼文をつづっている。 名伯楽とはこの人のためにあるような言葉だった。スパルタ指導が当たり前の時代、選手の […]
昭和の球場のヤジには下品なものが多かった。だが下品だからといって、それが必ずしも悪いものだとは限らない。中には“ザブトン一枚”と思わずヒザを打ちたくなるようなものもあり、今にして思えばあれはあれでちょっとした幕間の余興 […]
「鯉のぼりの季節まで」。春先にいくら勝ったところで、長続きはしない。弱い頃のカープはよく、こう陰口を叩かれたものだ。4月は白星が先行しても、連休が終わる頃には落ちてくる。その姿は風が止んだあと、ダランと屋根にしなだれかか […]
素朴な疑問がある。監督に「人望」は必要か? 引退記者会見でのイチローの「僕には人望がない」発言が耳目を集めたのは、誰にとっても比較的、身近なイシューだったからだろう。「社長に人望はいるのか?」「理事長に人望はいるのか? […]
尖閣諸島、竹島、北方領土……。国境問題や安全保障の専門家として、メディアに引っ張りだこの山田吉彦東海大学教授の研究領域はもっぱら「海」だが、学生時代は「陸」に青春を賭けていた。 千葉・佐倉高陸上競技部時代の […]
春分の日に現役引退を発表したイチローは、これまで2回、国民栄誉賞の打診を辞退している。最初は01年だ。この年、イチローのMLBのルーキーとして新人王、MVP、首位打者などに輝いている。辞退の理由は「国民栄誉賞をいただく […]
五輪はイノベーションのショーウインドーでもある。ユニットバスが64年東京五輪開催をきっかけに誕生したことは広く知られている。 国家開闢以来の訪日客をどう迎えるか。ホテルも足りなければ、人手も足りない。短い工 […]
9日付けの本紙に寄稿したザ・デストロイヤーへの追悼文に対する反響の大きさは想定していた以上だった。1963年5月24日、東京体育館の天井裏から宮崎仁一郎カメラマンが撮影した写真のインパクトに依るものだろう。デストロイヤ […]
ジ・インテリジェント・センセーショナル・デストロイヤー。それが7日(日本時間8日)に他界した「白覆面の魔王」ザ・デストロイヤーの正式なリングネームである。 マスター(修士)の学位を持つインテリレスラーは、し […]
8年前の3月11日、東北地方の太平洋側を中心に、最大震度7の大地震が襲った。死者・行方不明者合わせて1万8431人(2018年12月現在)。被災地の惨状を伝えるニュースを編集した映像を、サッカー女子日本代表(なでしこジ […]
亥年生まれの同級生たちは皆、今年還暦を迎える。早生まれの私は1年の“猶予”があるが、赤いちゃんちゃんこが近づいてくると思うとゾッとする。あれを着せられるくらいなら、苦手な納豆を、鼻をつまんで数粒口に運ぶほうがまだマシだ […]
子どもを死に至らしめる虐待事件が相次いでいる。これを受け、政府・与党が児童虐待防止に向け、両親など家庭内の体罰を禁止する法改正の検討に入ったと、17日付けの毎日新聞が報じていた。 記事によると民法で定められ […]
セントラル・リーグとパシフィック・リーグ。プロ野球が1リーグ制から2リーグ制に移行したのが1950年。2リーグ分立70シーズン目の今季は、プロ野球におけるひとつの節目と考えていいだろう。 2リーグ制に舵を切 […]
平成も、残り3カ月を切った。30年余の名勝負を振り返る特集がスポーツメディアにおいては花盛りだ。相撲では2001年(平成13年)5月場所、千秋楽での一番をあげる者が少なくない。横綱貴乃花と同武蔵丸はともに13勝2敗で並 […]
「野球のまち」として知られる徳島県阿南市に所在する富岡西高が「21世紀枠」でのセンバツ初出場を決めた。創立123年の歴史を誇る伝統校だ。2015年より「あなん未来会議委員」を仰せつかっている身として、心よりお祝い申し上げ […]
豊予海峡の東側の愛媛県で生まれ育った私は、西側の大分県人に対し、いささかコンプレックスがある。 いい例が豊予海峡で獲れるアジやサバだ。西側の大分県側の佐賀関で水揚げされると「関アジ」「関サバ」と […]
今回の長野久義を含め、過去、広島には5人の首位打者経験者が移籍してきている。ひとり目は松竹から1953年にやってきた小鶴誠だ。大映時代49年、打率3割6分1厘をマークし、1リーグ制下で最後の首位打者に輝いている。&nb […]
2億1千万円の選手の穴を2億2千万円の選手で埋める――。FAで丸佳浩を巨人にさらわれた広島が狙っていたのは長野久義だった。制度的には「人的補償」を利用しての損失補填だが一見すると昭和風の「大型トレード」のようでもある。 […]
平成最後の年の瀬も、いよいよ押し迫ってきた。スポーツにおける平成とは、果たしてどんな時代だったのだろう。それを一言で言い表すのは難しいが、私にはグローカル(glocal)という言葉がストンと胸に落ちる。言うまでもなくグ […]
プロ野球ができて80年以上たつが私が知る限りにおいて政治記者出身の監督は大阪タイガースや広島カープなどの指揮を執った石本秀一だけである。広島在住のライター西本恵がこの11月に上梓した「日本野球をつくった男――石本秀一伝 […]
変人とは言わないまでも、ピッチャーにはユニークな個性の持ち主が多い。最大級の褒め言葉を用いれば「まれびと」である。協調性よりも独創性が重視されるポジションゆえ、当然と言えば当然か。 その中でも、 […]