ボクシングの世界タイトルマッチが31日、東京と大阪で5試合行われ、東京・大田区総合体育館でのWBA世界スーパーフェザー級王座統一戦は王者の内山高志(ワタナベ)が暫定王者のブライアン・バスケス(コスタリカ)に8R3分0秒TKO勝ちし、6度目の防衛を果たした。同世界スーパーフライ級タイトルマッチは同級8位の挑戦者・河野公平(ワタナベ)が王者のテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)を4R2分8秒KOで下し、3度目の世界戦で初のベルト奪取に成功。WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは王者の佐藤洋太(協栄)が同級5位の挑戦者・赤穂亮(横浜光)との日本人対決を判定で制し、2度目の防衛を決めた。また大阪・ボディメーカーコロシアムで開催されたWBA世界ライトフライ級王座決定戦は同級2位の井岡一翔(井岡)が同級5位のホセ・アルフレド・ロドリゲス(メキシコ)を6R2分50秒で破り、日本人史上最速となる11戦目での2階級制覇を達成した。WBA世界ミニマム級王座決定戦では同級2位の宮崎亮(井岡)が同級4位のポンサワン・ポープラムック(タイ)を2−1の判定で勝利し、新王者となった。この結果、日本人男子の現役世界王者は一気に8人に増えた。
2012年の格闘技を締めくくる「DREAM.18 GLORY4 〜大晦日SPECIAL2012〜」が31日、さいたまスーパーアリーナで開催され、総合格闘技のDREAMで8試合、立ち技のGLORYで19試合が行われた。日本初開催となったGLORYではヘビー級16選手によるワンデー・トーナメントが実施され、セミー・シュルト(オランダ/正道会館)が4試合を勝ち抜き、優勝した。K-1 WORLD GPを3度制したベテランのピーター・アーツ(オランダ)は初戦で敗退。同GPを3度優勝しているレミー・ボンヤスキー(スリナム/ボンヤスキー・ジム)も2回戦で敗れた。
現役世界王者が一時は史上最多の9名に増え、日本人同士による初の世界王座統一戦が行われるなど、2012年の日本ボクシング界も盛り上がりを見せた。しかし、世界タイトルを獲るのは軽量級が主で、現在、強豪ひしめくミドル級で世界のベルトを巻く選手は出ていない。95年12月、日本人では困難と言われたこの階級で初めてWBAミドル級王座に挑戦し、タイトルを奪ったのが竹原慎二だ。今もなお、日本人唯一の元ミドル級チャンピオンである竹原に、改めて“奇跡”と呼ばれた17年前の世界戦勝利を振り返ってもらった。
ボクシングのWBA世界バンタム級王座統一戦が4日、大阪BODYMAKERコロシアムで行われ、王者の亀田興毅(亀田)は暫定王者のウーゴ・ルイス(メキシコ)に2−1の判定勝ちを収め、5度目の防衛と王座統一に成功した。前回の防衛戦で左手を骨折し、8カ月ぶりの試合となった亀田は、足を使って相手とうまく距離をとりながら、コンパクトにパンチをまとめ、KO率9割を誇る難敵を下した。
ボクシングのWBC世界ダブルタイトルマッチが3日、宮城県のゼビオアリーナ仙台で行われ、バンタム級では王者の山中慎介(帝拳)が同級7位の挑戦者トマス・ロハス(メキシコ)を7R36秒KOで下し、2度目の防衛に成功した。序盤からペースをつかんだ山中は最後に得意の左を連続して相手の顔面に決め、圧巻の勝利を収めた。またフライ級では王者の五十嵐俊幸(帝拳)が同級7位で挑戦者のネストール・ナルバエス(アルゼンチン)を2−0の判定で辛くも下し、初防衛を果たした。
ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチが27日、東京国際フォーラムで行われ、王者の粟生隆寛(帝拳)は同級4位の挑戦者ガマリエル・ディアス(メキシコ)に0−3の判定負けを喫し、4度目の防衛に失敗した。粟生は立ち上がりから相手の右ストレートを何度も被弾。得意の左で応戦するも、ペースをつかめないまま、相手にポイントを稼がれた。王座陥落により、実現が取りざたされていたWBA世界同級王者の内山高志(ワタナベ)との統一戦は遠のき、日本人の現役王者は5人に減った。
「K-1 Rising 2012 k-1 World GP FINAL16」が14日、東京・両国国技館で開催された。K-1は昨年、主催会社の経営難などで活動休止状態に陥っていたが、今年より新たに「K-1 Global Holdings」が母体となり、興行を再開。今回は新生K-1による日本初開催の大会となった。2年ぶりに行われたヘビー級のWorld GPではベスト8をかけた戦いが繰り広げられ、メインではミルコ・クロコップ(クロアチア/クロコップ・スクワッドジム)が登場。対戦相手のランディ・ブレイク(米国/アポロ・マーシャルアーツ)から2Rでダウンを奪うも、3Rに不意を突かれてダウンを返される。しかし、それまでのポイントで上回り、2−0の判定で初戦を突破した。唯一の日本人対決は上原誠(士魂村上塾)が2Rに右ハイキックでダウンを奪ったリードを守りきり、ベテランの天田ヒロミ(デジタル・スピリッツ)に判定で勝利した。この大会のFINALは12月26日に米国ニューヨークで実施される。
ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦が14日、米国カリフォルニア州カーソンで行われ、WBC名誉王者の西岡利晃(帝拳)はWBO王者のノニト・ドネア(フィリピン)に9R1分54秒TKO負けを喫した。西岡は立ち上がりからスピードのある相手に対して守勢に回る展開。6Rには左アッパーをくらってダウンをくらうと、9Rはドネアをロープに詰めたところをカウンターの右で倒される。一度は立ち上がった西岡だが、陣営が続行不可能と判断し、試合を止めた。
レスリングの女子世界選手権(カナダ・ストラスコナカウンティ)は28日、55キロ級が行われ、9大会連続優勝中の吉田沙保里(ALSOK)が10連覇を達成した。これで先の五輪での3連覇と合わせて、世界大会では13大会連続の世界一。レスリングでは男子グレコローマンスタイル130キロ級でアレクサンドル・カレリン(ロシア)が12大会連続で優勝しているのが最高で、前人未踏の偉業を成し遂げた。
欧州で大会を興行している立ち技格闘技団体の「GLORY」が20日、都内で会見を開き、日本初開催となる「GLORY 4 Tokyo」を12月2日に千葉・幕張メッセで行うと発表した。この大会は「GRAND SRAM HEAVYWEIGHT」と銘打ち、ヘビー級16選手によるワンデートーナメントが実施される。参戦するのはピーター・アーツ(オランダ)、セーム・シュルト(同)、レミー・ボンヤスキー(同)ら日本でもおなじみの強豪ファイターたち。主催するグローリー・スポーツ・インターナショナルのピエール・アンドゥランドチェアマンは「クローリーが、キックボクシングと格闘技界におけるワールドカップのような存在であると自負している」と語り、大会成功に自信をのぞかせた。
日本史上初の現役王者同士による王座統一戦から3カ月、激闘を制したWBA世界ミニマム級王者・井岡一翔(井岡)は、2階級制覇へ向けて次戦以降はライトフライ級に上げる考えを表明している。もともとプロデビュー時よりライトフライ級で戦っており、減量が楽になる分、さらに成長した姿をリング上で見せてくれそうだ。そんな今をときめく若きチャンピオンに二宮清純が約1年ぶりにインタビュー。勝負に対する王者ならではの考えを訊いた。
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが1日、大阪・住吉スポーツセンターで行われ、同級10位で元同級王者の名城信男(六島)が、現王者のテーパリット・ゴーキャットジム (タイ)に挑戦したが、0−2(113−115、114−115、114−114)の判定で敗れて2度目の王座返り咲きはならなかった。名城はこの試合を「負ければ引退」と位置づけ、終盤に猛攻をみせたが、相手を倒せず、僅差で及ばなかった。名城は試合後、現役引退を表明した。
ボクシングの現役世界王者を4人も抱える名門・帝拳ジム。そのひとりが4月に難敵・ビック・ダルチニャンを下し、初防衛に成功したWBC世界バンタム級王者の山中慎介だ。指導する大和心トレーナーが「真っすぐ最短距離で打って、相手にダメージを与えられる」というパンチの正確性や力強さはもちろん、敵の攻撃を素早くかわして懐へ飛び込める鋭いステップもチャンピオンの武器である。この10月で30歳を迎える山中に、自身のボクシングスタイルや今後について二宮清純が訊いた。
ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃(帝拳)が10月13日(現地時間)にWBO・IBF世界同級王者のノニト・ドネア(フィリピン)と米国カリフォルニア州カーソンで王座統一戦を行うことが決まり、都内ホテルで会見を開いた。この試合が西岡にとっては8度目の防衛戦。またWBC、WBO、IBFの3団体のベルトをかけた一戦となる。自身が熱望していた対戦が決まり、西岡は「実現して本当にうれしい。ワクワクしている。スーパーバンタム級の頂上決戦を僕自身、楽しみにしている」と静かな口調ながら興奮を抑えきれない様子だった。
ボクシングのダブル世界タイトルマッチが16日、埼玉県のウイング・ハット春日部で行われ、WBA世界スーパーフェザー級では王者の内山高志(ワタナベ)が、挑戦者マイケル・ファレナス(フィリピン)と偶然のバッティングにより、右目上を負傷。3R途中で試合続行不可能となり、規定によりテクニカルドローで内山が5度目の防衛に成功した。またWBCフライ級では挑戦者の五十嵐俊幸(帝拳)が、王者のソニー・ボーイ・ハロ(フィリピン)を2−1の僅差の判定で下し、世界初挑戦でベルトを奪取した。これで日本人男子の現役世界王者は8人に増えた。
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが8日、横浜文化体育館で行われ、王者の佐藤洋太(協栄)が、同級1位の挑戦者シルベスター・ロペス(フィリピン)を3−0の判定で下し、初防衛を果たした。佐藤は終始スピードで相手を圧倒。左ジャブ、右フックを的確に当て、強打の挑戦者を寄せ付けなかった。
ボクシングのWBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦が20日、大阪・ボディメーカーコロシアムで行われ、WBC王者の井岡一翔(井岡)がWBA王者の八重樫東(大橋)を3−0で下し、自身3度目の防衛を果たすとともにWBAのベルトを奪取した。異なる団体の日本人世界王者がタイトルマッチで戦うのは史上初めて。井岡は細かいパンチを的確に当て、強打で迫った八重樫を僅差で退けた。
ボクシングWBAスーパーフェザー級王者の内山高志が7月16日に地元の埼玉県春日部市で5度目の防衛戦(対戦相手は交渉中)を行うことが決まった。昨年大晦日の王座統一戦では暫定王者のホルヘ・ソリス(メキシコ)を終始圧倒し、11RTKO勝利を収めた。プロでの18戦中、KO勝ちは世界戦5連続を含む15回。驚異の強さを誇るチャンプに、二宮清純がインタビューした。
女子レスリングの坂本日登美は51キロ級で世界選手権6度の優勝と無敵の強さを誇っていた。だが、不運なことに51キロ級は五輪では実施されない。階級を上げて、55キロ級で五輪出場を目指すも、アテネ、北京の代表選考につながる大会では、いずれも女王・吉田沙保里の前に敗退。北京五輪後は現役を引退し、コーチ業に専念していた。しかし一昨年、48キロ級に階級を下げて、再びマットに戻る。結婚して姓も小原に変え、世界選手権を連覇。「51キロの坂本日登美とは全く違うレスラーになった」と周囲も驚く進化を遂げ、念願の五輪切符をつかんだ。大舞台に挑む31歳に二宮清純がインタビューした。
ボクシングのWBCダブル世界タイトルマッチが6日、東京国際フォーラムで行われ、スーパーフェザー級では王者の粟生隆寛(帝拳)が同級1位の挑戦者ターサク・ゴーキャットジム(タイ)を3−0の判定で下し、3度目の防衛を果たした。またバンタム級では王者の山中慎介(帝拳)が、同級4位の挑戦者で元スーパーフライ級王者のビック・ダルチニャン(オーストラリア)をこちらも3−0の判定で破り、初防衛を果たした。
ボクシングのWBAダブル世界タイトルマッチが4日、横浜アリーナで行われ、バンタム級では王者の亀田興毅(亀田)が挑戦者の同級11位ノルディー・マナカネ(インドネシア)を3−0の判定で下し、4度目の防衛を果たした。一方、スーパーフライ級王座統一戦では休養王者の清水智信(金子)が正規王者のテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)に9R2分15秒TKOで敗れ、王座を失った。この結果、日本人の現役世界王者は8人に減った。
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが27日、東京・後楽園ホールで行われ、同級4位で挑戦者の佐藤洋太(協栄)が、王者のスリヤン・ソールンビサイ(タイ)を3−0の判定で下し、世界王座を奪った。27歳の佐藤は世界初挑戦でうれしいベルト奪取。これで日本人男子の現役世界王者は史上最多の9名に増えた。
ボクシングの世界タイトルマッチが31日、横浜と大阪で行われ、横浜文化体育館でのWBA世界スーパーフェザー級王座決定戦は王者の内山高志(ワタナベ)が暫定王者のホルヘ・ソリス(メキシコ)を11R19秒TKOで下し、4度目の防衛を果たした。世界タイトル奪取から5試合連続のKO勝利は自身の持つ記録を更新し、日本人史上最多。また大阪府立体育会館で開催されたWBC世界ミニマム級タイトルマッチは王者の井岡一翔(井岡)が同級10位の挑戦者ヨーグドン・トーチャルンチャイ(タイ)を1R1分38秒KOであっさりと退け、2度目の防衛を収めた。なお、横浜でWBA世界フェザー級タイトルマッチに挑んだ細野悟(大橋)は、王者のセレスティノ・カバジェロ(パナマ)に0−3の判定で敗れた。
2011年の格闘技を締めくくる「元気ですか!! 大晦日!! 2011」が31日、さいたまスーパーアリーナで開催され、全17試合が行われた。メインイベントとなった“人類最強の男”エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル・スポーツクラブ)と北京五輪柔道金メダリスト・石井慧(アイダッシュ)の対戦はヒョードルがパンチで圧倒し、1R2分34秒KO勝ち。DREAMライト級タイトルマッチでは王者の青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA)が、同フェザー級タイトルマッチでは王者の高谷裕之(高谷軍団)が揃って勝利し、防衛に成功した。また同バンタム級世界トーナメントではビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/FIGHT TEAM BIBIANO)が優勝した。
レスリングの全日本選手権は23日、東京・代々木競技場第2体育館で最終日を迎え、女子55キロで吉田沙保里(ALSOK)が10連覇を達成し、来年のロンドン五輪の代表に決定した。また同63キロ級では伊調馨(ALSOK)が3年連続9度目の優勝を飾り、同じくロンドン行きの切符を手にした。両者ともに9月の世界選手権を制して五輪の出場枠を確保しており、この大会の優勝が代表入りの条件となっていた。これで今大会では男子フリースタイル66キロの米満達弘、女子48キロ級の小原日登美(いずれも自衛隊)と4人の五輪代表が決まった。