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西本恵「カープの考古学」第62回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その12/日本の国際社会復帰。広島からのエール>

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「カープの後援会の設立を、ここに宣言します」。その声は広島総合球場に響き渡った。昭和26年7月29日のことであった。この雄叫びが、球団関係者をはじめファンにとっていかに心強かったことか。発足から経済的
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西本恵「カープの考古学」第61回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その11/カープ史に汚点。記念すべき日に刃傷沙汰か!?>

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 昭和26年7月29日、広島カープの後援会の発会式が開催された。後援会といっても、単なるファンの集いではない。親会社のないカープ球団にとって、球団運営資金を出資し続ける、親会社代わりとなる組織である。
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西本恵「カープの考古学」第60回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その10/ついに迎えた発会式。溢れるファンの思い>

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 広島カープ後援会の発会式は、あいにくの悪天となって延期を余儀なくされ、試合前に開催されることとなった。一方カープの後援会費は増加の一途をたどる。戦後、娯楽の少ない時代にファンの思いはカープに託された
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西本恵「カープの考古学」第59回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その9/ぞくぞくと集まる後援会費>

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 広島カープは、果たして存続できるのか、危機にたびたび遭遇する2年目(昭和26年)のシーズン。カープが戦う相手は、セ・リーグの他の6球団だけではなかった。親会社のないカープは資金難から、選手の補強はわ
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西本恵「カープの考古学」第58回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その8/敗者への分配金はわずか3割。町内会組織への呼び掛け>

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 カープ2年目のシーズンの苦労はなんといってもお金だ。親会社がないことから球団運営資金に事欠いた。それを、石本秀一監督が生み出した後援会構想により、県民・市民から寄せられる後援会費や、球場前に置かれた
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西本恵「カープの考古学」第57回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その7/指揮官不在の2年目。石本の真骨頂>

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 親会社のないカープが、プロ野球チームとして存続するためには、とにもかくにもお金が必要だ。広島県内各地に後援会が設立され、こうした県民市民ら一人ひとりが後援会費を捻出する日々が始まった。折もおりカープ
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西本恵「カープの考古学」第56回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その6/遅れた開幕、エース長谷川の復帰で光明>

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 カープが2年目のシーズンを開幕できたことは奇跡に近い出来事であった。さまざまな無理難題が次々に浴びせられる中、遅ればせながらも4月7日に初戦を迎えた。長いカープ史の中でも忘れられないシーズンであった
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西本恵「カープの考古学」第55回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その5/「勝率3割」切りなら解散!? 2年目シーズン襲った第三の試練>

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 プロ野球セ・パ分裂から2年目のシーズン。さまざまな試練を耐え忍んで迎えた開幕だった。最初の試練は、開幕前に行われた大阪トーナメント大会に参加する遠征費がなかったこと。球団財政が泥沼化し、選手の給料は
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西本恵「カープの考古学」第54回<カープ飛躍の契機、後援会設立編その4/試練乗り越え迎えた開幕戦。チーム救ったルーキー右腕>

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 広島カープが2年目のシーズンに入る前、財政状況が泥沼化していた球団は“風前の灯火”状態だった。しかし、初代監督・石本秀一の発案による後援会構想により、わずかながら光明が差し込んできた。一方、カープの
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