プロ野球

第95回 藤川よ、スタートダッシュでチャンスをつかめ!

 ドラフト会議前にはメジャーリーグ行きを表明していた大谷翔平選手の北海道日本ハム入りが正式に決定しましたね。栗山英樹監督は投手と野手との“二刀流”を考えているようですが、いずれにせよ、将来は日本を代表とする選手になり得る逸材であることには変わりありませんから、今後が楽しみです。さて、そんな中、ストーブリーグまっただ中のメジャーリーグからは次々と日本人選手の契約合意の朗報が届けられています。その中で6年越しの夢を叶えたのが、藤川球児投手です。日本を代表するクローザーですから、メジャーでどんなピッチングを見せてくれるのか、注目選手の一人です。

阪神6位・緒方凌介「成長を促したリーダーとしての自覚」 〜ルーキーたちの軌跡No.4〜

 東洋大学125周年を迎えた2012年、同大野球部は東都リーグ6連覇、全日本大学選手権3連覇がかかっていた。その大事な年に主将に任命されたのが、緒方凌介だ。ドラフトの候補にも挙げられていた緒方にとって、まさに大一番。ところが――。野球の神様は、緒方に最大の試練を与えた。

阿部慎之助、自ら明かすバッター・阿部の攻略法

 MVP、正力松太郎賞、首位打者(打率.340)、打点王(104打点)、最高出塁率(.429)、ベストナイン、最優秀バッテリー賞(内海哲也との受賞)……。7つのタイトルを獲得した阿部慎之助の存在を抜きに、今季の巨人の“5冠”(交流戦、レギュラーシーズン、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズ)は語れない。原辰徳監督が「慎之助のチーム」と認めるように、まさに攻守にわたる扇の要だ。日本代表・山本浩二監督からの信頼も厚く、来春のWBCでは侍ジャパンの主将にも任命されている。大黒柱としてチームを支える心境を二宮清純が訊いた。

吉井理人(前プロ野球コーチ)<前編>「斎藤佑樹、来季の光明」

: 北海道日本ハムでの5年間のコーチ生活、お疲れ様でした。今回は慰労も兼ねてを用意しました。グラス片手に積もる話ができればと思っています。 : ありがとうございます。お酒はあまり強くないのですが、楽しくいただきます。酔っ払って、あまり話し過ぎない程度で(笑)。

埼玉西武3位・金子侑司「足が武器の“ポスト中島”」 〜ルーキーたちの軌跡No.3〜

 今オフ、メジャーリーグに再挑戦する中島裕之(埼玉西武)の後釜として期待されているのが、ドラフト3位で指名された金子侑司だ。50メートル5秒7の俊足と強肩の持ち主で、バットコントロールにも定評がある。まさに“走攻守三拍子そろった”プレーヤーだ。球団からの期待の声も大きい金子に現在の心境、そして野球観を訊いた。

第520回 着実に布石を打つ勝負師の意地 WBC日本代表・山本浩二監督

 来年3月に開催されるWBCで3連覇を目指す野球日本代表監督に就任した山本浩二はスモール・ベースボールを標榜している。 「国際試合では、そう点は取れないだろうから、足をからめて得点したい。やはりピッチャーを中心にした守りの野球になるんじゃないかな」

WBC日本代表私案

 ダルビッシュ有(レンジャーズ)はWBC不参加を表明する声明文でこう書いた。 <I have decided with my team of advisors that getting ample rest is the most important thing for me right now…>  いや、何も英語を引用しなくてもいいのだが、ちょっとカッコつけてみました。英語がカッコいいなどという感性は、我ながらどうかと思いますが(笑)。

広島4位・下水流昂「目指すはHonda先輩・長野久義」 〜ルーキーたちの軌跡No.2〜

 下水流昂は、これまで常に全国レベルの中でプレーしてきた。「全国制覇」も2度経験している。1度目は小学6年の時、緑中央リトルシニアで「ジャイアンツカップ全国少年野球大会」を制した。主将の下水流は決勝で2死満塁から走者一掃の逆転タイムリーを放っている。2度目は横浜高3年時のセンバツ。準決勝、決勝では4番を任せられるなど主力として活躍し、打率3割5分3厘、8打点をマークした。卒業後は東都リーグの青山学院大、そして昨年からは社会人野球の強豪・Hondaでプレーした。まさにエリート街道を走ってきたと言っても過言ではない。だが、そんな下水流にも野球を続けることを諦めそうになった時期もあったと言う。果たして、どんな試練を乗り越えてきたのか。

東京ヤクルト6位・谷内亮太「プロに導いた2度の転機」 〜ルーキーたちの軌跡No.1〜

 まさに“ポスト宮本慎也”にふさわしい選手だ。中学、高校、大学とキャプテンを務め、堅実な守備を誇る谷内亮太。“走攻守” 三拍子そろっていることがウリだが、なかでも最もこだわっているのは守備だという。目標とするタイトルはゴールデングラブ賞だ。大学時代にはレベルの高い東都リーグで優勝を経験。一方で2部降格という屈辱も味わった。その中で「精神面で学ぶことが多かった」という大学4年間を振り返るとともに、プロの道に導いた転機に迫った。

第94回 メジャー1年目の岩隈、山あり谷ありのワケ

 今季、メジャーリーグで活躍したピッチャーと言えば、16勝11敗でヤンキースの地区優勝に大きく貢献した黒田博樹、ルーキーながら16勝(9敗)を挙げたダルビッシュ有(レンジャーズ)。そして先発投手として起用され始めた夏以降、本来のピッチングを取り戻し、9勝(5敗2S)をマークした岩隈久志です。今回は前半と後半とでは別人のようだった岩隈について触れたいと思います。

MVPは阿部、吉川が受賞 〜日本プロ野球コンベンション2012〜

 21日、都内で「日本プロ野球コンベンション2011」が開催され、今シーズン活躍した選手らが表彰を受けた。最優秀選手(MVP)にはセ・リーグは首位打者、打点王の2冠を獲得し、キャプテン、主砲として3年ぶりの日本一に大きく貢献した阿部慎之助(巨人)、パ・リーグは最優秀防御率1.71をマークし、チームを牽引した吉川光夫(北海道日本ハム)が選ばれた。また、最優秀新人にはセ・リーグはリーグ2位の防御率1.98をマークした野村祐輔(広島)、パ・リーグは、リーグ2位の41ホールドをマークした益田直也(千葉ロッテ)が選出された。

門倉、佐伯ら16選手が最後のアピール 〜NPB合同トライアウト〜

 NPBで戦力外通告を受けた選手などを対象にした12球団合同トライアウトが21日、千葉県の鎌ヶ谷スタジアムで開催された。今季は9日にクリネックススタジアム宮城で行われた第1回目に続く実施。投手7名、野手9名の計16名がNPBでのプレー続行に望みを託し、ネット裏に詰めかけた各球団の編成担当、チーム関係者にアピールした。

角中勝也、いぶし銀の勝負師 

 山本浩二監督率いる新生・侍ジャパンは16日にキューバ代表を相手に初陣を迎える。今回、若手主体の代表メンバーに入り、ジャパンのユニホームに初めて袖を通すのが千葉ロッテの角中勝也だ。四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスからNPB入りして今季が6年目。今季は4月途中に1軍昇格を果たすとヒットを量産し、終わってみれば中島裕之(埼玉西武)を抑え、初の首位打者に輝いた。独立リーグ出身選手がNPBで個人タイトルを獲得するのはもちろん、日本代表に選ばれるのも初のケースである。原石から一気にスターの輝きを放ち始めた角中のこれまでを二宮清純の原稿で振り返る。

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