プロ野球

「彼の不在」について 〜日米球界の超越的才能〜

 この国には、朝の野球と夜の野球がある。草野球の話じゃありませんよ。テレビ中継の話。朝とは、主として午前中に放映されるメジャーリーグ。夜とはもちろん、日本のプロ野球ナイトゲームである(3〜4月と8月には、これに昼の野球、すなわち高校野球が加わって、たいそう忙しくなるのだが……)。

星野仙一(東北楽天シニアアドバイザー)第3回「ともに戦い、叱咤激励で育成・強化」

二宮: 星野さんは、小学生の頃に障がいのある同級生が近所にいて、その友達を背負って学校まで行かれたという話をお聞きしました。これにはどういう事情があったんですか?星野: 小学4年の時、同級生で時々、学校に通ってきていた子 […]

第72回 交流戦、ペナントレースの流れは変わるか 〜プロ野球〜

 プロ野球はセ・パ交流戦に突入した。今季よりホーム&ビジターで各カード計4試合=24試合の方式から、ホームまたはビジターでの3試合=18試合に変わった。セ・パでの対抗戦色が強くなり、賞金もトータルの勝敗で上回ったリーグで分配する。加えて秋のドラフト会議で2位以降のウェーバー方式での優先指名権も得られる。 

星野仙一(東北楽天シニアアドバイザー)第2回「ティーボールを通して伝えたかったこと」

二宮: 1964年東京オリンピック・パラリンピックは、高度成長期の真っただ中でした。伸び行く東京、発展する日本のシンボルとして、「成長」をアピールしました。現在、日本は超高齢社会となり、2020年東京オリンピック・パラリ […]

達川光男、キャッチャーは勝利への執念を

 達川光男といえば、多くの人は「珍プレー・好プレー」の常連というイメージが強いかもしれない。だが、広島では5度のリーグ優勝と3度の日本一を経験し、ベストナインとゴールデングラブ賞はともに3回ずつ。黄金時代の投手陣をリードした扇の要でもあった。現在は中日でチーフバッテリーコーチを務め、“ポスト谷繁”の育成に情熱を傾ける。今年、還暦を迎える達川に相手ベンチから見た古巣の印象、キャッチャーとしての必要条件を二宮清純がインタビューした。

開幕は日韓戦、米国、ドミニカ共和国などと同組 〜プレミア12〜

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は20日、11月に日本と台湾で初開催される国際大会「プレミア12」の1次リーグの組み分けを発表した。世界ランキング1位の日本はグループBに入り、米国(同2位)、ドミニカ共和国(6位)、韓国(8位)、ベネズエラ(10位)、メキシコ(12位)と同組になった。開幕戦は11月8日に札幌ドームで韓国と激突する。1次リーグは総当たりで5試合を行い、上位4カ国が決勝トーナメントに進出する。発表を受け、都内で会見を開いた日本代表(侍ジャパン)の小久保裕紀監督は「強いチームばかりという印象を受けた。韓国との国と国をかけた戦いは過去の歴史をみても熱い戦いになる」と語った。

巨人・菅野、ピッチングは「シンプル・イズ・ベスト」

 3年目にしてチームの大黒柱だ。  巨人の右腕・菅野智之が年々、安定感を増している。2年連続開幕投手を託された今季は、ここまで防御率1.55。打線の援護に恵まれず、勝敗こそ5勝4敗だが、4連覇を狙う常勝軍団においては、最も信頼できる先発と言ってよい。昨季は12勝(5敗)をあげてMVPを獲得したものの、ヒジの故障でクライマックスシリーズに登板できず、チームも日本シリーズ出場を逃した。「後悔の方が強い」という1年を踏まえ、今季はどんなテーマを掲げてシーズンに臨んでいるのか。二宮清純がインタビューした。

星野仙一(東北楽天シニアアドバイザー)第1回「障がい者スポーツから得た刺激」

 東北楽天ゴールデンイーグルスの星野仙一シニアアドバイザー(SA)は、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスとの3つのチームで監督を務め、いずれの球団もリーグ優勝に導いた実績を持つ。監督通算1181 […]

ソフトバンク・佐藤義則コーチが語る楽天・松井裕樹

 高卒2年目ながら楽天の松井裕樹が新守護神として立派に大役を果たしている。ここまで(5月11日現在)、12試合に登板して6セーブ、防御率は0.00だ。ルーキーイヤーの昨季は先発では制球難に苦しみ、2軍降格も味わった。リリーフに転向してから徐々に本領を発揮し、先発復帰。最終的には4勝(8敗)をあげた。今季はチーム事情で、抑えを託されることになったが、高い奪三振率で試合をきっちり締めくくっている。試行錯誤を繰り返した1年目を傍で見守ってきた現福岡ソフトバンクの佐藤義則コーチに、松井の変化について二宮清純が訊いた。

打撃する欲望――中村剛也から福田永将へ

「ていうかテラスだと恥ずかしいじゃないですか」  と埼玉西武の中村剛也は言ったそうだ(「日刊スポーツ」4月26日付)。4月25日、福岡ソフトバンク−西武戦の試合後のことである。  6回表、ソフトバンクの攝津正のカーブをとらえた打球は、ヤフオクドームの左中間スタンドに飛び込む6号ホームランとなった。

中西清起(阪神投手コーチ/高知県宿毛市出身)×二宮清純 最終回「覚悟を持って継投で“攻める”!」

: 今季のセ・リーグは混戦模様です。どのチームにも優勝のチャンスがあると言っていいでしょう。 : チャンスがあるだけに、継投をいかにうまくやっていくか。野球は何といってもピッチャーですから、ここが優勝できるかどうかのポイントになってくるでしょう。早め早めに継投を仕掛けられるようにしたいと考えています。

恩師が明かす大学時代の広島・菊池

 プロで活躍する選手には大学時代まで全国的には無名だった存在も少なくない。広島の菊池涼介も、そのひとりだ。武蔵工大二高(現東京都市大塩尻高)では甲子園出場経験なし。中京学院大時代はサード、ショートで岐阜学生野球リーグのベストナインに4年間で6度輝き、3冠王も獲得した。ところが、大学日本代表では候補選手止まり。守備力と身体能力の高さをスカウトに高く買われ、広島にドラフト2位で入団したが、その時点で将来、球界を代表する内野手に成長すると予想した人はほぼいなかったのではないか。大学時代の菊池について、中京学院大・近藤正監督に話を聞いてみた。

第579回 広島・菊池は現代の「忍者」だ!

「グラウンドにはゼニが落ちとる」  との名言で知られる南海の元監督・鶴岡一人が生きていたら、「守備だけでゼニが取れる選手やな」と目を丸くしたのではないか。  広島のセカンド菊池涼介の守備は、見ているだけで視線が痙攣する。名セカンドといえば、高木守道や土井正三、辻発彦、近年では荒木雅博(中日)や藤田一也(東北楽天)らの名前が思い浮かぶが、菊池のプレーは異次元である。

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