メジャーリーグ

第218回 黒田は大丈夫? ヤンキース先発投手陣のサバイバルレース開始か

 MLBのアメリカ本土開幕から約2週間が過ぎ、ヤンキースの先発ローテーション投手たちが意外な苦戦を味わっている。  4月18日のツインズ戦を終えた時点で、先発投手の通算成績は4勝5敗、防御率5.77と無惨なもの。前評判が良かったヤンキースが、最初の12戦で6勝6敗と開幕ダッシュに失敗した最大の理由はここにあると言ってよい。

レンジャーズ・ダルビッシュ、2勝目 7回途中1失点

 テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が20日、敵地のデトロイト・タイガース戦に今季3度目の先発登板を果たした。この日のダルビッシュは直球に威力があり、メジャー移籍後最長となる6回3分の1、121球を投げて、2安打1失点5奪三振5四球。試合はレンジャーズが10−3と快勝し、ダルビッシュは2勝目(0敗)をあげた。

オリオールズ・チェン、メジャー初勝利

 ボルチモア・オリオールズのチェン・ウェインが18日、敵地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に先発し、メジャー初勝利をあげた。今季2度目の先発となったチェンは5回まで相手を0点に抑える。6回に崩れて1点差に詰め寄られたが、5回3分の1を投げて6安打2失点の内容で白星を手にした。試合はチェンの後を継いだリリーフ陣がホワイトソックス打線を封じ、オリオールズが3−2で逃げ切った。

レンジャーズ・ダルビッシュ、6回途中2失点で勝敗つかず

 テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が15日、敵地のミネソタ・ツインズ戦に今季2度目の先発登板を果たした。ダルビッシュは毎回、走者を背負う苦しい内容で5回3分の2、102球を投げて9安打2失点(自責1)、4奪三振5四死球で勝敗はつかなかった。試合はレンジャーズが2−2の同点から終盤に勝ち越し、6−2で勝利した。

ヤンキース・黒田、好投で移籍後初勝利

 ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹が14日、本拠地開幕戦となるロサンゼルス・エンゼルス戦に先発した。移籍後、ヤンキースタジアム初登板となった黒田は9回無死まで相手打線を5安打無得点に抑え、今季初勝利を収めた。試合はヤンキースが5−0で勝利した。

オリオールズ・チェン、ヤンキース相手に白星つかず

 今季、中日からボルチモア・オリオールズに移籍したチェン・ウェインが11日、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦にメジャー初登板を果たした。チェンは初回の先頭打者にいきなりホームランを浴びながら、以降は立ち直る。しかし、リードして勝ち投手の権利を手にした6回に味方のエラーもあって同点に追いつかれ、5回3分の2を投げて7安打4失点(自責点2)で勝敗はつかなかった。試合は延長戦の末、ヤンキースが5−4で勝利した。

レンジャーズ・ダルビッシュ、5失点も初登板初勝利!

 今季、ポスティングシステムで北海道日本ハムから移籍したテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が10日、ホームのシアトル・マリナーズ戦に先発し、メジャー初登板を果たした。ダルビッシュは立ち上がりから4点を失う内容ながら、味方打線に助けられ、5回3分の2、110球を投げて8安打5失点、5奪三振5四死球で勝ち投手になった。日本人投手がメジャーリーグで初登板初先発で勝利を収めたのは2009年の川上憲伸(当時ブレーブス、現中日)以来、8人目。マリナーズのイチローとの対戦は4打数3安打、川崎宗則とは2打数1安打だった。試合はレンジャーズが一発攻勢で逆転し、11−5で勝利した。

ブルワーズ・青木、代打でメジャー初安打

 ミルウォーキー・ブルワーズの青木宣親が9日、ホームのセントルイス・カージナルス戦に代打出場し、メジャー初安打を記録した。青木は1−6とビハインドの8回、先頭打者として代打で起用され、カージナルス2番手のミッチェル・ボッグスが投じたアウトコースの5球目をレフトへ流し打った。開幕戦では代打出場し、同じコースを空振り三振していたが、メジャー2打席目ではしっかり対応し、打ち返した。

マリナーズ・川崎、デビュー戦で初安打初打点 ヤンキース・黒田は6失点KO

 シアトル・マリナーズの川崎宗則が8日、敵地でのオークランド・アスレチックス戦にスタメンでメジャー初出場を果たした。「9番・ショート」で起用された川崎は4回の第2打席で初安打となるタイムリーを放ち、デビュー戦を4打数1安打1打点で終えた。

ブルワーズ・青木、デビューは代打で三振

 MLBの2012シーズンが本格的に開幕し、今季、東京ヤクルトからポスティングシステムでミルウォーキー・ブルワーズに移籍した青木宣親はホームのセントルイス・カージナルス戦でメジャーデビューを果たした。青木は5回、1死一、三塁のチャンスにピッチャーの打順で代打として登場。しかし、カージナルス先発左腕のハイメ・ガルシアの前に1ボール2ストライクと追い込まれた後、空振り三振に倒れた。

第217回 NBAシーズン終盤&プレーオフ展望

【優勝争いの行方は?】  ロックアウトのおかげで例年より遅れてスタートしたNBAのレギュラーシーズンも残り1カ月を切り、勢力地図は少しずつ明確になり始めている。  優勝候補と目されているのは、イースタンカンファレンス首位のシカゴ・ブルズ(43勝13敗)、2位のマイアミ・ヒート(39勝14敗)、ウェスタンカンファレンス首位のオクラホマシティ・サンダー(40勝14敗)の3チーム。今季のNBA王者は、総合力で他を引き離すこの3強の中から出ると考える関係者が圧倒的に多い。

イチロー4安打! マリナーズが開幕戦勝利

 MLBの2012シーズンが28日、開幕し、東京ドームでオークランド・アスレチックスとシアトル・マリナーズのオープニングゲームが行われた。マリナーズのイチローは「3番・ライト」でスタメン出場し、5打数4安打1打点の大当たり。延長戦にもつれ込んだ試合は3−1でマリナーズが勝利し、白星発進となった。なお開幕メジャーを勝ち取った川崎宗則は出番がなかった。

マリナーズ・川崎、メジャー昇格 日本開幕戦でベンチ入り

 福岡ソフトバンクからFA移籍し、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結んでいた川崎宗則が27日、メジャーに昇格することが決まった。メジャーリーグでは公式戦ベンチ入り選手はメジャー契約を結んだ40名枠から選ばれる。この日、28日からの日本での開幕戦の出場登録選手28名が発表され、川崎はメンバーに入った。

第216回 チャーリー太田、ニューヨークを魅了できるか

 元日本スーパーウェルター級王者で、現在もOPBF東洋太平洋同級王者を保持するチャーリー太田(八王子中屋)のアメリカ凱旋試合が間近に迫っている。  今週末の3月17日。チャーリーは生まれ故郷であるニューヨークのマディソンスクウェア・ガーデンでキャリア初の試合を行なう。

第215回 2012年ヤンキース、4つのポイント

 ヤンキースが2009年以来の王座奪回に向けて準備を進めている。  オフに黒田博樹、マイケル・ピネダを獲得し、課題だった先発投手陣の補強に成功。ホルヘ・ポサダこそ引退したものの、打線も依然として力強さを保っている。過去2年はワールドシリーズ進出を逃したが、今季のチーム力はペーパー上は近年最高。レンジャーズ、エンジェルス、タイガース、レイズらと並び、アメリカン・リーグの優勝候補の筆頭の1つに挙げられてしかるべきだろう。  それではヤンキースが開幕後も前評判通りに勝ち進むために、必要なものは何なのか。今回は今季のチームの注目点となりそうな4つのポイントをピックアップして見ていきたい。

レンジャーズ・建山 “右殺し”にはナチュラルシュート

 今季、ダルビッシュ有が入団して注目を集めているテキサス・レンジャーズ。そのレンジャーズで昨季、建山義紀はリリーバーとして39試合に登板し、2勝1セーブ4ホールドでリーグ優勝に貢献した。首脳陣から課された最大の任務は“右殺し”。2年目を迎える“テキサスの右殺し”に、メジャーリーグを生き抜くための秘策はあるのか。二宮清純が訊いた。

第214回 メイウェザー、パッキャオはそれぞれの道へ

 現役2大ボクサーによる最強決戦はやはり行われない運命なのだろうか。  元恋人に暴行した罪で1月6日から収監される予定だったフロイド・メイウェザーだったが、その収監日当日に刑執行の延期が決定。5月5日に予定される次戦の挙行が可能になった時点では、誰もが熱望するマニー・パッキャオとの一戦が実現に向かうかと思われた。

福留、ホワイトソックス入り

 クリーブランド・インディアンスからFAになっていた福留孝介がシカゴ・ホワイトソックスに入団することで合意した。14日、球団が発表した。契約は1年で年俸は昨季(1450万ドル=約11億3000万円)から大幅に減らした100万ドル(約7800万円)。2013年の契約の選択権は球団が持つ。昨季がメジャーリーグ4年目だった福留は7月にシカゴ・カブスから優勝争いをしていたインディアンスに移籍。2球団で146試合に出場して打率.262、8本塁打、35打点だった。福留にはホワイトソックスのほか、ニューヨーク・メッツや日本の球団も興味を持っていたが、最終的には自宅のあるシカゴでのプレーを選択したかたちだ。チームは昨季24本塁打を放ったカルロス・クエンティンがサンディエゴ・パドレスへ移籍しており、その後釜として期待されている。

第213回 ジャイアンツとマニングは再び頂点に立てるか 〜第46回スーパーボウル展望〜

 第46回スーパーボウルは、2008年の第42回と同じマッチアップとなった。  近年はAFCを代表する強豪であり続けてきたニューイングランド・ペイトリオッツと、通算4度目の頂点を目指すNFCの雄・ニューヨーク・ジャイアンツが5日に激突する。ペイトリオッツが第1シードから順調に勝ち抜いてきたのに対し、ジャイアンツはワイルドカードながら快進撃。両チームのここまでの勝ち上がりの過程も4年前に酷似している。

第212回 黒田、ピネダ獲得 ヤンキース先発陣は万全か

 これまで意外なほど静かなオフシーズンを過ごしてきたヤンキースが1月13日、ついに動いた。  この日、まずはヘスス・モンテロとヘクター・ノエシを放出し、マリナーズで昨季9勝を挙げたマイケル・ピネダと若手ホープのホセ・カンポスを獲得するトレードを電撃的に発表。その話題で米球界が騒然としている最中に、さらにドジャースからFAとなった黒田博樹と年俸1000万ドルの1年契約で合意したことも明らかになった。

ダルビッシュ、レンジャーズと6年46億円で契約!

 ポスティングシステムでのメジャーリーグ移籍を希望していたダルビッシュ有が18日、テキサス・レンジャーズと入団合意に達した。契約年数は6年で、総額は米メディアによると6000万ドル(約46億円)と報じられている。レンジャーズは同システムでは史上最高額となる約5170万ドル(約40億円)でダルビッシュとの独占交渉権を獲得。現地時間18日午後5時が交渉期限だった。6年6000万ドルという条件は2006年オフにボストン・レッドソックスへ移籍した松坂大輔(6年総額5200万ドル)の契約を上回る。入札金も含めたレンジャーズの投資額は1億1000万ドルを超え、2リーグ分立後では前人未到の5年連続防御率1点台を記録したスーパーエースにふさわしいビッグマネーで海を渡る。レンジャーズのア・リーグ西地区には、シアトル・マリナーズが属しており、イチロー、岩隈久志との対決が大きな注目を集めそうだ。

青木、ブルワーズと2年契約

 ポスティングシステムによるメジャーリーグ移籍を目指していた青木宣親が17日、ミルウォーキーブルワーズとの入団に合意した。ブルワーズは青木を250万ドル(約1億9500万円)で落札し、30日間の独占交渉権を得ており、現地時間17日午後5時が交渉期限だった。契約は2年で、3年目については球団が選択権を持つ。東京ヤクルトでは首位打者に3度輝いた青木だが、今回の契約前には首脳陣が視察するなか、現地で事実上の“入団テスト”が行われるなど、レギュラーが確約されているわけではない。年俸は明らかにされていないが、日本時代(3億3000万円)から大幅減の100万〜150万ドル(約7700万〜1億1500万円)程度とみられている。

黒田、ヤンキース入り

 ロサンゼルス・ドジャースからFAになっていた黒田博樹がニューヨーク・ヤンキースに入団することで合意した。13日、MLBの公式サイトなど複数のメディアが報じた。報道によると契約は1年で年俸は1000万ドル(約7億7000万円)と見られている。ドジャースで4年間プレーした黒田は昨季、メジャー自己最多の13勝(16敗)をあげ、防御率3.07をマーク。打線の援護に恵まれず、負け越したものの、安定感を買われ、ヤンキース以外にもボストン・レッドソックス、テキサス・レンジャーズなどが獲得に乗り出していた。また古巣の広島も復帰を求めていたがメジャーでのプレー続行を希望し、断っていた。ヤンキースはこのオフ、レッドソックスを戦力外になった岡島秀樹とマイナー契約を結んでいる。

レンジャーズ・上原「ポスティングはなくすべき」 〜ぴあトークバトル〜

 テキサス・レンジャーズの上原浩治、建山義紀の両投手と、元ラグビー日本代表の大畑大介氏が12日、都内ホールで開かれた「ぴあトークバトル スポーツ快楽主義」に出演し、トークショーを行った。今年で37歳になる3人は東海大仰星高時代、1年1組のクラスメイト。トークショーに先立って行われた会見のなかで上原は「ポスティングシステムはなくすべきだと思う」と改めて持論を展開した。

第211回 2012年NFLプレーオフ展望

【パッカーズ、連覇なるか】  昨季スーパーボウル王者のグリーンベイ・パッカーズは、今季もレギュラーシーズンでは15勝1敗と圧倒的な強さをマークしてきた。エースQBアーロン・ロジャース(今季のQBレイティング122.5はリーグ記録)のシーズンMVP受賞も有力。連覇が難しいとされるNFLで、ロジャースに率いられたパッカーズが2年連続のスーパーボウル制覇を果たすかどうかこそが今プレーオフの最大の見どころと言ってよい。

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