佐野慈紀

第71回 ポスティング改革よりもFA権を緩和すべし!

 シーズンオフの現在、国内外で各球団の補強合戦が繰り広げられています。日本プロ野球界で最も注目されているのは、ポスティングシステムによって、プロ野球からメジャーに移籍する選手の動向でしょう。先日、西岡剛がツインズと正式に契約したことを発表しました。日本人野手としては最年少の26歳でのメジャー挑戦ということもあり、来シーズン以降、注目したいですね。

第70回 セットアッパーの存在価値と成功条件

 今シーズンのプロ野球も最後まで見ごたえたっぷりでしたね。5年ぶりに日本一に輝いた千葉ロッテは、ペナントレースでは3位ながら、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズと見事な戦いを見せてくれました。その他の球団も熱戦を繰り広げ、野球ファンを十分に楽しませてくれたと思います。10月28日には新人選手選択会議が行なわれ、97人(育成含む)の選手が指名されました。現在はFAなどでの移籍交渉も活発化しており、各球団の戦力アップが図られています。果たして来シーズンはどの球団が日本一の座を獲得することができるのか、今から非常に楽しみです。

第69回 日本人投手がメジャーで成功する条件とは?

 28日には新人選択会議(ドラフト)が行なわれ、30日からは千葉ロッテと中日との日本シリーズが開幕します。日本のプロ野球もいよいよ大詰めを迎えていますね。一方、海の向こうでは28日(日本時間)からジャイアンツとレンジャーズとのワールドシリーズが開幕します。アメリカンリーグ優勝チームのレンジャーズには昨季まで広島に在籍したコルビー・ルイスが先発の柱として活躍していることもあり、注目している人も多いことでしょう。広島ファンならずとも、馴染みのある選手の活躍は嬉しいもの。ワールドシリーズではどんなピッチングを見せてくれるのか、非常に楽しみです。

第68回 虎の救世主・秋山拓巳とは?

 セ・パ両リーグともに優勝争い、そしてクライマックスシリーズ進出争いが激しくなってきていますね。いよいよこれからが正念場。どのチームも本当に必死です。その優勝争いの渦中にいる阪神に若き救世主が現れました。今年3月に高校を卒業したばかりの19歳、ルーキーの秋山拓巳です。デビュー戦の巨人戦には敗れたものの、現在自身4連勝中。しかも全て敗戦の翌日の試合というプレッシャーの中での勝ち星と、先発投手が不足している阪神にとっては貴重な存在となっています。

第67回 将来性豊かな好投手

 夏の風物詩、高校野球では今年も連日熱戦が繰り広げられました。例年以上の酷暑に見舞われたにもかかわらず、投手陣が四球などで大きく崩れたりすることが少なく、「よく下半身が鍛えられているな」という印象を受けました。また、これは毎年思うことですが、ピンチにも動じず、淡々とした表情で投げるピッチャーが増えてきました。メンタル面でも非常によく鍛えられている証拠でしょう。

第66回 後半戦、オリックスが台風の目に!

 プロ野球も前半戦が終了し、27日からは後半戦がスタートします。前半戦を振り返ってみると、今年は開幕が例年よりも早く、寒い時期が続いた影響からか、どのチームも主力選手が相次いで故障に見舞われ、苦しい戦いを強いられた印象を受けました。その中で前半戦を首位で折り返したのは巨人と埼玉西武でした。しかし、両者ともに2位の阪神、福岡ソフトバンクとわずか0.5ゲーム差です。果たして、後半戦はどんな戦いが繰り広げられるのでしょうか。

第65回 「桑田2世」前田健太、成長の跡

 約1カ月にわたって行なわれたセ・パ交流戦が終了し、18日から各リーグのペナントレースが再開されました。交流戦では1位から6位までパ・リーグのチームが占め、話題となりましたね。その要因のひとつとしてパ・リーグには日本を代表するエース級の先発ピッチャーが多いということが挙げられています。しかし、セ・リーグにも活きのいいピッチャーはいます。なかでも今季大ブレイク中の広島・前田健太投手は心技体すべてにおいて成長が見られます。

第64回 注目のリリーバー、好成績のワケとは?

 現在、交流戦真っ只中の日本プロ野球。セ・パともに上位3チームが激しいトップ争いを繰り広げていますね。なかでもパ・リーグの首位を走る埼玉西武は投手陣の安定感が光っています。24日現在、勝利数(岸孝之、7勝)、防御率(帆足和幸、1.30)、セーブ数(シコースキー、15セーブ)の主要3部門でのトップは西武の投手陣が占めています。

第63回 セ・リーグは交流戦が勝負どころ

 今シーズンのプロ野球も連日、例年以上の熱戦が繰り広げられています。特に3月26日に開幕したセ・リーグは、予想以上の混戦模様を呈していますね。その中で首位をキープしているのが、開幕前から下馬評の高かった巨人。個人成績でも投打ともにトップの成績をあげており、昨シーズンに負けない安定感を誇っています。私自身も優勝候補にあげていました。理由は他球団以上の層の厚さです。特に外野手は競争が激しく、スタメンの選手も全く安心できない状況です。これがチームを活性化させると思ったからです。

第62回 混戦必至のパ・リーグ、優勝予想は楽天

 20日、プロ野球パ・リーグが開幕しました。最高のスタートを切ったのがオリックス。昨季リーグ2位の東北楽天相手に10年ぶりとなる開幕3連勝を果たしました。また、2年連続Bクラスと低迷気味の千葉ロッテも埼玉西武に2勝1敗と勝ち越しましたね。一方で前覇者の北海道日本ハムは2連敗を喫し、ホームでの開幕カードを落としてしまいました。しかし、実は昨季も日本ハムは開幕3連敗を喫しているのです。シーズンはまだ始まったばかりですから、今後が非常に楽しみです。

第61回 キャンプで見た中日、今季への思い

 球春到来――今月1日からプロ野球では12球団一斉に春季キャンプがスタートしました。20日からはオープン戦が始まり、いよいよ実戦モードに突入です。今年はスタートから天候に恵まれず、苦労した球団も多かったようです。そのため、練習環境の違いによって仕上がり具合の差も出てきています。開幕はパ・リーグが3月20日、セ・リーグが26日。どちらも1カ月を切っているだけに、これからの調整が重要になってくるでしょう。

第60回 松井秀喜、守備にこだわるワケ

 昨シーズン、ニューヨーク・ヤンキースで自身初のワールドチャンピオンに輝き、MVPを獲得した松井秀喜選手。オフには彼の移籍がいろいろと取り沙汰されていましたが、来シーズンはロサンゼルス・エンゼルスでプレーすることが決定しました。同じアメリカンリーグ西地区にはイチローが所属するシアトル・マリナーズがあります。日本が生み出した2大スーパースターの対戦は私たち日本人にとっては非常に楽しみですね。

第59回 成功する監督の条件

 2009年も残りわずかとなりましたね。今シーズンのプロ野球界はWBC連覇に始まり、巨人の7年ぶりの日本一達成で幕を閉じました。その日本代表および巨人の指揮官として素晴らしい成績を収めた原辰徳監督は世界最優秀監督に輝きました。これはもう、日本球界の誇りといっていいでしょう。さて、2010年はどんなシーズンになるのでしょうか。開幕が待ち遠しくて仕方ありません。

第58回 城島、V奪回の起爆剤となるか!?

 捕手としては日本人初のメジャーリーガーとしてマリナーズで4年間活躍してきた城島健司選手が阪神への入団が決定しました。4年間優勝から遠ざかり、今シーズンは5年ぶりにBクラスに陥落した阪神。来シーズンに向けての補強課題の一つとして挙げられていたのがシーズン通して任せられる正捕手だっただけに、城島選手の加入はチームにとっては大きな影響力を及ぼしそうですね。

第57回 菊池雄星、活躍の条件はアウトローにあり!

 野球界はいよいよ大詰めを迎えていますね。プロ野球では24日にセ・パ両リーグのクライマックスシリーズが終了し、31日からは日本シリーズが開幕します。今回は北海道日本ハムと巨人というリーグの覇者同士の対戦。果たしてどんな戦いとなるのでしょうか。そして、海の向こうでも最後の決戦が始まろうとしてます。メジャーリーグでは29日(日本時間)からワールドシリーズがスタートします。こちらも非常に楽しみですね。

第56回 楽しかったイチローとの勝負

 イチロー選手がまた、やってくれましたね! 9月6日(現地時間)のメジャーリーグ通算2000本安打に続き、1週間後の13日(同)にはメジャー史上初となる9年連続200本安打を達成。これまで歴代のスーパースターたちでさえも為し得ることのできなかった大記録を樹立しました。その瞬間、僕は純粋に「やっぱりイチローはすごいな」と思うと同時に、数年間ではあるものの、同じ時代に野球ができ、対戦することができたことを誇りに思いました。

第55回 田澤、メジャー昇格の理由とは?

 今月、海の向こうから嬉しいニュースが届きました。3Aからメジャーに昇格した田澤純一投手です。彼は今年、ボストン・レッドソックスに入団し、スタートは2Aポートランド・シードックスでした。そこでの成績(18試合9勝5敗、防御率2.57)が認められ、3Aポータケット・レッドソックスに上がったのも束の間、わずか2試合の登板でメジャーに昇格しました。これを聞いて驚きと同時に喜んだ人も少なくないでしょう。

第54回 ダルビッシュの非凡さ

 プロ野球のペナントレースも前半戦が終わり、ちょうど折り返し地点にきています。現在、セ・リーグは巨人が首位をキープしています。しかし、8連勝で前半戦を締めくくった2位・中日が2.5ゲーム差にまで詰め寄ってきました。後半戦は激しい優勝争いが期待できそうですね。一方、パ・リーグは北海道日本ハムと福岡ソフトバンクのデットヒートが繰り広げられています。日本ハムが首位で折り返したものの、こちらはなんとわずか1ゲーム差。後半戦2カード目には直接対決があり、おもしろい展開となりそうです。野球ファンとしては、セ・パ両リーグともに後半戦も大いに楽しめそうですね。

第53回 セットアッパーの条件

 今年の交流戦は福岡ソフトバンクの連覇で幕を閉じました。これで交流戦が導入されて以降、5年連続でパ・リーグのチームが優勝したことになりましたね。しかも、ソフトバンクは史上初めてセ・リーグの全6球団から勝ち越す完全優勝を達成しました。交流戦で貯金を増やしたソフトバンクは、リーグでも北海道日本ハムと並んで首位に立ちました。ペナントレースは明日26日から再開します。果たして、ソフトバンクが交流戦の勢いそのままに突っ走るのでしょうか。それとも他球団が追い上げてくるのでしょうか。どんな展開になるのか、非常に楽しみです。

第52回 野村監督の“ボヤキ”は期待の表れ

 いよいよ交流戦がスタートし、プロ野球(NPB)では全国で熱戦が繰り広げられています。交流戦はペナントレースを占う大事な戦いですので、どのチームもここで勢いをつけようと躍起になっていることでしょう。しかし、ファンにとっては普段は見られない対戦が数多くあるとあって、ペナントレースとはまた違った楽しみを味わうことができますね。果たして、今シーズンはどのチームが交流戦を制するのでしょうか。

第51回 阪神・真弓監督の挑戦

 いよいよNPBも開幕し、セ・パ両リーグともに激しい戦いが行なわれています。セ・リーグは現在、3連覇を狙う巨人が首位を独走中。それを東京ヤクルト、中日、広島、阪神が順位を入れ替わりながら追っています。横浜もスタートでつまづいたものの、徐々に調子を上げつつあります。WBCで負傷した主砲・村田修一も復帰しましたので、今後セ・リーグの争いはますます激化することでしょう。一方のパ・リーグは前評判通り力が拮抗しており、首位争いが激しさを増しています。果たして長期間のGW明けにはどんな結果となっているのでしょうか。これからの展開が非常に楽しみです。

第50回 田中将は松坂の3年目を超えられるか!?

 昨日は周知の通り、原辰徳監督率いる日本代表が決勝で韓国を延長の末に破り、WBC連覇を達成しました。皆さんの中にも“侍ジャパン”に魅せられ、喜びを爆発させた人も少ないないでしょう。日本野球界にとっても大きな財産となったことは言うまでもありません。確かにWBCの大会運営についてはさまざまな問題点が挙げられていますが、この大会をきっかけに世界の野球がより発展してくれることを願ってやみません。また、オリンピックの野球復活の足がかりとなってもらえればと思っています。

第49回 侍ジャパンに岩田あり!

 いよいよ第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕まで1週間となりました。宮崎での合宿を終え、最終メンバー28人も決定しました。代表選手はもちろんですが、本番に向けて徐々にテンションが上がってきている野球ファンも少なくないでしょう。いかに今大会への注目度が高いかは、昨日24日に行なわれたオーストラリアとの強化試合がほぼ満席状態だったことでもわかります。会場となった京セラドームの熱気がお茶の間にも届いていたのではないでしょうか。

第48回 エースたちの新たな挑戦

 連日ニュースで伝えられている“100年に一度の大恐慌”はメジャーリーグにも大きな影響を及ぼしているようです。特にFA選手は移籍先が決まらず、未だ未契約のままになっている選手は100人以上もいるとのこと。いくら実績や実力があっても、年俸の大幅ダウンを受け入れなければならない状況です。そんな中、2人の日本人選手がメジャー契約を結びました。上原浩治と川上憲伸です。メジャーで結果を残してきた選手たちでさえも不況の波に襲われている中で、メジャー、しかも複数年契約を結ぶことができたというのは、2人にとって嬉しいことですし、それだけ日本人選手の力が認められてきた証拠でもあると思います。

第47回 WBCを真の世界一決定戦にせよ!

 早いもので、今年も残るはあと数日となってしまいました。北京五輪をはじめ、今年はスポーツに沸いた1年でしたね。野球界でも様々な出来事がありました。埼玉西武の日本一や万年最下位だったレイズのワールドシリーズ初出場、さらには新日本石油ENEOSの田澤純一投手がドラフト指名を回避してまでのメジャー挑戦を表明しました。そのメジャーへの道を切り拓いた野茂英雄、日本球界を代表とするスラッガー清原和博が現役生活に別れを告げたのも記憶に新しいことでしょう。  果たして2009年はどんな1年となるのでしょうか。今からとても楽しみです。

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