独立リーグ

第97回 香川・天野浩一「元オリックス・前川の課題」

 2月27日、28日には阪神2軍と交流試合を行いました。27日は香川が単独で、28日はアイランドリーグ選抜チームで挑んだのですが、結果は2連敗。特に27日の試合では四死球やエラーからの失点が多く、反省材料の多い試合となりました。2月の自主トレスタートから1カ月。新人や若手はまず、この試合に向けて調整をしてほしかったのですが、どうしても仕上がりは実績のある投手のほうが良く、経験のない選手に機会を与えられなかった点は残念でした。

第67回 群馬・新井潔コーチ「苦しみを乗り越えてこその真の楽しさ」

 今シーズンより群馬ダイヤモンドペガサスの野手コーチに就任した新井潔です。就任するにあたり、球団からは「選手から嫌われるコーチになって欲しい」という要望を受けました。僕自身、社会人のコーチ時代からの厳しい指導を変えるつもりはありません。特に独立リーグというのは、甘いところではないはずだからです。僕はヤクルト時代、1年間米国留学の経験があります。その時に見た1Aや2Aの厳しさは半端ではありませんでした。シーズン中でも結果が出なければクビになる選手も少なくありません。それでも彼らはメジャー昇格を目指して必死になってやっているのです。メジャーの傘下リーグでもそうなのですから、独立リーグであれば、なおさらです。

第96回 愛媛・沖泰司「史上最強チーム、誕生!」

 2月8日から1週間行った今治キャンプは非常に充実した時間を過ごせました。何より、今年のチームは昨年までとはムードが一変しています。選手個々が高いレベルでレギュラー争いを繰り広げ、こちらがあれこれ言わなくても自主的に練習に取り組む姿があちこちで見受けられました。チーム全体でも守備の連係などは例年になく完成度が高い。ここまでは「ベリーグッド」と評価してもよいのではないでしょうか。

第66回 信濃・佐野嘉幸監督「決して諦めない活気あるチームへ」

 今シーズンより信濃グランセローズ監督に就任した佐野嘉幸です。私は現役引退後ずっとNPBや韓国でコーチや二軍監督、一時はMLB(サンディエゴ・パドレス)のスカウトを行なってきましたが、昨年は初めてどこにも所属せず、時折少年野球で指導する程度の生活をしていました。そんな私に信濃の三沢今朝治球団社長から電話がかかってきたのは昨年11月のことでした。もちろん、断る理由などありません。しかも聞けば、信濃は2年連続で地区最下位とチームが低迷している。これまでの経験をいかし、なんとか再建したいという思いで、監督を引き受けました。

第95回 徳島・堀江賢治「今季こそ優勝を」

 シーズンを前にうれしいニュースが飛び込んできました。昨シーズンの後期に活躍したゲレロが広島の育成選手になったのです。彼の成長については前回もご紹介しましたが、非常にまじめな性格ですから、NPBの恵まれた環境でさらに伸びる可能性は大です。広島はエース格だったルイスが抜け、新しい外国人投手は未知数。最初は2軍スタートですが、しっかりアピールして早く支配下登録を勝ち取ってほしいものです。

第65回 新潟・芦沢真矢監督「一瞬懸命で優勝を狙う!」

 新たな年がスタートしました。今シーズンのチームスローガンは「一瞬懸命(いっしゅんけんめい)」です。実はこれは私のモットーである「この瞬間を生きる」という言葉から考えたものです。いくら後悔しても過去を変えることはできません。そしていくら心配しても未来はどうなるかわかりません。それならば今、この瞬間を大事にしよう、一生懸命生きようという意味です。選手たちにも思いっきり野球ができる今を大事にしてほしいとの願いからチームスローガンに決めました。

第94回 長崎・長冨浩志「元ロッテ・小林、獲得の理由」

 今季、長崎は新たに9名の選手が入団します。オフのトライアウトなどを通じて考えていた補強ポイントは2つ。ひとつは右打者を増やすこと、もうひとつは東北楽天に育成指名を受けた松井宏次の穴埋めです。その目的はほぼ達成できたのではないでしょうか。

第64回 石川・森慎二監督「若手加入でチーム活性化を図る」

 球団創設以来、3年間石川ミリオンスターズの指揮をしてこられた金森栄治前監督の後を引き継ぎ、2代目監督に就任した森慎二です。昨シーズンはBCリーグもさることながら、指導者としても初めての年でした。正直、始めは何をしていいのかわからなかったのですが、金森さんにアドバイスをいただきながら、なんとか1年間やり切ることができました。チームとしてもリーグチャンピオンシップで群馬ダイヤモンドペガサスに負けはしたものの、次につながるシーズンを送ることができたのではないかと思っています。

第63回 富山・横田久則監督「露呈した石川との差」

 球団創設から監督を務められてきた鈴木康友さんが勇退され、2代目監督に就任することになりました横田久則です。監督就任の打診をされた際には「NPBの指導経験のない私に本当にできるだろうか?」と不安な気持ちもありました。しかし、やはりお世話になっている球団にいただいたせっかくのオファーですから、とにかく一生懸命やってみようと決意し、引き受けることにした次第です。監督業は初めてですが、チームのために精一杯の努力をしていきたいと思っていますので、ぜひ来シーズンも富山サンダーバーズを応援していただきたいと思っています。

第92回 香川・天野浩一「投手王国の再構築を!」

 このたびコーチとして地元・香川に復帰することになりました。決め手となったのは、西田真二監督からのお誘いです。岡本克道前コーチが横浜の投手コーチに就任し、地元で指導するチャンスをいただきました。実はBCリーグ・福井ミラクルエレファンツの監督辞任後、他の独立リーグの指導者の話が来ていたのですが、今の僕があるのは広島を戦力外になった時に西田監督がアイランドリーグに呼んでいただいたおかげ。恩返しの意味も込めて、お引き受けすることにしました。

第62回 福井・野田征稔監督「“野球を知る”ことが勝利への第一歩」

 福井ミラクルエレファンツは残念ながら今シーズンも前後期ともに最下位に終わりました。これで昨シーズンから4期連続での最下位です。今シーズンは1年目の昨シーズン、86もの数にのぼってしまった失策数を反省し、天野浩一前監督のもと、キャンプから厳しい練習をしてきたのですが……。結果的には、昨シーズンより1つ多い87を数えてしまいました。さらに、5月には引き分けをはさんで10連敗。頼りにしていた先発3本柱で全く勝ち星を挙げることができず、チーム全体が落胆してしまっていたのです。ここからチームを立て直すことができず、ことごとくやられたシーズンとなってしまいました。

第91回 福岡・中村真崇「お手本は横浜・吉村」

 今シーズンは思う存分、野球をやって、どんな結果が出ても最後の1年にするつもりでした。社会人野球を辞め、地元・福岡に戻って今年が2年目。「どんなことがあってもくじけず、思い切ってやろう」。1打席1打席集中した結果が、首位打者(打率.361)につながったのだと思います。

第61回 村山哲二BCリーグ代表「目標に据えた34分のハードル」

 3年目を迎えたBCリーグも無事にシーズンを終えることができました。どの球団も昨秋の「リーマン・ショック」の影響を大きく受けてスポンサー収入が大幅に減少し、経営面では非常に苦労しました。昨年より1試合平均500人増を目指していた観客動員数も逆にマイナスとなり、本当に厳しいシーズンだったと思います。それでもしっかりとしたかたちで3年目のシーズンを終えることができました。これもひとえに各地域の皆さんの支えあってのことと、深く感謝申し上げたいと思います。

第90回 愛媛・沖泰司「高田、篠原は新生パイレーツの顔!」

 昨季の後期優勝を足がかりに、独立リーグ日本一を目指した今季は前期が3位、後期が5位。日本一はおろか、優勝争いにもほとんど加われませんでした。1年間、愛媛のみなさんにはふがいない戦いをお見せして申し訳なく感じています。今、振り返ってみると、今年のチームは残念ながら全員の目指す方向がバラバラでした。同じ目的に向かって戦わない限り、いい結果は絶対に生まれません。昨年の優勝で選手に自覚が芽生えたと手ごたえを感じていただけに、僕自身にも甘えがあったのでしょう。

第60回 信濃・島田直也コーチ「星野&高田、NPBへの課題」

 今シーズン、信濃グランセローズは最下位に終わりました。前期は群馬ダイヤモンドペガサスに5勝6敗、新潟アルビレックスBCには6勝5敗と上信越地区ではいい勝負をしていましたが、後期に入ると群馬に3勝8敗、新潟に4勝7敗と大きく負け越してしまいました。その要因の一つには投手陣が勝負どころで抑え切ることができなかった、という点が挙げられます。こうした反省を踏まえ、来シーズンは新監督のもとで優勝争いができるチームを目指していきたいと思っています。

第89回 徳島・堀江賢治「日本ハム6巡目・荒張にみる谷繁との共通点」

 先のドラフト会議、徳島から捕手の荒張裕司が北海道日本ハムより6巡目で指名をいただきました。当日は中継をテレビで見ていたのですが、荒張の名前が呼ばれた瞬間、コーチ陣と驚きの声をあげました。数球団ほどNPBのスカウトが視察に来ていたとはいえ、直前まで指名に関する連絡はなし。正直、本ドラフトで評価をいただけるとは思わなかったからです。

第59回 群馬・秦真司監督「心理戦での連敗」

 群馬ダイヤモンドペガサスは今シーズン、リーグチャンピオンシップで石川ミリオンスターズを3勝1敗で下し、球団創設2年目にして初優勝を達成することができました。そして現在は、四国・九州アイランドリーグのチャンピオン・高知ファイティングドッグスと独立リーグチャンピオンの座をかけてグランドチャンピオンシップを戦っています。

第88回 長崎・長冨浩志「チャンピオンシップの敗因」

 高知とのリーグチャンピオンシップは3連敗。1つも勝てずに今シーズンが終わってしまいました。相手の高知は主砲のカラバイヨ、盗塁王のYAMASHINに、最多勝左腕の吉川岳など、投打にバランスがとれているチームです。長崎は前期こそスタートダッシュで勢いに乗って優勝できたものの、いくつか課題がありました。そこを克服できなかった点が、そのまま結果に現れたのではないでしょうか。

第58回 新潟・青木智史プレーイングコーチ「“やらされる”野球から“やる”野球へ」

 新潟アルビレックスBCは今シーズンも地区優勝することができず、リーグの王座に就くことはできませんでした。今週から来シーズンに向けて始動したものの、やはりまだ無念さが色濃く残っている状態です。

第87回 高知・定岡智秋「最多勝・吉川、ドラフト指名への期待」

 長崎とのリーグチャンピオンシップは3連勝。おかげさまで年間王者に輝くことができました。本当にありがとうございます。戦前からいい勝負はできると思っていましたが、第1戦、第2戦とホームゲームに勝ったことで、一気に決める形が生まれました。第3戦は1日、雨で順延したものの、チームの雰囲気は変わらなかったですね。

第57回 石川・山出芳敬コーチ「なにごとも最初が肝心」

 21日、前期に続いての優勝を決めることができました。これもひとえに応援してきていただいたファンの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。そして、金森栄治監督が1年目からずっと言い続けてきた「ピッチャーを中心とした守り勝つ野球」を選手が実践してきたからこその賜物だと思っています。

第86回 香川・岡本克道「頼れる先発2本柱、福田&高尾」

 後期は残り5試合で首位・高知と0.5差の2位。前期優勝を逃した反省を生かし、ここまでは各選手がしっかりプレーできています。特にエースのが8勝、右腕のが10勝と、先発2本柱がゲームをつくっています。2人が大崩れしないところが、優勝争いできている大きな要因です。

第56回 富山・横田久則コーチ「スクランブル起用で優勝を狙う!」

 後期も残り10試合を切り、終盤に入っています。富山サンダーバーズは8日現在、北陸地区2位。首位の石川ミリオンスターズとは1.5ゲーム差。逆転優勝の可能性は十分に残されています。多少、故障者が出ているものの、チームの士気は高まっており、いい状態です。前期はゲーム差なしで優勝を石川に奪われていますので、後期はその雪辱を果たし、プレーオフに進出したいと思っています。

第85回 福岡・森山良二「逆転優勝へのカギ握る5番打者」

 後期は5連勝もあって、順調な滑り出しだったものの、現状は14勝12敗1分の4位。8月中旬の香川、長崎との9試合を3勝6敗と負け越したのが響いています。特に長崎戦は今季3勝8敗1分と大きく負け越し。相手の強力打線に意識過剰になるあまり、自分たちの野球ができていないように感じます。長崎との直接対決はまだ4試合も残っていますから、苦手意識をなんとか払拭したいものです。

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