第560回 長嶋茂雄とキューバ野球

 フレデリク・セペダ(巨人)に続いてユリエスキ・グリエル(横浜DeNA)。キューバの至宝が相次いで日本球界入りした。  2人とも実績はダテではない。セペダとグリエルは2004年アテネ五輪金メダル、08年北京五輪銀メダルを獲得したチームの主軸で、WBCにも全3大会に出場している。

第559回 赤ヘルに「交流戦」という名の試練

 23年ぶりのリーグ優勝を狙う広島にとって鬼門は交流戦である。これまでの9シーズンで広島が勝ち越したのは2008、09年のわずか2度だけ。通算成績は96勝134敗10分け、勝率4割1分7厘である。  この数字は12球団で横浜DeNAの89勝145敗6分けに次いでワースト2。いかに広島が交流戦を苦手にしているかが窺えよう。  11年にはリーグワーストの連続50イニング無得点という不名誉な記録を残している。

第557回 カープ、23年ぶりの頂点へ!

 プロ野球12球団の中で、最も優勝から見放されているのは広島である。最後のリーグ優勝が1991年だから23年も頂点から遠ざかっている。  70年代前半、「戦争を知らない子供たち」という歌が流行した。それにならって言えば、今の若いカープファンは「優勝を知らない子供たち」である。それだけに、選手と優勝の喜びを分かち合いたいとの思いはひとしおだろう。

第551回 田中よ、NYの星になれ!

「米国製のボールでツーシームを投げていたんですけど、右や左に浮いたり、沈んだりして予測がつかない。あれを打つのはきっと大変じゃないでしょうか」  そう語ったのは東北楽天の美馬学である。ヤンキース入りが決まった田中将大と自主トレでキャッチボールをした時のエピソードだ。田中の視線は、既に海の向こうを見据えている。

第550回 球界の宝を送り出す祝福と危機感 東北楽天・立花陽三球団社長

「複雑な気持ちというのが正直なところです。ただ、決まった以上は楽天の誇り、東北の誇りを持ってメジャーリーグで大暴れしてほしいと思います」  田中将大のヤンキース入りを受けて、楽天野球団社長の立花陽三は、そう語った。

第549回 「王」にふさわしい立ち居振る舞いを 東京ヤクルト ウラディミール・バレンティン外野手

 米国から衝撃的なニュースが飛び込んできた。昨季、日本プロ野球記録の60本塁打を放った東京ヤクルトのウラディミール・バレンティンが米国フロリダ州マイアミ近郊で離婚協議中のカーラ夫人を暴行、監禁したとして捜査当局に逮捕されていたことが明らかになったのだ。

第547回 中日の来季を占う“ドミニカ土産”

 中日のプレーイングマネジャーに就任した谷繁元信を支える森繁和ヘッドコーチと言えば、落合博満GMの懐刀として知られるが、編成面でも大きな役割を担っている。  11月初旬にはウインターリーグ視察のため、ドミニカ共和国に旅立った。スリーパー(眠っている才能)の宝庫といわれる同国で、スカウト活動を展開するためだ。

第546回 腹を据えた指揮官に春再び遠からじ 埼玉西武・伊原春樹監督

 11年ぶりに埼玉西武ライオンズの指揮を執る伊原春樹は、就任早々、選手たちにこう問うた。 「西武鉄道の初乗り運賃がいくらか知っているか?」  キョトンとした表情を浮かべ、互いに顔を見合わせる選手たち。無理もない。球場まで電車を使う選手はほとんどいない。球場から離れて暮らす主力組は“マイカー通勤”が基本である。

第544回 「迷ったときは、前に出ろ!」を実践した楽天・星野監督

 球団創設9年目で東北楽天ゴールデンイーグルスが初優勝を果たした。  就任3年目でチームをリーグ優勝に導いた星野仙一監督の手腕は称えてあまりある。  星野にとっては中日(1988年、99年)、阪神に続いて3球団目での優勝となった。過去、3球団で優勝を果たした監督は三原脩(巨人、西鉄、大洋)と西本幸雄(大毎、阪急、近鉄)の2人しかいない。

第542回 バレンティン、“聖域破り”で新時代へ!

 時間の問題だとは思っていたが、いざ新記録を目のあたりにすると特別な感慨がある。9月15日、東京ヤクルトのウラディミール・バレンティンが神宮球場の阪神戦でシーズン56号本塁打を放ち、日本新記録を樹立した。王貞治(64年)、タフィー・ローズ(01年)、アレックス・カブレラ(02年)が保持していた55本を49年ぶりに更新した。

第537回 打って守れて主張できるリーダー 日本プロ野球選手会・嶋基宏会長(東北楽天)

 中身は痛烈だが的を射ている。これくらいの荒療治をやらなければ、プロ野球は変わらないのではないか。  NPBが統一球の仕様を無断で変更した問題で労組・日本プロ野球選手会はNPBと、この問題を調査する第三者委員会に対し<統一球問題に関する当会の要望と見解>と銘打った文書を提出した。

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