「胴上げの回数と高さを見ていれば、その監督がどれだけ選手たちに慕われているかわかります」 かつて、あるセ・リーグの主力選手から、そんな話を聞いたことがある。
この男が復帰して一番喜んでいるのは、おそらくルーキーの斎藤佑樹ではないか。 打ってよし、守ってよし。この男がスタメンに名を連ねているのといないのとでは大違いである。
47歳のサウスポー、工藤公康は目下、浪人中である。まだ現役復帰を諦めていない。 右足のふくらはぎ、左ヒジ、左肩に不安があるため投球練習はしていないが、毎朝、横浜市内の自宅近くをジョギングしている。
しゃべり出したら止まらない。球界の“二大おしゃべり”と言えば、東北楽天前監督の野村克也と中日・落合博満監督だろう。 ただ、この二人には決定的な違いがある。 ノムさんが、多少の好き嫌いはあるにせよメディアを選別しないのに対し、落合は自らが心を開いた人間としか話さない。だから落合の本音は世間には伝わりにくい。
開幕投手を誰にするか。これはピッチングコーチにとって一番、頭の痛い問題である。あちらを見れば、こちらが立たず、というわけだ。 自他ともに認める大エースがいれば、頭を痛める必要はない。しかし、同等の力を持つピッチャーが複数いた場合、誰を指名するか悩むことになる。
「キレのあるストレートとキレの悪いストレートを投げ分けている」 ダルビッシュ有(北海道日本ハム)がマー君こと田中将大(東北楽天)に、そう告げたのは第2回WBCの時である。
北海道日本ハムの黄金ルーキー斎藤佑樹のピッチングを見ていると今は亡き小林繁のそれを思い出す。 小林といえば細身ながらムチのようにしなる右腕で巨人、阪神で通算139勝をあげた。沢村賞にも2度、輝いている。体型とは正反対の太く短い野球人生だった。
日本野球では「先発に失敗した者がリリーフに回る」という考え方がまだ一般的だ。メジャーリーグでは通算601セーブのメジャー記録をもつ元ブルワーズのトレバー・ホフマンのように、最初からリリーフ一筋という例が少なくない。
通算セーブのプロ野球記録を持つ元東京ヤクルトの高津臣吾が独立リーグ・BCリーグの新潟アルビレックスに入団することが決まった。 高津はNPBで286セーブ、メジャーリーグで27セーブ、韓国で8セーブ、台湾で26セーブと日米韓台の4カ国でセーブをあげている国際派のピッチャー。今年から新潟の監督を務める元ヤクルトの橋上秀樹から「若い選手に投げる姿勢を見せて欲しい」と“手本”の役割を求められている。
バントの名人・川相昌弘が8年ぶりに巨人に戻ってきた。2軍監督としての復帰である。 実は川相、昨シーズンも中日で2軍監督を務めていた。昨年9月、球団から呼び出され、「来季は契約を結ばない」と告げられた。
2年続けて1票差で落選した中日監督の落合博満がついに野球殿堂入りを果たした。プレーヤーとして三冠王3度は史上最多だけに当然と言えば当然の勲章である。
NPB(日本プロ野球組織)における現役最年長投手である。いったい、誰がプロ入り時に今の山本昌(本名:昌広)の姿を予想し得ただろう。 1984年に神奈川の日大藤沢高からドラフト5位で入団。最初の4年間は勝ち星なし。その間、何度も解雇の危機に見舞われた。
昨季、メジャーリーグ史上初となる10年連続シーズン200安打を達成したイチロー(マリナーズ)は来季限りで球団との契約が切れる。 周知のようにマリナーズは2001年にメジャーリーグ史上最多タイのシーズン116勝(46敗)をあげ、ア・リーグ西地区を制したものの、それ以降は低迷が続き、昨季も地区最下位に沈んだ。
「18歳の4番打者」と聞いても、若いプロ野球ファンはピーンと来ないかもしれない。今なら間違いなく流行語大賞の候補にあがっているはずだ。 近鉄、太平洋クラブ−クラウンライター―西武で強打者として鳴らした土井正博が4年ぶりに埼玉西武のヘッド兼打撃コーチに復帰した。67歳。現役コーチとしては最年長である。
横浜リクシルベイスターズに、東京サイバースワローズ? このオフ、セ・リーグの下位球団に相次いで売却騒動が持ち上がった。
太ももののサイズは65センチ。競輪選手なみである。このたくましい太ももが157キロの原動力となっている。 巨人のドラフト1位ルーキー沢村拓一(中大)は身長183センチ、体重90キロの偉丈夫だ。 近年、これだけ体のできたルーキーは見たことがない。4年間の地道なトレーニングの成果と言っていいだろう。
東北楽天の新監督に就任した星野仙一といえば、球界では「怖い人」で通っている。 しかし朝から晩まで、ただ怒っているわけではない。1軍半や2軍の選手は別として、1軍選手、とりわけ主力やベテランに対しては、ヒザを交えてじっくりと話をする。
「ライパチ」と言えば「ライトで8番」だ。 かつて少年野球では一番、下手クソな選手の定位置とされていた。 しかし近年、この野球用語は「死語」になりつつあるようだ。
「シュリンプマン・キャッチ」 そう名付けたのは元駐米大使の経歴を持つ加藤良三コミッショナーだ。 カープの天谷宗一郎が「ジョージア魂」賞選考委員特別賞に輝いた。この賞は缶コーヒーブランドの「ジョージア」が今季からプロ野球12球団と提携、NPBパートナー契約を結んで設けられたものだ。
プロ野球・横浜ベイスターズの売却を巡り、親会社のTBSホールディングスと住生活グループが進めていた交渉は最終段階で破談になった。
今季、森脇浩司は中途半端な立場に置かれていた。福岡ソフトバンク編成・育成部アドバイザー。コーチではない。かといって実権を持ったフロントスタッフでもない。 昨季は監督に昇格した秋山幸二の下でヘッド兼内野守備走塁コーチの要職にあったが、オリックスの監督を解任された大石大二郎にその座を追われてしまった。先の仕事は、言葉は悪いが“閑職”であり、本人も望んだものではなかっただろう。
シーズンオフに入り、2人のキャッチャーにFAの話題が出ている。 広島の石原慶幸と西武の細川亨である。
千葉ロッテと中日の日本シリーズは第7戦にまでもつれ込み、4勝2敗1分けでロッテが5年ぶり4回目の日本一に輝いた。 カギとなったゲームは第6戦である。3勝2敗とロッテが王手をかけていたものの、残り2試合はナゴヤドーム。中日は本拠地で51勝17敗1分け(レギュラーシーズン)と圧倒的な勝率を残している。中日・落合博満監督も「3つまでは負けられる。ここまでは想定内」と余裕を示していた。
ゲームにたとえていえば敗戦処理が勝利投手になったようなものか。 監督代行就任時には19もあった借金を完済し、4つの貯金を積み上げたのだから、シーズン終了を待って「代行」の2文字が取れたのも当然である。
広島、巨人で主に先発投手として活躍したサウスポーの川口和久が巨人の投手総合コーチに就任した。1軍、2軍を横断的に見ることになりそうだ。