昨年オフ、横浜DeNA生え抜きの三浦大輔2軍監督が監督に就任したことにより、セ・リーグの監督は中日・与田剛、広島・佐々岡真司、東京ヤクルト・高津臣吾を含め、6人中4人が投手出身となった。 <この原 […]
ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。最近では、あまり見聞きしなくなったフレーズだ。要するにその手のピッチャーが少なくなったということだろう。 <この原稿は2021年3月14日号『サンデー毎日』に掲載さ […]
通算ホームラン868本の王貞治は、キャンプで大切にしているルーティンがあった。ブルペンでの“目慣らし”である。 V9時代、堀内恒夫や高橋一三といったエース級がブルペンで投球練習を始めると、自らも […]
93歳での旅立ちだから、日本風に言えば大往生だろう。 ロサンゼルス・ドジャースで21シーズンにわたって監督を務めたトミー・ラソーダが1月7日(日本時間8日)、心臓発作によりロサンゼルス近郊の病院 […]
広島でキャッチャーとして3度のベストナインに輝く達川光男は高校時代、広島商の選手として高3の春と夏、2度甲子園に出場している。春は準優勝、夏は優勝。同期には作新学院(栃木)の江川卓がいた。 江川 […]
ここ10年の日本シリーズの戦績はパ・リーグの9勝に対し、セ・リーグは1勝。2019年、20年と2年連続で巨人が福岡ソフトバンクに4連敗を喫したことにより、広がる一方の“リーグ間格差”に注目が集まっている。 & […]
巨人・坂本勇人が31歳10カ月、NPB史上2番目の年少記録で2000本安打を達成したことにより、ひとりのレジェンドに注目が集まっている。 最年少記録保持者は誰か。それは31歳7カ月で大台に到達し […]
「プロ野球の監督は大臣になるより難しいんや」 この2月に84歳で他界した野村克也は、口ぐせのように、そう語っていた。 ちなみに菅義偉内閣の大臣は、菅総理含めて21人。12人しかいないプ […]
プロ野球シーズンも終わりに近づくと、スポーツメディアの話題はベテラン選手たちの去就に移る。 大物としては福岡ソフトバンクの内川聖一、阪神の福留孝介が戦力外通告を受けたものの、現役続行を明言してい […]
巨人・原辰徳監督のクジ運の悪さが話題になっている。10月26日に行われたドラフト会議、巨人は近大の野手・佐藤輝明を1位で指名したが、4球団が競合した結果、阪神が交渉権を獲得した。 これで原のクジ […]
日本人初のサイ・ヤング賞が有力視されるダルビッシュ有(カブス)はボールに魔法をかけることのできるマジシャンである。 フォーシームを含め、11種類の球種を持つと言われる。まるで腕のいい大工の工具箱 […]
巨人・原辰徳監督が“神様超え”を果たした。 さる9月11日、巨人は東京ヤクルトに2対1で勝利、指揮を執る原はV9巨人を率いた川上哲治の通算1066勝を抜いて1067勝に達し、監督通算成績としては […]
さすが“知将”野村克也の教え子だけのことはある。野村楽天でヘッドコーチを務めていた橋上秀樹の解説は、他の解説者とは一味違う。5日、東北楽天が6対5で勝利したオリックス戦で、こんなことを言っていた。   […]
自身の持つプロ野球のホールド記録を350にまで伸ばした北海道日本ハムのサウスポー宮西尚生のタフネスぶりには頭が下がる。 彼はルーキーイヤーの08年から昨季まで、12年連続で50試合以上に登板して […]
打ったり走ったりではなく、投げている姿がスポーツ紙の一面を飾るとは……。誰あろう本人が一番びっくりしたに違いない。 8月7日付けのスポニチ紙の一面は、巨人の内野手・増田大輝。マウンド上で胸を張り […]
プロ野球で外国人選手が捕手のポジションに入ったのは、2000年のディンゴ以来、20年ぶり。7月4日、ディンゴと同じ中日のアリエル・マルティネスが巨人戦でマスクを被った。 ディンゴとは懐かしい。本 […]
プロ野球における無観客試合のよさは、ナマの打球音が球場中に響き渡ることである。 強打者の打球音は、例外なく甲高い。「ガーン」ではなく「カーン」なのだ。まるで金属バットで打っているような錯覚にとら […]
コロナ禍による給付金ならぬ給付土である。阪神と阪神甲子園球場は日本高野連に加盟する3年生野球部員全員に「甲子園の土」が入ったキーホルダーを贈ることを発表した。 キーホルダーを作成するにあたっての […]
阪神や北海道日本ハム、東北楽天など、のべ6球団で投手コーチを務めた佐藤義則には持論がある。 「ピッチャーは傾斜のついたところで投げてナンボ」 マウンドの直径は18フィート(5.4864 […]
新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻なのは米国だ。 日本時間5月20日午前現在、死者数は9万1800人を超え、感染者数は約150万人。ドナルド・トランプ大統領は「真珠湾攻撃よりも、世界貿易セン […]
広島で球団史上最多の213勝をあげた北別府学はブロガーとしても知られている。 現在、北別府は成人T細胞白血病の治療のため入院しているが、4月8日のブログで4月中旬に予定されていた骨髄移植が延期に […]
2017年11月にNPB(日本野球機構)コミッショナーに就任して以来、最大の危機到来である。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕が延び延びになっているプロ野球は、未だに開幕日が設定できな […]
「この球団には最高給取りでありながら、走れない、守れない者がいる」 この発言、今なら間違いなくパワハラだろう。 田淵幸一に向け、西武の監督に就任したばかりの広岡達朗が秋季キャンプの最初 […]
新型コロナウイルス感染拡大により、2月29日から「無観客」となったオープン戦。テレビ局のプロデューサーによると、視聴者から「ベンチからのヤジがおもしろい」という思わぬ反響があったとか。 「たとえば […]
さる2月11日、虚血性心不全のため84歳で死去した野村克也の代名詞とも言える「再生工場」の第1号は1973年に巨人から南海にやってきた山内新一ではなかったか。 前年、山内は0勝に終わっており、ト […]