さすが“知将”野村克也の教え子だけのことはある。野村楽天でヘッドコーチを務めていた橋上秀樹の解説は、他の解説者とは一味違う。5日、東北楽天が6対5で勝利したオリックス戦で、こんなことを言っていた。   […]
自身の持つプロ野球のホールド記録を350にまで伸ばした北海道日本ハムのサウスポー宮西尚生のタフネスぶりには頭が下がる。 彼はルーキーイヤーの08年から昨季まで、12年連続で50試合以上に登板して […]
打ったり走ったりではなく、投げている姿がスポーツ紙の一面を飾るとは……。誰あろう本人が一番びっくりしたに違いない。 8月7日付けのスポニチ紙の一面は、巨人の内野手・増田大輝。マウンド上で胸を張り […]
プロ野球で外国人選手が捕手のポジションに入ったのは、2000年のディンゴ以来、20年ぶり。7月4日、ディンゴと同じ中日のアリエル・マルティネスが巨人戦でマスクを被った。 ディンゴとは懐かしい。本 […]
プロ野球における無観客試合のよさは、ナマの打球音が球場中に響き渡ることである。 強打者の打球音は、例外なく甲高い。「ガーン」ではなく「カーン」なのだ。まるで金属バットで打っているような錯覚にとら […]
コロナ禍による給付金ならぬ給付土である。阪神と阪神甲子園球場は日本高野連に加盟する3年生野球部員全員に「甲子園の土」が入ったキーホルダーを贈ることを発表した。 キーホルダーを作成するにあたっての […]
阪神や北海道日本ハム、東北楽天など、のべ6球団で投手コーチを務めた佐藤義則には持論がある。 「ピッチャーは傾斜のついたところで投げてナンボ」 マウンドの直径は18フィート(5.4864 […]
新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻なのは米国だ。 日本時間5月20日午前現在、死者数は9万1800人を超え、感染者数は約150万人。ドナルド・トランプ大統領は「真珠湾攻撃よりも、世界貿易セン […]
広島で球団史上最多の213勝をあげた北別府学はブロガーとしても知られている。 現在、北別府は成人T細胞白血病の治療のため入院しているが、4月8日のブログで4月中旬に予定されていた骨髄移植が延期に […]
2017年11月にNPB(日本野球機構)コミッショナーに就任して以来、最大の危機到来である。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕が延び延びになっているプロ野球は、未だに開幕日が設定できな […]
「この球団には最高給取りでありながら、走れない、守れない者がいる」 この発言、今なら間違いなくパワハラだろう。 田淵幸一に向け、西武の監督に就任したばかりの広岡達朗が秋季キャンプの最初 […]
新型コロナウイルス感染拡大により、2月29日から「無観客」となったオープン戦。テレビ局のプロデューサーによると、視聴者から「ベンチからのヤジがおもしろい」という思わぬ反響があったとか。 「たとえば […]
さる2月11日、虚血性心不全のため84歳で死去した野村克也の代名詞とも言える「再生工場」の第1号は1973年に巨人から南海にやってきた山内新一ではなかったか。 前年、山内は0勝に終わっており、ト […]
さる2月11日、虚血性心不全のため死去した野村克也さんは「講演の名人」としても知られていた。 私が知る限りおいて、プロ野球の世界で野村さんほど講師として重宝された方はいない。 生前、 […]
むしろ遅過ぎたくらいだ。野球殿堂博物館は阪神、西武で活躍した通算474本塁打の田淵幸一の殿堂入り(エキスパート表彰)を発表した。 田淵のホームランを「日本一美しいホームラン」と評したのは、「プロ […]
高校生史上最速の163キロを誇るドラフト1位ルーキー佐々木朗希(大船渡・岩手)が1月8日、さいたま市内のマリーンズ寮に入寮した。 ――年末年始は? との記者の質問に「毎日家にいて、練習していまし […]
12月13日、元阪急の高井保弘が腎不全のため死去した。74歳だった。 高井と言えば、プロ野球における“初代・代打の神様”である。通算27本の代打ホームランは、今もなお「世界記録」だ。 […]
11月に行われた第2回プレミア12で侍ジャパンは主要な世界大会では2009年の第2回WBC以来、10年ぶりに世界の頂点に立った。 胴上げされる稲葉篤紀監督の目は涙でうるんでいた。 無 […]
10月初めに中日を退団した松坂大輔の、14年ぶりの古巣復帰が決定した。 今季、松坂はわずか2試合の登板に終わった。0勝1敗、防御率16・88。39歳という年齢を考えれば、普通ならジ・エンドである […]
日本シリーズで巨人をスイープ(4連勝)で退けた福岡ソフトバンク工藤公康監督が2年連続4度目の正力松太郎賞を受賞した。 選手として1回、監督として3回。計4度目の受賞は、王貞治ソフトバンク球団会長 […]
戦後間もない頃、プロ野球の試合を対象とした「野球くじ」が日本勧業銀行から発売されていたことは、あまり知られていない。 ウィキペディアによると発売されていたのは<1946年~1950年ごろにかけて […]
育成球団と呼ばれる広島だが、高校生投手のドラフト1位は、2009年の今村猛(清峰)が最後である。 それ以降は10年=福井優也(早大・現東北楽天)、11年=野村祐輔(明大)、13年=大瀬良大地(九 […]
さる9月6日、千葉ロッテ相手に本拠地で「令和初」のノーヒッターを達成した福岡ソフトバンクの千賀滉大は周知のように育成ドラフトの出身である。 さらに言えばキャッチャーの甲斐拓哉も育成ドラフトの出身 […]
NPB史上4人目の“捕手首位打者”が誕生した。 埼玉西武の森友哉である。打率3割2分9厘。2位の吉田正尚(オリックス)に7厘差をつけてのタイトル獲得となった。 捕手は激務である。打つ […]
いくら何でも1試合に5死球は多過ぎる。ぶつけられた方は怒るに決まっている。 8月13日、メットライフドームでの埼玉西武対オリックス戦は大荒れとなった。 オリックスの選手が4回、西武の […]