カープ・アイ
松田元オーナーによると「現実的に3番を打てる選手」(「日刊スポーツ」1月8日付)なのだそうだ。記事はこうも書いている。「FA権を取得しており、来オフに行使する可能性もゼロではない」(同)。 丸佳浩の人的補償 […]
昭和24年に正力松太郎が、プロ野球2リーグ制を提唱したことがきっかけでカープ誕生の気運が加速するのは、「カープの考古学」第6回にて述べた。これにより谷川昇らが創立準備委員長となって、広島にプロ野球の球団をとの動きを早め […]
「小さい時からの憧れ、夢が最後の決め手だった」(「日刊スポーツ」12月12日付)と、丸佳浩は自らの巨人移籍について語ったそうだ。子供の頃から、東京ドームに野球を見に行っていたという。それを言われては、どうしようもないです […]
リーグ3連覇を達成しながら、今オフ、広島ファンは悶々とした日々を送っている。日本一を逃したからだけが理由ではない。「不動の3番」丸佳浩がFA権を行使し、巨人に移籍した。 <この原稿は2018年12月10日号『 […]
カープ創立準備委員長を務めた谷川昇の父・玉蔵はアメリカで財を成し、その仕送りにより後ろ盾が整い、昇はカープ設立にむけて奔走することが可能となった--。このことは前回に述べたとおりだ。今回は"カープ生みの親・谷川昇"の心 […]
残念でしたね、日本シリーズ。もはや、触れたくもないが、たまたま手にした中国新聞(ご承知の通り、カープ球団創設から関わった地元紙)に、こんな記事がありました。 <大きな壁となった甲斐の強肩に対し、なぜ広島ベンチ […]
カープの考古学も第7回目を迎え、いよいよカープ誕生に深く関わり、"カープ生みの親"ともいえる人物を取り上げていきたい。筆頭は創立準備委員長を務めた谷川昇である。今回の考古学では、カープの歴史の中であまり語られてこなかっ […]
今季のペナントレース最終戦は10月7日の横浜ベイスターズ戦だった。カープは、もちろん、クライマックスシリーズ(CS)に向けての調整。ベイスターズは、残り4試合すべて勝たないと、CS進出の可能性が消える。いわば、背水の陣 […]
3連覇の最大の原動力は、リーグ最強の攻撃陣だ。田中広輔(シーズン途中で6、7番に回った)、菊池涼介、丸佳浩、鈴木誠也、松山竜平……とつながる打線には『流線型打線』の趣がある。 <この原稿は広島アスリートマガジ […]
カープが原爆の町・広島に誕生できたことは広島市民・県民に、これ以上ない勇気と希望を与え、復興に向かう明日への生きる活力となった。これは今さら言うまでもないことだ。では、なぜカープが誕生したのか--。考古学第6回はカープ […]
新井貴浩は引退会見(9月5日)で、いいことを言った。「本当の戦いは10、11月。チームの力になれるように最後の最後まで、かわいい後輩と喜び合えるように頑張っていきたい」(「日刊スポーツ」9月6日付) これで […]
野村謙二郎や前田智徳が後輩からいじられたという話は聞いたことがない。しかし、今季限りでの引退を発表した新井貴浩は、よく後輩からいじられていた。 新井は1999年のドラフト6位入団である。1位は敦賀気比高から […]
カープの考古学では、広島になぜプロ野球球団が生まれたのか、その歴史的な背景を探ってきた。 カープの本拠地・広島には、明治時代には日本軍の大本営が置かれ、第一次、そして第二次と2度起きた世界大戦でも軍部中枢都市の役割を果 […]
MVPは下水流昴ですかね。なにしろ、7月20日からの対巨人3連戦は、巨人が破竹の7連勝で広島に乗り込んできた。ここで3連敗でも食らおうものなら、ゲーム差はいっきょに縮まり、おしりに火の付く状態である。 しか […]
「バラエティー番組をやっていると、“こんな時期に不謹慎だ”というクレームの電話がかかってくるのですが、カープに関する話題では、ひとつもそういうことがない。いかにカープが地域に根付いているかがわかりますね」 過 […]
「カープの考古学」も連載4回目を迎えた。これまで戦後まもない頃に「広島にプロ野球チームを!」との情熱を持って活動した企業や、広島商業OB、広陵高校OBらの動きをキャッチアップしてきた。原爆投下という人類史上に例のない惨事 […]
ドミニカのカープ・アカデミーは、ここへ来て、成功者が続出している。サビエル・バティスタがそうだし、アレハンドロ・メヒアも、いますぐ一軍にあげても活躍できるレベルだ。それから、今シーズン途中で支配下登録したヘロニモ・フラ […]
1979年、80年とカープは日本シリーズを連覇した。言うまでもなく立役者は“不動の守護神”江夏豊である。 79年の近鉄との日本シリーズは“江夏の21球”で知られるが、80年も近鉄との対戦となり、第7戦にまで […]
「カープの考古学」の連載が始まって今回が3回目となる。これまでカープ誕生以前の広島におけるプロ野球誕生物語を書き、その中でプロ野球参入を目指した「鯉城園倶楽部」や「金子物産」の選手には広陵高OBが主力であったことを述べて […]
新井貴浩は、いつからこんなにすごい打者になったのだろう。 6月12日のオリックス戦、アンドリュー・アルバースにカープの各打者がみんな手もなくひねられるなか、新井は5回表2死から、インコース低めに沈んでくるた […]
セ・リーグにとっては“苦行”の交流戦がスタートした。6月6日現在、セ・リーグで勝ち越しているのは唯一、東京ヤクルトだけである。6勝1敗の好成績で、交流戦前には9.5ゲームもあった首位カープとの差を6.5ゲームにまで縮め […]
前回は広島カープの誕生以前にプロ野球参入を目指した「鯉城園倶楽部」について取り上げた。終戦直後に財を成した広島の一企業が作ったこのノンプロチームは都市対抗野球大会で健闘し、一時はプロ参入も視野に入れていた。詳しくは前回 […]
この試合を勝ちきることができたら、そのまま勢いに乗って三連覇は確実だな――。少々気が早いが、そう思って見ていた。5月6日の広島-東京ヤクルト戦である。 2-1と広島リードで迎えた9回裏。カープのクローザー中 […]
いつも愛読ありがとうございます。これまで二宮清純、書籍編集者・上田哲之氏の2人が執筆していた「カープ・アイ」に今月から新連載が加わりました。フリーライター西本恵氏が広島カープの歴史を掘り下げる「カープの考古学」です。掲 […]
たとえば4月10日の阪神-広島戦。カープは3-4で負けたのだが、4回裏にこんなシーンがあった。 この日の先発は薮田和樹。2-0と2点リードして2死無走者。迎える打者は糸原健斗である。 カウント3 […]