プロ野球

横浜・村田修一「責任感と苦悩と」(後編)

 人生には転機がある。村田の野球人生を変えた人物がいる。ボストン・レッドソックスの松坂大輔だ。  東福岡高のエースだった村田が初めて甲子園に出場したのは1998年のセンバツだ。3回戦で松坂を擁する横浜高と対戦した。  ともに投打の中心。対抗心を持つなという方が無理な話だ。  だが、結果は。 「3対0の完封負け。僕らは松坂から2本しかヒットを打てませんでした」

横浜・村田修一「責任感と苦悩と」(前編)

 昨オフ、同じチームメイトの内川聖一が優勝を求めて新天地へと移った一方、迷いに迷った末に5年連続Bクラスと低迷しているチームへの残留を決めた男がいる。横浜の主砲、村田修一だ。今や日本を代表する右のスラッガーである村田が、なぜ横浜に残ることを決めたのか。二宮清純がその真相に迫った。

第452回 沢村栄治と笹崎僙――球界と拳闘界のスターの戦時下の振る舞い

 戦時下、スポーツ選手は何を考え、どう振る舞っていたのか。  それを取材しているうちに、文藝春秋の編集者から興味深い資料を提供してもらった。  タイトルは<帰還二勇士 戦争とスポーツを語る>。これは『オール読物』の1940年9月号に掲載されたものだ。 「帰還二勇士」とは当時、巨人のエースだった沢村栄治と「槍の笹崎」の異名をとったプロボクシング界のヒーロー笹崎僙のことだ。

黒木知宏(野球解説者)<前編>「パ・リーグが強い意外な理由」

: 8月は昼は高校野球、夜はプロ野球と野球ファンにとっては一番楽しみな季節です。今回は雲海酒造の地元でもある宮崎県出身の黒木知宏さんをお招きしました。とともに熱く野球を語りたいと思っています。  さて、九州男児の黒木さんだけにお酒が強い印象もありますが、実際のところはどうなんでしょう? : 家系的にはあまり強くはないほうですね。でも社会人になって飲み会に参加して、ある程度は鍛えられました(笑)。

第6回「ジョージア魂」賞は東北楽天・松井稼頭央内野手に決定! 〜二宮清純書き下ろしコラムも更新〜

 缶コーヒーブランド「ジョージア」は、2011シーズンもプロ野球12球団と提携、さらにNPBパートナー契約を締結し、“選べ、チームのためのベストプレー”をコンセプトに「ジョージア魂」賞の表彰を実施しています。このたび第6回の「ジョージア魂」賞が決定しました。今回は東北楽天・松井稼頭央内野手が7月1日(対千葉ロッテ戦)にみせた再三の好守へ賞が贈られます。

九州国際大付と日大三を軸に混戦必至 〜全国高校野球選手権大会〜

 第93回高校野球選手権大会が6日、阪神甲子園球場で開幕する。今大会は3月11日に起きた東日本大震災の被災地を支援する大会と位置づけられての開催だけに、試合時間を早めるなどの節電対策のほか、センバツ同様、選手たちには被災地へのエールとなるようなハツラツとしたプレーが求められている。国民がさまざまな思いを抱きながら迎える今大会。果たして、4014校の頂点に立つのはどこか。

捕手の領分

 大変極端な言い方をすれば、今季のリーグチャンピオンを決定づける打席であった。振り返っておこう。  その前に、耳慣れない言い方をした。「リーグチャンピオン」。セかパかを言っていない。どちらかと問われれば、パ・リーグである。しかし、両リーグの現在の力の差を考えると、パ・リーグの1位が、すなわち日本でペナントレースを戦う両リーグ12球団のチャンピオンと言うにふさわしい。その意味で、今季の日本プロ野球全体のペナントレースにおける「リーグチャンピオン」を決定づける試合だった。

今大会屈指の右腕・歳内擁する聖光学院が初日に登場! 〜第93回全国高校野球選手権大会 組み合わせ抽選会〜

 3日、第93回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行なわれた。3月11日に起きた東日本大震災で甚大な被害を受けた東北3県(岩手、宮城、福島)で一番最初に登場するのはプロ注目のエース歳内宏明擁する聖光学院(福島)。初日の第3試合で日南学園(宮崎)と対戦する。続いて第2日第3試合では2年ぶりの出場となった花巻東(岩手)が帝京(東東京)と、さらに第3日第3試合では古川工(宮城)が唐津商(佐賀)と初戦突破を目指して戦う。

第450回 「飛ばないボール」は攻略できるか!?

 中日やロッテなどで主にクローザーとして活躍し、横浜の監督も務めた牛島和彦から、かつてこんな話を聞いたことがある。彼がロッテ時代の出来事。 「南海戦で打者は門田博光さん。僕のフォークボールを読んだ門田さん、いきなり歩き出し、落ちる前を狙い打った。結果はホームラン。これにはびっくりしました」  フォークボールの落ち際をとらえるのは至難の業だ。だったら、落ちる前にしばき上げよう――。門田は、そう考えたのである。驚異的なスイングスピードが、劇画のようなシーンを可能にしたのであろう。

Back to TOP TOP