プロ野球

長嶋監督の分かりやすいクセ 〜代打男・高井保弘インタビュー〜

 世界一の代打男といえば、元阪急の高井保弘である。通算代打本塁打27本はメジャーリーグにもない“世界記録”だ。勝負どころで他球団のエース級のウイニングショットを一振りで仕留める。その仕事を全うすべく、高井はすさまじい努力を重ねていた。ベンチやネット裏で投手のフォームを目を皿のようにして観察し、クセによって球種を見破るのだ。各投手の特徴をまとめた「高井メモ」は、他の選手から「ベンツと交換してほしい」と懇願されるほど詳細なものだった。そんな貴重なメモの一端を今回、二宮清純の取材で本人が明かしてくれた。

第454回 CS狙える戦力底上げに貢献した眼力 広島・エリック・シュールストロム駐米スカウト

 開幕前には下馬評の低かったカープが、曲がりなりにもクライマックスシリーズ進出争いに加わっていられるのは、青い目のスカウトのおかげだろう。  エリック・シュールストロム。カープファンでも、その存在を知る者は少ない。辣腕の駐米スカウトだ。

第79回 今大会の完成度No.1投手は英明・松本竜也

 日大三(西東京)の2度目の優勝で幕を閉じた今年の高校野球、皆さんはどんなふうに感じられたでしょうか。今回は、3月の大震災で甚大な被害を受けた被災地への復興支援という意味が込められた特別な大会でした。そうした意識があったからかもしれませんが、私は例年以上にハツラツとし選手の姿が印象に残りました。当然のことではありますが、全力疾走ひとつにしても選手の野球への真摯な気持ちがひしひしと伝わってきたのです。選手たちの最後まで諦めない姿勢が終盤での逆転勝ちや、劇的なサヨナラゲームなどを呼び起こしたのでしょう。甲子園が連日のように超満員の観客に埋め尽くされていたことが、今大会が大盛況だったことの何よりの証です。

中島裕之、天才の打撃論

 メジャーリーグではミート力、パワー、スピード、守備、スローイングの5つを兼ね備えた選手を5ツールプレーヤーと評する。日本において、この資格を有している内野手として真っ先に名前が浮かぶのが埼玉西武の中島裕之だろう。打ってよし、守ってよし、走ってよし。なかでも、そのバッティング技術は同じプロ選手でさえ舌を巻くほど高いものがある。今回、その天才的な打撃の一端に触れるべく、二宮清純が本人を直撃した。

横浜・村田修一「責任感と苦悩と」(後編)

 人生には転機がある。村田の野球人生を変えた人物がいる。ボストン・レッドソックスの松坂大輔だ。  東福岡高のエースだった村田が初めて甲子園に出場したのは1998年のセンバツだ。3回戦で松坂を擁する横浜高と対戦した。  ともに投打の中心。対抗心を持つなという方が無理な話だ。  だが、結果は。 「3対0の完封負け。僕らは松坂から2本しかヒットを打てませんでした」

横浜・村田修一「責任感と苦悩と」(前編)

 昨オフ、同じチームメイトの内川聖一が優勝を求めて新天地へと移った一方、迷いに迷った末に5年連続Bクラスと低迷しているチームへの残留を決めた男がいる。横浜の主砲、村田修一だ。今や日本を代表する右のスラッガーである村田が、なぜ横浜に残ることを決めたのか。二宮清純がその真相に迫った。

第452回 沢村栄治と笹崎僙――球界と拳闘界のスターの戦時下の振る舞い

 戦時下、スポーツ選手は何を考え、どう振る舞っていたのか。  それを取材しているうちに、文藝春秋の編集者から興味深い資料を提供してもらった。  タイトルは<帰還二勇士 戦争とスポーツを語る>。これは『オール読物』の1940年9月号に掲載されたものだ。 「帰還二勇士」とは当時、巨人のエースだった沢村栄治と「槍の笹崎」の異名をとったプロボクシング界のヒーロー笹崎僙のことだ。

黒木知宏(野球解説者)<前編>「パ・リーグが強い意外な理由」

: 8月は昼は高校野球、夜はプロ野球と野球ファンにとっては一番楽しみな季節です。今回は雲海酒造の地元でもある宮崎県出身の黒木知宏さんをお招きしました。とともに熱く野球を語りたいと思っています。  さて、九州男児の黒木さんだけにお酒が強い印象もありますが、実際のところはどうなんでしょう? : 家系的にはあまり強くはないほうですね。でも社会人になって飲み会に参加して、ある程度は鍛えられました(笑)。

第6回「ジョージア魂」賞は東北楽天・松井稼頭央内野手に決定! 〜二宮清純書き下ろしコラムも更新〜

 缶コーヒーブランド「ジョージア」は、2011シーズンもプロ野球12球団と提携、さらにNPBパートナー契約を締結し、“選べ、チームのためのベストプレー”をコンセプトに「ジョージア魂」賞の表彰を実施しています。このたび第6回の「ジョージア魂」賞が決定しました。今回は東北楽天・松井稼頭央内野手が7月1日(対千葉ロッテ戦)にみせた再三の好守へ賞が贈られます。

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