日本、欧州でルーマニアに歴史的1勝 〜ラグビー〜

 欧州遠征中のラグビー日本代表(IRBランキング16位)は10日、ブカレストでルーマニア代表(同18位)と対戦し、34−23で勝利した。これまで日本は敵地で欧州勢に対し、0勝26敗と1度も勝ったことがなく、記念すべき初勝利。前半を17−9とリードして折り返すと、一時は1点差に詰め寄られながら、再び突き放して逃げ切った。「世界でトップ10入り」を目標に掲げるエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)が就任1年目で着実に成果を出した。

アーチェリー・古川高晴、95%はメンタル勝負

 夏のロンドン五輪、アーチェリーで日本は2個のメダルを獲得した。男子個人で銀メダルに輝いたのが3大会連続出場の古川高晴(近畿大職員)である。五輪のアーチェリーでは70メートル先にある標的の、わずか直径12.2センチの10点を狙って矢を放つ。何より研ぎ澄まされた集中力が問われる競技だ。またアウトドアで行われるため、相手のみならず、風や雨との戦いにも勝たなければならない。どんな状況にも動じない経験と適応力も求められる。わずかな心身のブレが勝敗を分けるアーチェリーの奥深さを二宮清純が訊いた。

長野以来の五輪出場へ 〜アイスホッケー男子・ソチ五輪日本代表発表〜

 29日、日本アイスホッケー連盟は都内で会見を開き、ソチ五輪一次予選(11月9〜11日)に臨む男子日本代表メンバー23名を発表した。日本人として初めて世界最高峰リーグのNHLでプレーしたGK福藤豊(日光アイスバックス)のほかに、アジアリーグで12勝1敗と首位を快走している王子製紙イーグルスからは13名が選出。初代表はDF橋本僚(王子イーグルス)のみで、大学生からは唯一、DF山田虎太朗(早稲田大学)が選ばれた。日本代表は31日から北海道・苫小牧で合宿を行い、11月3、4日にアジアリーグ選抜との壮行試合を経て、栃木・日光霧降アリーナでのソチ五輪一次予選に臨む。

錦織、ラオニッチ下してV! 日本人初のツアー2勝目 〜楽天ジャパンオープン2012〜

 7日、楽天ジャパンオープン2012の男子シングルス決勝(東京・有明コロシアム)で、錦織圭(世界ランク17位)がミロシュ・ラオニッチ(カナダ、世界ランク15位)をセットカウント2−1で下し、地元での優勝を飾った。錦織は第1セットをタイブレークの末に先取。第2セットを奪われたものの、最終セットはゲームカウント6−0でラオニッチを圧倒した。ATPツアー優勝は08年のデルレイビーチ国際選手権以来、約4年半ぶり。また、ツアー2勝は日本人史上初の快挙となった。  同日に行われた男子ダブルス決勝では、アレクサンダー・ペヤ(オーストリア)、ブルノ・ソアレス(ブラジル)組が、リーンダー・パエス(インド)、ラデク・ステパネク(チェコ)組をセットカウント2−0で下して優勝した。

オルフェーヴル、最後にかわされて無念の2着 〜凱旋門賞〜

 欧州競馬の最高峰レース、第91回凱旋門賞(G?・芝2400m)がフランス・ロンシャン競馬場で開催され、日本から参戦したオルフェーヴル(クリストフ・スミヨン騎手)は最後にかわされて2着に終わった。過去の同賞で日本馬は2着が最高。昨年の中央競馬で三冠を達成したオルフェーヴルには日本競馬界初の快挙が期待されたが、わずかに及ばなかった。

三宅宏実、感謝の思いを力に変えた銀メダル

 日本が史上最多のメダル(38個)を獲得したロンドン五輪から早くも2カ月近くが経つ。重量挙げ女子48キロ級の三宅宏実は競技初日に銀メダルを手にし、チームジャパンに勢いをつけた。自己記録を超える重量を次々と挙げ、記録は日本新の197キロ。アテネ、北京と2大会連続で出場しながら越えられなかった上位の壁を今回、彼女はどのように打ち破ったのか。二宮清純がメダル獲得の裏側を訊いた。

マリー、錦織ら世界トッププレーヤーが集結! 〜楽天ジャパンオープン2012〜

 1日、楽天ジャパンオープン2012の本選が東京・有明でスタートし、夜にはウェルカムレセプションが都内で開催された。式典には日本テニス協会・畔柳信雄会長、楽天・三木谷浩史代表取締役会長兼社長が出席。ロンドン五輪男子シングルス金メダルのアンディ・マリー(英国、世界ランク3位)や五輪で5位に入賞した錦織圭(同17位)ら、大会に出場するシード選手6名も登場し、錦織とマリーがそれぞれ意気込みを語った。  また、錦織とロンドンパラリンピックの車いすテニス男子シングルスで連覇を達成した国枝慎吾の表彰セレモニーも行われた。

日馬富士、2場所連続全勝優勝 横綱昇進へ 〜大相撲〜

 大相撲秋場所は23日、千秋楽を迎え、14戦全勝の大関・日馬富士(伊勢ヶ濱)が13勝1敗で追う横綱・白鵬(宮城野)を直接対決で下し、2場所連続4度目の優勝を収めた。大関が2場所連続全勝優勝を達成するのは双葉山、貴乃花(いずれも後に横綱)に続き、史上3人目。日馬富士は横綱審議委員会の内規(大関で2場所連続優勝、またはそれに準する成績)を文句なしで満たし、場所後の第70代横綱昇進が確実になった。新横綱の誕生は白鵬以来、5年半ぶりで、2010年2月に朝青龍が引退してから続いていた1人横綱が17場所ぶりに解消される。

ロンドンの観客を魅了した日本のウィルチェアーラグビー

 12日間に渡って行なわれたロンドンパラリンピック最終日の9日、男女合わせて複数のメダルが期待された車いすマラソンで男子は副島正純が日本勢最高の4位、女子は唯一出場の土田和歌子が5位に終わった。青空のもと、ロンドンの街をランナーたちが駆け抜けていた頃、オリンピックパーク内の「Basketball Arena」で行なわれていたのが、混合ウィルチェアーラグビーの3位決定戦だ。初のメダルがかかった大一番、日本(世界ランキング4位)は闘志をむき出しにしたプレーで観客を魅了した。

ウィルチェアラグビー、ミスから崩れ3位決定戦へ

「残念です……」  北京に続いて2度目のパラリンピック出場となった仲里進は開口一番、そう言って、悔しそうな表情を浮かべた。金メダルを目指してきたウィルチェアラグビー日本代表。しかし、8日の準決勝で豪州に破れ、決勝進出には至らなかった。

ゴールボール女子、パラ初の団体金メダル!

「ようやくこの日が来たんだ……」  キャプテンの小宮正江は、上っていく日の丸を見ながら、感無量となっていた。7日、ゴールボール女子決勝、日本は北京パラリンピック優勝の中国を破り、金メダルに輝いた。 「途中、国歌を歌えなくなるほど、熱いものがこみ上げてきました」  4年前の北京では7位に終わり、聖火の前で悔し涙を流した。その時、司令塔の浦田理恵と「ロンドンでは絶対に笑って聖火の前に立とう」と誓い合ったという。その誓いがこの日、実現したのだ。チーム競技としてはパラリンピック史上初の金メダル。ゴールボール女子が、新たな歴史の1ページを切り開いた。

国枝慎吾、男子史上初の連覇達成へ 〜車いすテニス〜

「You have pins?」。各競技会場をまわっていると、ボランティアの人たちにこんな言葉をよくかけられる。最初は「メディアならピンバッジを持ってるはずだ」と言われているのかと思い、わざと困った顔をして「Oh,I don’t have.」とか「I don’t know.」などと言いながら、一生懸命にアクレディテーションカード(メディアとしての証明カード。これがあれば会場や記者室、選手を取材できるミックスゾーンなどに出入りできる)を見せていた。今思うと、そんな私はボランティアには非常に滑稽な姿に映っていただろう。

春田純、4年前に誓ったスタートライン 〜陸上〜

 4日の夜、知り合いのカメラマンに誘ってもらい、ロンドンに来て初めて外食をした。オリンピックパークの最寄り駅「Stratford」の前にそびえたつヨーロッパ最大のショッピングモール「waitrose」内のレストラン。メニューの品数はたくさんあったが、やはりここはイギリス料理の代表「フィッシュ&チップス」を頼むことにした。

廣道、トラックの神様が与えてくれた決勝への切符 〜陸上競技〜

 現在、パラリンピックが開催されているオリンピック・パークなどでは、あちこちに「これでもか」というほど、ボランティアの人々が配置されている。おかげで何かわからないことがあれば、すぐにつかまえて聞くことができ、非常にありがたい。こちらの下手な英語にも、全くイライラすることなく、丁寧に応対してくれる。そのため、渡航前の最大の不安要素であった“言葉の壁”もほとんど感じることなく……いや、感じながらも、不便を感じずに取材をすることができている。

木村、自由形の悔しさバネに銀メダル! 〜競泳〜

「英国の食べ物はおいしくない」と聞いたことがある人も多いのではないだろうか。確かに「フランス料理」「イタリア料理」などはあるが、「イギリス料理」はほとんど耳にしたことがない。しかし、最近では「だいぶ美味しくなった」という人もいる。果たして、実際はいかに……。  まだロンドンに来て3日目だが、感想としては「特別に美味しいわけではないが、“まずい”わけでもない」というところだろうか。とはいえ、オリンピックパークとホテルの往復しかしていないので、まだよくわからない。しかし、はっきりといえるのは「お寿司」には騙されないほうがいいということだ。やはりお米が違う。どうもパサパサしていて、飲み物と一緒にゴクンと飲まなければ飲み込むことができない。「ロンドンでお寿司を買う勇気がある日本人っていないよね……」と海外通の日本人記者に言われ、とても「買いました」とは言えなかった。それからというもの、普通に美味しいサンドイッチを食べ続けている……。

<第6日(3日)> 北京2冠・伊藤、男子400メートルで銀

■陸上 ・男子400メートル T52 1次予選 1組1位 伊藤智也 1分0秒80 ※決勝進出 1組2位 上与那原寛和 1分3秒64 ※決勝進出 2組   高田稔浩 失格 決勝 1位 レイモンド・マーティン(米国) 58秒54 2位 伊藤智也 1分0秒40    上与那原弘和 失格

「はやてジャパン」、初白星で最終戦に望みをつなげる 〜車椅子バスケットボール〜

 ロンドンパラリンピックの取材2日目。朝食のときには小雨が降っていたものの、取材に出かける頃にはすっかり止んでいた。しかし、ロンドンはすでに秋に入っている。残暑が続く日本から来た私にとっては、冬のにおいさえ感じるくらいだ。昼間でも薄めの長袖がちょうどよく、夜になる頃には上着が必須。これが現地で取材している日本人の“共通感覚”である。だが、ロンドン市民に“共通感覚”はないようだ。通称「チューブ」と言われている地下鉄「underground」(英国では「subway」と呼ばれることは少ない)に乗ると、面白いほど服装はまちまちだ。ノースリーブやTシャツの人もいれば、トレンチコートを着ている人もいる。また、足元も四季折々だ。すでに暖かそうなブーツを履いている人や、上はパーカーなど秋っぽいにもかかわらず、足元は裸足にビーチサンダルという人も少なくない。つまり、「みんな違っていい」。それがロンドン市民のようだ。

<第5日(2日)> 女子100M背泳ぎ・秋山、大会新で金メダル!

■競泳 ・女子100メートル背泳ぎ S11 予選 2組3位 秋山里奈 1分22秒47 ※決勝進出 2組5位 小野智華子 1分27秒10 ※決勝進出 決勝 1位 秋山里奈 1分19秒50 ※パラリンピック新 8位 小野智華子 1分27秒55

高桑、初出場で100mファイナリストへ 〜陸上〜

「もう楽しかったです!」  興奮冷めやらぬという表情でインタビューゾーンに現れたのは、ロンドンが初のパラリンピックである高桑早生だ。1日、大勢の観客で埋め尽くされたオリンピック・スタジアムで行なわれた陸上競技・T44(片足下腿切断)女子100メートル予選。高桑は自己ベスト(13秒96)に近い、14秒06という好記録で全体の7位に入り、2日に行われる決勝へと進んだ。

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