プロ野球

“頭脳派”の異才 古田敦也<前編>

 今年度の野球殿堂入りが発表され、プレーヤー表彰では元東京ヤクルトの古田敦也がただ1人選ばれた。古田は1990年にドラフト2位でプロ入り。攻守にわたる扇の要として、ヤクルトをリーグ優勝5回、日本一4回に導いた。大学、社会人経由では初の2000本安打を達成し、MVP2回、ベストナイン9回、ゴールデングラブ賞10回、首位打者1回と、数々のタイトルを手に入れた。現役生活の18年で、古田はかつて自らのプロ入りを阻んだ「眼鏡をかけたキャッチャーは大成しない」という球界の迷信を見事に払拭した。球史に残る名捕手の技と頭脳に触れてみよう。

第69回 黒田、松坂、日本復帰の両右腕を要チェック 〜プロ野球キャンプ〜

 待ちに待った球春到来だ。プロ野球は2月1日、NPB12球団が一斉にキャンプインを迎える。米国帰りのビッグネームが入団するチームあり、大型補強を敢行したチームあり、大物新人に注目が集まるチームあり……。どの球団のファンも期待に胸を躍らせる時期だ。スカパー!でもキャンプ中継が年々、充実し、現地に足を運ばずとも、練習風景をチェックできるようになった。

横浜DeNA2位・石田健大(法政大)「スピードから緩急へ。大学4年間での変化」

 大学2年春に最速150キロをマークし、同年秋には3勝無敗でリーグ優勝に貢献した石田健大。同級生の早稲田大・有原航平と明治大・山崎福也らと六大学野球の“ビッグ3”と呼ばれ、名門・法政大のエースとして君臨してきた。だが、4年間が順風満帆だったわけではない。果たして、石田のピッチングはどう変化しっていったのか。

中日7位・遠藤一星(東京ガス)「転機となった恩師の言葉」

 高校3年時、遠藤一星はプロ野球選手になることだけを考え、自信をもって志望届を提出した。だが、最後まで彼の名前が呼ばれることはなかった。その時、プロの世界を甘く見ていた自分に気づかされたという。その後、中央大、東京ガスへ進むも、遠藤の目標はプロではなかった。そんな彼に転機が訪れたのは、社会人3年目の2013年夏。恩師からの言葉をきっかけに、打撃開眼の道へと突き進む。そして、プロへの扉が開かれることになったのだ。

第120回 期待膨らむ高卒ルーキー高橋&安楽

 年明けから新人合同自主トレーニングが始まっていますね。新人選手たちの初々しい姿が印象的です。さて、今季も注目の選手たちがたくさんプロ入りします。彼らがどんな活躍をし、そしてどんなプロ野球人生を歩むのか、とても楽しみです。選手自身も期待と不安とが入り混じった気持ちでいるのではないでしょうか。今回は、高卒ルーキーとして注目されている2人のピッチャー、埼玉西武1位指名の高橋光成(前橋育英高)と、東北楽天1位指名の安楽智大(済美高)について触れたいと思います。

福岡ソフトバンク5位・島袋洋奨(中央大)「大学で知ったピッチングの難しさ」

「島袋洋奨」。野球ファンなら誰もがこの名を知っていることだろう。2010年、甲子園で春夏連続優勝した興南高校(沖縄)のエースである。「トルネード投法」とも呼ばれる独特のフォームから繰り出す球は、まさに“超高校級”だった。もちろん、その年のドラフトでの上位指名は確実視されていた。だが、島袋は志望届を出さず、大学進学の道を選んだ。ところが、その大学では高校時代とは一転、苦しい日々の連続だった。紆余曲折を経て、島袋が最後につかんだものとは――。

第573回 親分肌vs.職人肌 凄腕投手コーチ

 プロ野球における名投手コーチと言えば、真っ先に頭に浮かぶのが元中日コーチの権藤博である。  中日、近鉄、ダイエー、横浜、中日とのべ5球団でコーチを務めた。  1998年にはバッテリーチーフコーチから監督に昇格し、チームを38年ぶりのリーグ優勝、日本一に導いた。

上田哲之「4番は誰だ」

 近年、メジャーリーグに移籍し、年月を経て日本球界へ復帰した選手は数多い。この国際化の時代に、当然といえば当然の傾向だろう。基本的には、けっこうなことだと思う。 ただ、日本球界からメジャーへ行く場合は、通常、一流あるいは […]

黒田博樹という生き方

 この年末年始の日本球界最大の話題といえば、やはり、黒田博樹の広島カープ復帰ということになるのだろう。なにしろ、まだ年末なのに、知人から「おめでとうございます」という連絡が来る。何のことかと思えば、黒田復帰である。年が明けると、「今年1年に限り、カープファンをやらせていただきます」という挨拶も数人にいただいた。それくらい、カープファン以外の多くの野球ファンにも衝撃を与えたニュースなのだろう。

オリックス4位・高木伴(NTT東日本)「メンタル面にあった2年目の不調のワケ」

「高木伴」という名が野球界に知れ渡ったのは、2008年。巨人の元エースである斎藤雅樹の出身校、川口市立高のエースとしてプロのスカウトからも注目された。そして、ドラフト指名候補として、再び高木の名が浮上したのが、13年。社会人1年目から主戦で活躍し、さらにプロが名を連ねた“侍ジャパン”に、投手ではただひとりアマチュアから選出されたのだ。だが、2年目の14年は一転、苦戦し続けた。果たして、高木に何が起きたのか――。

黒田博樹、8年ぶり広島復帰!

 27日、広島東洋カープは大リーグのニューヨーク・ヤンキースからFAとなった黒田博樹を獲得したと発表した。黒田は1997年から07年まで広島に在籍し、11年間で通算103勝を挙げた。08年にメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースへ移籍。12年からヤンキースでプレーしていた。大リーグの複数球団が獲得に乗り出していたとされるが、黒田は8年ぶりの広島復帰を決断した。

千葉ロッテ4位・寺嶋寛大(創価大)「小川からの教訓“1球の重み”」

 寺嶋寛大の野球観を変えたのは、昨季セ・リーグの新人王に輝いた小川泰弘だったという。「小川さんと出会って、丁寧さや緻密さの重要性を知り、野球に対する考え方や取り組み方が変わったんです」と寺嶋は語る。大学1年夏から小川とバッテリーを組んで“野球”を学び、そして小川の卒業後にはそれを後輩に伝えてきた。果たして、寺嶋は小川から何を学んだのか――。

第119回 名実ともに拡大しているセ・パの差

 プロ野球80周年のメモリアルイヤーとなった2014年は、話題が豊富なシーズンだったという印象があります。春は3位争いを演じ、球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出をにおわせた横浜DeNAの快進撃から始まり、大谷翔平(北海道日本ハム)が時速160キロ超の剛球でファンを沸かせれば、山田哲人(東京ヤクルト)が日本人右打者としての新記録(シーズン通算193安打)を樹立。さらに、新語・流行語大賞のベスト10入りした「カープ女子」、そして最終戦までもつれた福岡ソフトバンクとオリックスとの優勝争い……。プロ野球ファンも大いに楽しむことができたのではないでしょうか。

松坂大輔が「怪物」たる所以<前編>

 “平成の怪物”が9年ぶりに日本に戻ってくる。松坂大輔が福岡ソフトバンクに入団した。松坂は1999年にドラフト1位でプロ入り。高卒1年目から最多勝、新人王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞と数々のタイトルを獲得した。以降も日本代表でWBC連覇に貢献するなど日本のナンバーワンピッチャーとして君臨し続けた。近年は右ヒジの故障で目立った成績を残せていないが、福岡の地で復活を目指す。ルーキー時代の原稿で“怪物”の凄みに改めて迫る。

横浜DeNA5位・山下幸輝(國學院大)「イメトレ通りの満塁サヨナラ弾」

 大学1年春からレギュラーをつかみ、今年はキャプテンとしてもチームを牽引した山下幸輝。早くも中畑清監督が二遊間での起用を示唆するなど、走攻守三拍子そろった内野手として、球団からの期待の声も大きい。明るいキャラクターで、インタビューでも終始笑顔で答えてくれた山下だが、これまで何度か野球人生の終わりを考えたこともあったという。だが、そんな時こそ得たものがあった。果たして、それは何だったのか。

二宮清純「ヒースを抑えに」

 カープは3年間在籍したキャム・ミコライオと契約を更新しなかった。来季は東北楽天でプレーする。 セットアッパーとしては、そこそこの安定感を誇ったミコライオだが、クローザーとしては、もうひとつ信頼性に欠けた。今季は夫人の出 […]

プロ野球コーチ・坪井智哉さんとの「虎四ミーティング」更新!

 スポーツポータルサイトでは新たなスポーツ記事を連日、配信中です。このサイトではJBpress(日本ビジネスプレス)、講談社、スポーツコミュニケーションズの共同運営により、3社がそれぞれ配信している独自の記事を合わせて読むことが可能になっています。このたび、すき家協力のオリジナル対談コーナー『虎四ミーティング〜限界への挑戦記〜』が更新されました。野球解説者の田淵幸一さんに続くゲストは、プロ野球コーチの坪井智哉さん。二宮清純とすき家の『牛すき鍋定食』を食べながら、米独立リーグでの経験や、これまでの野球人生、初のコーチ業への意気込みなど、いろいろと語ってもらっています。

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