格闘技
「亀田興毅は、(プロ)ボクシングのバンタム級世界チャンピオンなんでしょ。ということは、バンタム級では世界一強いんですよね?」 先日、ある大学の陸上競技部の取材を終え、雑談をしていた時に、ひとりのコーチから、そんな風に聞かれた。
ボクシングWBAスーパーフェザー級王者の内山高志が7月16日に地元の埼玉県春日部市で5度目の防衛戦(対戦相手は交渉中)を行うことが決まった。昨年大晦日の王座統一戦では暫定王者のホルヘ・ソリス(メキシコ)を終始圧倒し、11RTKO勝利を収めた。プロでの18戦中、KO勝ちは世界戦5連続を含む15回。驚異の強さを誇るチャンプに、二宮清純がインタビューした。
女子レスリングの坂本日登美は51キロ級で世界選手権6度の優勝と無敵の強さを誇っていた。だが、不運なことに51キロ級は五輪では実施されない。階級を上げて、55キロ級で五輪出場を目指すも、アテネ、北京の代表選考につながる大会では、いずれも女王・吉田沙保里の前に敗退。北京五輪後は現役を引退し、コーチ業に専念していた。しかし一昨年、48キロ級に階級を下げて、再びマットに戻る。結婚して姓も小原に変え、世界選手権を連覇。「51キロの坂本日登美とは全く違うレスラーになった」と周囲も驚く進化を遂げ、念願の五輪切符をつかんだ。大舞台に挑む31歳に二宮清純がインタビューした。
ボクシングのWBCダブル世界タイトルマッチが6日、東京国際フォーラムで行われ、スーパーフェザー級では王者の粟生隆寛(帝拳)が同級1位の挑戦者ターサク・ゴーキャットジム(タイ)を3−0の判定で下し、3度目の防衛を果たした。またバンタム級では王者の山中慎介(帝拳)が、同級4位の挑戦者で元スーパーフライ級王者のビック・ダルチニャン(オーストラリア)をこちらも3−0の判定で破り、初防衛を果たした。
凡戦だった。 4月4日、横浜アリーナでのプロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ、亀田興毅対ノルディ・マナカネ(インドネシア)戦のことである。
ボクシングのWBAダブル世界タイトルマッチが4日、横浜アリーナで行われ、バンタム級では王者の亀田興毅(亀田)が挑戦者の同級11位ノルディー・マナカネ(インドネシア)を3−0の判定で下し、4度目の防衛を果たした。一方、スーパーフライ級王座統一戦では休養王者の清水智信(金子)が正規王者のテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)に9R2分15秒TKOで敗れ、王座を失った。この結果、日本人の現役世界王者は8人に減った。
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが27日、東京・後楽園ホールで行われ、同級4位で挑戦者の佐藤洋太(協栄)が、王者のスリヤン・ソールンビサイ(タイ)を3−0の判定で下し、世界王座を奪った。27歳の佐藤は世界初挑戦でうれしいベルト奪取。これで日本人男子の現役世界王者は史上最多の9名に増えた。
「もうドキドキするようなことはないですね。オクタゴン(金網に囲まれた八角形のリング)を生で観たらドキドキできるのかと思いましたけど、やっぱり無理でした。あの頃のアルティメット大会は特別だったんですね」 2月26日、『UFC JAPAN』のメインエベントが終わり、さいたまスーパーアリーナから外へ出ると、一緒に観戦していた友人が、まだ明るい空を見上げながら、そう言った。私も同じことを考えていた。
UFCの日本開催(2月26日、さいたまスーパーアリーナ)が近づいてきた。日本でUFCが開かれるのは2000年12月の「29」(ディファ有明)以来、実に約11年ぶりである。今回は日本人ファイターも多数参戦。カードも早くから発表されており、選手たちもコンディションづくりに余念がない。好勝負が期待できそうだ。
9時間に及んだロング格闘技イベント『元気ですか!! 大晦日!! 2011』(さいたまスーパーアリーナ)は、地上波でのテレビ放映はなかったが、見応え十分だった。いや、テレビ放映がなかったことが逆に良かったのかもしれない。 前年までのように「打倒! 紅白歌合戦」を掲げてテレビの視聴率を気にする必要はない。よって、タレントが大晦日だけのにわかファイターに扮して登場することはなく、落ち着いてリングを観ることができた。
ボクシングの世界タイトルマッチが31日、横浜と大阪で行われ、横浜文化体育館でのWBA世界スーパーフェザー級王座決定戦は王者の内山高志(ワタナベ)が暫定王者のホルヘ・ソリス(メキシコ)を11R19秒TKOで下し、4度目の防衛を果たした。世界タイトル奪取から5試合連続のKO勝利は自身の持つ記録を更新し、日本人史上最多。また大阪府立体育会館で開催されたWBC世界ミニマム級タイトルマッチは王者の井岡一翔(井岡)が同級10位の挑戦者ヨーグドン・トーチャルンチャイ(タイ)を1R1分38秒KOであっさりと退け、2度目の防衛を収めた。なお、横浜でWBA世界フェザー級タイトルマッチに挑んだ細野悟(大橋)は、王者のセレスティノ・カバジェロ(パナマ)に0−3の判定で敗れた。
2011年の格闘技を締めくくる「元気ですか!! 大晦日!! 2011」が31日、さいたまスーパーアリーナで開催され、全17試合が行われた。メインイベントとなった“人類最強の男”エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル・スポーツクラブ)と北京五輪柔道金メダリスト・石井慧(アイダッシュ)の対戦はヒョードルがパンチで圧倒し、1R2分34秒KO勝ち。DREAMライト級タイトルマッチでは王者の青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA)が、同フェザー級タイトルマッチでは王者の高谷裕之(高谷軍団)が揃って勝利し、防衛に成功した。また同バンタム級世界トーナメントではビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/FIGHT TEAM BIBIANO)が優勝した。
レスリングの全日本選手権は23日、東京・代々木競技場第2体育館で最終日を迎え、女子55キロで吉田沙保里(ALSOK)が10連覇を達成し、来年のロンドン五輪の代表に決定した。また同63キロ級では伊調馨(ALSOK)が3年連続9度目の優勝を飾り、同じくロンドン行きの切符を手にした。両者ともに9月の世界選手権を制して五輪の出場枠を確保しており、この大会の優勝が代表入りの条件となっていた。これで今大会では男子フリースタイル66キロの米満達弘、女子48キロ級の小原日登美(いずれも自衛隊)と4人の五輪代表が決まった。
ボクシングのWBAダブル世界タイトルマッチが7日、大阪府立体育会館で行われ、バンタム級では王者の亀田興毅(亀田)が同級12位のマリオ・マシアス(メキシコ)を4R2分4秒KOで下し、3度目の防衛に成功した。またスーパーフライ級では挑戦者の同級1位・亀田大毅が王者のテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)に挑戦。日本初となる兄弟揃っての複数階級制覇を狙ったが、0−3の判定で敗れ、ベルトを奪うことはできなかった。
今年は大晦日に『Dynamite!!』は開催されない。代わって『元気ですか!! 大晦日!! 2011』が、さいたまスーパーアリーナで開かれる。この大会には、『Dynamite!!』をTBSとともにつくり上げてきたFEGは絡んでおらず、DREAMとIGFの共催イベントとなるようだ。ゼネラルプロデューサーはアントニオ猪木が務める。
元プロレスラーで携帯サイト『二宮清純.com』の人気コラム「マル秘ファイター列伝」の執筆者、垣原賢人が16日、東京・後楽園ホールで行われた「金原弘光デビュー20周年記念興行U-SPIRITS」で“一夜限りの復活”を果たした。垣原にとっては2006年5月の引退以来、約5年半ぶりのリング。DRAGON GATEの王者・望月成晃との試合は熱戦の末、6分18秒アンクルホールドで一本負けを喫したものの、「負けたままでは終われません。垣原賢人、完全復活を目指します!」と現役復帰へ始動することを明らかにした。
ボクシングのWBC世界バンタム級王座決定戦と世界スーパーフェザー級タイトルマッチが6日、国立代々木競技場第2体育館で行われ、バンタム級では同級2位の山中慎介(帝拳)が同級1位のクリスチャン・エスキベル(メキシコ)を11R1分28秒TKOで下し、世界初挑戦で新王者に就いた。山中は9連続KO勝利で、無敗のまま王座を獲得した。またスーパーフェザー級では王者の粟生隆寛(帝拳)が、同級8位の挑戦者デビス・ボスキエロ(イタリア)を2−1の判定で辛くも下し、2度目の防衛に成功した。これで日本人の現役世界王者は史上最多の8人に増えた。
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが4日、タイ・バンコクで行われ、同級5位で元WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男が、王者のスリヤン・ソールンビサイ(タイ)に挑戦した。名城は積極的に攻めたが、相手をつかまえきれず、0−3の判定負け。2度目の世界王座返り咲きはならなかった。これで国内ジムに所属する日本人の海外での世界挑戦は33連敗。タイでの挑戦は14戦全敗となった。
かつて『PRIDE』のリングで活躍したファイターたちが、いま『UFC』の舞台で精彩を欠いている。また、引退をしていく者もいる。何とも淋しい気もするが、時の流れには逆らえないのか。 10月29日(現地時間)、米国ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベント・センターで開催された『UFC137』でミルコ・クロコップ(クロアチア)は敗れ、彼も闘いの舞台を去ることを決意した。
ボクシングのWBA世界ミニマム級タイトルマッチが24日、東京・後楽園ホールで行われ、同級4位で挑戦者の八重樫東(大橋)が、王者のポンサワン・ポープラムック(タイ)を10R2分38秒TKOで下し、世界王座を奪った。28歳の八重樫は2度目の挑戦でうれしいベルト奪取。ジムの大橋秀行会長が18年前に失ったタイトルを弟子が取り戻した。これで日本人男子の世界王者は最多タイの7人に増えた。
日本ボクシング界に新たなスターが誕生した。井岡一翔、22歳。2月のWBC世界ミニマム級タイトルマッチで日本人最速となるプロ7戦目での戴冠を果たすと、8月の初防衛戦では同級1位の挑戦者を寄せつけなかった。父は元プロボクサーで、叔父は元2階級制覇王者の井岡弘樹という“サラブレッド”。だが、彼は単なる話題性のみで終わらず、王者にふさわしい実力が備わっていることをリングの上で証明した。若きチャンプが、この先、目指すものを二宮清純が訊いた。
トップを極めた競輪選手のバンクの去り方は2通りある。 「力が落ちてきた」 そう感じた時にスパッと自転車からおりる。これがひとつ目。年間1000万円以上稼ぐ力を残していたとしても、「ここが引き時」と思い、30代で引退するのだ。
ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチが2日、米ラスベガスのMGMグランドで行われ、王者の西岡利晃(帝拳)が挑戦者で同級2位のラファエル・マルケス(メキシコ)を3−0の判定で下し、7度目の防衛に成功した。日本人王者が米本土で防衛を果たしたのは史上初の快挙。35歳2カ月の西岡は日本人の最年長防衛記録(内藤大助の34歳8カ月)を塗り替えた。試合後、帝拳ジムの本田明彦会長は次の防衛戦で西岡を引退させる考えを表明した。
「K-1 WORLD MAX2011 〜-70kg Japan Tournament FINAL〜」が25日、大阪府立体育会館で行われ、70キロ以下の選手を対象にしたトーナメント戦など11試合が実施された。今回のトーナメントには初代世界王者のアルバート・クラウス(オランダ)が特別参戦。圧倒的な本命かと思われたが、初戦で対戦したボクシングの元世界王者・名城信男の弟、裕司がダウンを奪って勝利する金星を収める。これで勢いに乗った名城は準決勝、決勝と勝ち上がり、初優勝を果たした。
「DREAM.17」が24日、さいたまスーパーアリーナで開催された。この大会からスタートしたバンタム級世界トーナメントでは7月の日本トーナメントを制した所英男(リバーサルジム武蔵小杉・所プラス)が登場。ところが初戦であえなく敗退した。また昨年大みそかの「Dynamite!!」以来の復帰戦となった桜庭和志(Laughter7)は無名のブラジル人選手に敗れて4連敗。メインで登場した青木真也(パラエストラ東京)はロブ・マックロー(米国)を寄せつけず、一本勝ちを奪った。