プロ野球

第532回 ダルビッシュ、最強投手への道

 今季からアスレチックスでプレーする中島裕之は、メジャーリーグでダルビッシュ有(レンジャーズ)との対戦を、何よりも楽しみにしている。  年齢は中島の方が4つ上。元北海道日本ハムのエースと元埼玉西武の主砲は7年間に渡って18・44メートルをはさんで火花を散らし合ってきた。

2人のユニホーム姿に大歓声 〜長嶋氏&松井氏 国民栄誉賞授与式〜

 こどもの日の5日、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督と昨年末に現役引退した松井秀喜氏の国民栄誉賞の授与式が巨人―広島戦に先立ち、東京ドームで行われた。安倍晋三首相から賞状と記念品を渡された2人には大観衆から拍手が降り注いだ。また、同賞受賞者の王貞治氏、衣笠祥雄氏が駆けつけ、花束を贈呈。その後、長嶋氏と松井氏はスピーチを行い、ともに感謝の言葉を述べた。

巨人打線を抑えた投球

 やはりと言うべきか予想通りと言うべきか、セ・リーグでは読売ジャイアンツが首位に立っている。早い話が、案の定、巨人が独走しそうだ、ということですね。まぁ、他の5球団と戦力を比較すれば、当然の帰結ということになるのかもしれない。しかし、世の中はそういう常識だけで動いているわけではない……と思いたい。

伊勢大明神が明かす、ヤクルト黄金期の秘密

 東京ヤクルトの伊勢孝夫ヒッティングコーディネーターは現役時代、その勝負強さから“伊勢大明神”と呼ばれた。コーチになってからは「技術面は中西太さん、頭脳面は野村克也さんから教わった」と本人が明かす打撃指導で、選手個々の能力を伸ばし、ヤクルトや近鉄、巨人で優勝に貢献している。2010年途中からは再びヤクルトのコーチを務め、今季からは1、2軍を巡回してチーム全体の打力アップに力を尽くす。68歳の名伯楽に二宮清純が選手の育成法を訊いた。

第99回 菅野に見る新人らしからぬ“大人の投球”

 プロ野球が開幕し、ちょうど1カ月が経とうとしています。現在、セ・リーグは下馬評通り巨人が独走状態。一方のパ・リーグは投打がかみ合っている埼玉西武がトップを走っています。統一球導入以来、激減していたホームランも、今季は非常によく出ています。それだけ各バッターのレベルが高くなったということが言えるのではないでしょうか。とはいえ、ペナントレースは始まったばかり。残り約120試合、どんな展開が待っているのか、とても楽しみです。

岩本勉(野球解説者)<後編>「北海道のために人生を賭けたい」

: 阪南大高からドラフト2位入団。甲子園出場経験もないわけですから、将来性を高く買われての日本ハム入りでした。 : 球団もかなりのギャンブルをしましたね(笑)。だって、僕がプロ入りした90年のドラフトは野茂英雄さん(近鉄)、潮崎哲也さん(西武)、与田剛さん(中日)、佐々岡真司さん(広島)、古田敦也さん(ヤクルト)……そうそうたるメンバーがいましたから。

日本ハム・陽岱鋼、真の「1番」に

 北海道日本ハムの陽岱鋼は、今や日本プロ野球界でもトップクラスの外野手に成長した。内野手から本格転向して4年目。昨季は全試合に出場してリーグ優勝に貢献し、ゴールデングラブ賞も受賞した。今季から背番号は新庄剛志らが背負っていた「1」に変わり、1番バッターとして打線を牽引する。長い茶髪に「サンキューで〜す!」の決め台詞からチャラ男のイメージもあるが、野球に対する情熱は人一倍強い。本物の「1番」を目指す26歳を二宮清純が取材した。

巨人・山口鉄也、セットアッパーの心得

 セ・リーグでは巨人が開幕ダッシュに成功し、開幕1カ月を経たずして、独走態勢を築き始めた。貯金を重ねるチームにおいて欠かせない存在がセットアッパーの山口鉄也である。今季も既に8試合で投げ、防御率0.87。20日の広島戦では通算154ホールドを記録して中日・浅尾拓也を抜き、歴代トップに躍り出た。2008年から5年連続で60試合以上に登板し、チームの勝利に貢献し続ける“鉄腕”は、修羅場のマウンドで何を考えているのか。二宮清純がインタビューした。

岩本勉(野球解説者)<前編>「大谷は3割20本塁打、30セーブを目指せ」

: 日本のプロ野球もいよいよ開幕しました。今回は「まいど!」のフレーズでおなじみの岩本勉さんと野球談義に花を咲かせたいと思っています。 : まいど! 野球もお酒も大好きです。実は雲海酒造さんには知り合いがいて、そば焼酎はよくいただいています。

日本野球の宿題

 もはや旧聞に属するかもしれないが、まずはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の例のシーンの話から始めよう。  3月17日(現地時間)の準決勝、プエルトリコ戦。3−0とリードを許した日本は8回裏、ようやく反撃の糸口をつかむ。鳥谷敬(阪神)の三塁打から井端弘和(中日)のタイムリーで1点返し、内川聖一(福岡ソフトバンク)もヒットで続いて、なお1死一、二塁。打席には、4番・阿部慎之助(巨人)。長打なら同点の大チャンスである。

西武・牧田、世界が驚くサブマリン

 WBCで一躍、知名度をあげたピッチャーといえば、彼の名前があがるのではないか。埼玉西武の牧田和久だ。侍ジャパンの抑えとして、3試合に登板して無失点。アンダーハンドから繰り出すボールで外国の強打者を完全に牛耳った。ピッチングのみならず、激闘となった第2ラウンド初戦の台湾戦でのダイビングキャッチも印象深い。西武に戻ってからは先発を任され、今季初登板となった2日の福岡ソフトバンク戦では9回途中1失点で勝利投手となっている。世界を驚かせたサブマリンに二宮清純がインタビューした。

長嶋茂雄、松井秀喜に国民栄誉賞

 1日、政府は長嶋茂雄氏と松井秀喜氏に国民栄誉賞を贈る方針を固めた。長嶋氏は王貞治氏とともに「ON時代」を築き上げ、巨人の9連覇に大きく貢献。引退セレモニーでの「巨人軍は永遠に不滅です」は今も語り草だ。2度の監督時代も「ミラクル」を起こし、プロ野球ファンのみならず日本国民を魅了した。

第47回 セは巨人中心、パは大混戦の予感 〜2013プロ野球展望〜

 2013年のプロ野球が開幕した。先のWBCでは日本代表は残念ながら3連覇を逃したが、出場した選手たちは、その分、レギュラーシーズンで取り返そうと奮闘することだろう。彼らに周囲の選手たちが触発されて、熱戦が繰り広げられることを望みたい。

ルーキー大谷、開幕デビューで2安打1打点 〜プロ野球〜

 29日、プロ野球がセ・パ同時に開幕し、熱戦を繰り広げた。“二刀流”で注目を集めている高卒ルーキーの大谷翔平(北海道日本ハム)は、「8番・ライト」で開幕スタメンを果たし、2安打1打点の活躍でデビュー戦を飾った。チームも先発・武田勝が途中で負傷降板したものの、逆転勝ちで白星スタートを切った。一方、同じルーキーで開幕先発に大抜擢された則本昂大(東北楽天)は福岡ソフトバンクを相手に7回途中まで2失点に抑える力投を見せた。しかし、リリーフ陣が踏ん張ることができず、チームは逆転負けを喫した。昨季、日本一となった巨人は広島と1点を争う接戦となるも、継投で逃げ切った。

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