プロ野球

西村徳文(プロ野球解説者)<後編>「背広よりもユニフォームを着たい!」

: 西村さんは現役引退した翌年の 1998年からロッテのコーチを務めました。 2010年に監督に就任するまで、何人の監督さんの下でコーチを務めたのでしょう? : 近藤昭仁さん、山本功児さん、2回目のボビー・バレンタインと3人ですね。

広島カープ・大竹寛、苦悩と試練を糧に

 2001年のドラフトで1巡目指名を受け、広島カープに入団して12年目を迎えた大竹寛。今やカープにとって、欠かすことのできない主戦投手である。しかし、これまでのプロ野球人生は決して順風満帆だったわけではない。さまざまな苦悩、試練を乗り越えたからこそ、今がある。そんな大竹に二宮清純がインタビュー。これまでの野球人生を振り返ってもらった。

甲子園とダルビッシュと堂林

 彼らは今、本当に気持ちいいだろうな。羨ましい。あからさまに嫉妬しながら、あるバッテリーを見つめていた。夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)予選、西東京大会の決勝、日大三−日野の一戦である(7月28日)。西東京では近年、圧倒的に日大三高が強い。しかも強打でことごとく圧勝する。今年も準決勝まですべてコールドゲームで勝ち上がった。対する日野は、都立高である。西東京の都立高はもう32年間も甲子園に行っていない。西東京において、甲子園は強豪私立高のものなのである。その「巨大な壁」(日野・嶋田雅之監督)に挑んだのが、池田直人−豊澤拓郎の日野バッテリーだった。

ロッテ・伊東監督、若手を伸ばすマネジメント

 一時の勢いはないとはいえ、今季の千葉ロッテは戦前の予想を覆す成績を収めている。現在、45勝41敗2分の3位。ここまでチームを支えてきたのは若手の躍進だ。投げては育成出身の西野勇士がチームトップの8勝をあげ、野手では2年目の鈴木大地がショートのレギュラーに定着した。今季からチームを率いる伊東勤監督は、西武の指揮官時代、中島裕之(現アスレチックス)らを抜擢し、ブレイクさせた実績を持つ。若い力を伸ばし、戦力にする秘訣はどこにあるのか。二宮清純が訊いた。

第102回 日本プロ野球の魅力が詰まった“夢の球宴”

 プロ野球は24日から後半戦がスタートしました。セ・パともに、ますます激しい優勝争いが繰り広げられることでしょう。さて、今年のオールスターは後半戦への期待値をグンと高めてくれましたね。私見を述べれば、近年では最も見応えのあるオールスターだったのではないかと感じています。60年ぶりにホームランゼロに終わったものの、そのことさえも気にならないほど、3試合ともに盛り上がりました。プロ野球ファンにとっては、まさに“夢の球宴”となったのではないでしょうか。

優勝争いのカギ握る西武と阪神 〜プロ野球〜

 ゴールデンルーキーや若手、ベテランがそれぞれ見せ場をつくり、高いパフォーマンスでファンを魅了したオールスター。3日間にわたる“夢の球宴”が幕を閉じ、24日からプロ野球はペナントレースに戻る。大方の予想通りに混戦模様を呈しているパ・リーグに対し、セ・リーグは2強4弱と明暗がはっきりと分かれ、巨人と阪神の首位争いが続いている。果たして、後半戦はどんな展開となるのか。

全パ、大谷の適時打などで終盤に逆転 〜プロ野球オールスターゲーム・第3戦〜

「マツダオールスターゲーム2013」第3戦が22日、いわきグリーンスタジアムで行なわれた。全セは5回に丸佳浩(広島)の二塁打でチャンスを作ると、相手のエラーなどで先制する。対する全パは8回に高卒ルーキーの大谷翔平(北海道日本ハム)のタイムリーで同点に追いつくと、内川聖一(福岡ソフトバンク)の2点適時打で逆転した。2点のリードを奪った全パは9回を青山浩二(東北楽天)が抑え、3対1で勝利。対戦成績を1勝1敗1分けのタイで終えた。通算では全パの79勝74敗10分けとなった。 ◇第3戦 (いわき) 全セ   1 = 000010000 勝利投手 益田(1勝0敗) 敗戦投手 山本哲(0勝1敗) セーブ   青山(1S)

全セ、豪華なルーキー投手リレーを披露 〜プロ野球オールスターゲーム・第2戦〜

「マツダオールスターゲーム2013」第2戦が20日、神宮球場で行なわれた。初回、全パは先頭の大谷翔平(北海道日本ハム)のオールスター初安打から始まり、この回先制して幸先のよいスタートを切った。一方、全セは豪華なルーキー投手リレーを披露。菅野智之(巨人)、小川泰弘(東京ヤクルト)、石川泰稚(同)、藤浪晋太郎(阪神)とつなぎ、超満員のスタジアムを沸かせた。ルーキーの好投に応え、打線が援護。チャンスに着実に得点を重ねた全セが逆転勝ちを収めた。 ◇第2戦 (神宮) 全パ   1 = 100000000 勝利投手 小川(1勝0敗) 敗戦投手 牧田(0勝1敗) セーブ   山本哲(1S)

ルーキー大谷、“二刀流”デビュー 〜プロ野球オールスターゲーム・第1戦〜

「マツダオールスターゲーム2013」第1戦が19日、札幌ドームで行なわれた。初回、全パが糸井嘉男(オリックス)のタイムリーで先制したが、7回表、全セが中村紀洋(横浜DeNA)の同点打で試合を振り出しに戻した。結局、試合はそのままドローに終わる。“二刀流”デビューを果たした大谷翔平(北海道日本ハム)は投手としては3番手として1回2安打無失点、打者としては2打数無安打に終わった。 ◇第1戦 (札幌ドーム) 全セ   1 = 000000100 全パ   1 = 100000000

第537回 打って守れて主張できるリーダー 日本プロ野球選手会・嶋基宏会長(東北楽天)

 中身は痛烈だが的を射ている。これくらいの荒療治をやらなければ、プロ野球は変わらないのではないか。  NPBが統一球の仕様を無断で変更した問題で労組・日本プロ野球選手会はNPBと、この問題を調査する第三者委員会に対し<統一球問題に関する当会の要望と見解>と銘打った文書を提出した。

埼玉西武・金子侑司「経験は次に生かしてこそ」 〜ファーム・レポート〜

 6月30日、一軍スタメンに「金子侑司」の名前が久々に登場した。5月18日以来、約1カ月半ぶりのことだ。ルーキーながらオープン戦から結果を出し、見事に開幕スタメンの座をつかんだ金子は、開幕戦でいきなり2安打1打点。5試合目にはプロ初ホームランを放った。慣れない外野守備でのミスを十分にカバーする積極的なバッティングで、一時は打率4割台をマーク。パ・リーグ新人王の有力候補に躍り出た。だが、5月に入ると、徐々に金子のバットから快音が聞こえなくなっていった。そして、5月19日、金子は一軍登録を抹消される。一度は一軍に復帰したものの、試合には出場しないまま、2日後には再びファーム行きを命じられた。開幕から約3カ月で天国と地獄を味わった金子。果たして、その時彼はどんな思いを抱いていたのか――。

統一球、今は昔の物語――腕力か技術か

 今は昔、世の人々はまだ、真相というものを知らされていない時分のことであった。人間は社会を形成しないと生きていけない動物だが、社会を維持するためには、なぜだか知らないが、どうしても権力者が必要になるらしい。そして権力者は、往々にして、肝心なことを社会のメンバーに知らしめないことで、自らの権力を保とうとするのである――。『今昔物語』本朝世俗部の筆者が、今生きていたら、そのようなことを書き記すだろうか。

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