プロ野球

オリックス3位・宮崎祐樹「控え捕手からの飛躍」〜ドラフト指名選手直撃インタビューVol.6〜

 2年前までは、控え捕手にすぎなかった男が今、プロへの切符をつかんだ。オリックス3位・宮崎祐樹だ。亜細亜大学時代はケガに泣かされ、ほとんど試合に出場することのなかった宮崎だが、セガサミー入社後は外野手に転向。思いっきりのいいスイングが自慢のバッティングで花を咲かせた。果たして社会人時代につかんだものとは何なのか。セガサミーでの2年間に迫った。

巨人1位・沢村拓一「考え方一つで生まれる大きな差」〜ドラフト指名選手直撃インタビューVol.5〜

「巨人の沢村栄治」といえば、指導者、選手、ファン……野球を愛する者なら、この名を知らぬ者など一人もいないであろう。威力ある直球と懸河のドロップカーブを武器にノーヒットノーランを2度達成するなど、プロ野球の歴史に残る大投手だ。彼が没して66年。今、再び「巨人の沢村」が誕生した。大学球界最速の157キロを誇る剛腕・沢村拓一だ。ドラフト前、ほとんどの選手が「12球団OK」という中、彼が巨人入りを熱望していることは周知の事実であった。その思いが通じ、ドラフトでは巨人に単独指名を受ける。球団から用意された背番号は「15」。「14」(永久欠番)だった沢村栄治を超えて欲しい、という球団からの願いが込められている。しかし、高校時代は3番手投手だった沢村。ほぼ無名に近かった彼が、なぜここまで成長できたのか。その真相に迫った。

第417回 9巡目から夢の舞台へよじ登った反骨魂 広島・天谷宗一郎外野手

「シュリンプマン・キャッチ」  そう名付けたのは元駐米大使の経歴を持つ加藤良三コミッショナーだ。  カープの天谷宗一郎が「ジョージア魂」賞選考委員特別賞に輝いた。この賞は缶コーヒーブランドの「ジョージア」が今季からプロ野球12球団と提携、NPBパートナー契約を結んで設けられたものだ。

西武・岸孝之「クールなエースの熱き心」(後編)

 では、“21世紀の魔球”とも呼べるレアボールはいかにして生まれたのか。  岸によれば縫い目に沿って中指と親指をかけ、その間からボールを抜く。その際、人指し指は使わない。手首をひねったり、こねたりもしない。 「誰かに教わったわけじゃないんです。小学生の頃、遊びで投げているうちに覚えた。最初はポワーンとした軌道でした。少年野球では審判から“カーブはダメだ”ってよく注意されましたけど(笑)」

横浜2位・加賀美希昇「キューバ戦で痛感したピッチングの極意」 〜ドラフト指名選手直撃インタビューVol.4〜

 2008年・小松剛(広島3位)、09年・二神一人(阪神1位)、武内久士(広島3位)に続いて、今年もまた法政大学からプロが輩出された。最速153キロを誇るストレートに、緩急のついたピッチングが自慢の大型右腕・加賀美希昇だ。今季はリーグ最多タイとなる5勝をマークし、チームを牽引した。入団先の横浜は5年連続Bクラスと低迷している。チーム再建には投手力の強化が不可欠とされており、加賀美には即戦力としての期待が寄せられている。果たして、彼はその期待に応えることができるのか。プロへの道を切り拓いた今の心境を訊いた。

5位・林崎、楽天・田中将にホームラン宣言! 〜埼玉西武新入団選手発表〜

 9日、埼玉西武の新入団選手発表が埼玉・所沢市内で行なわれた。今回は球団として初めてファンを招待したことで、会場は例年以上の熱気に包まれた。10月のドラフト会議で指名を受けた6名の選手が会見に臨み、詰め掛けた大勢のファンと報道陣の前でプロへの決意を表明。1位指名の最速155キロ右腕・大石達也(早稲田大)は「大学時代から真っ直ぐには自信をもっている。これまで以上に磨きをかけていきたい」と抱負を述べた。

3位・西田「古田さんを超える捕手に」 〜ヤクルト新入団選手発表〜

 東京ヤクルトスワローズの新入団選手発表が9日、都内のヤクルトホールで行われ、先のドラフト会議で指名を受けた9名の選手たちが会見に臨んだ。招待されたファンら500人が見守る中、小川淳司監督から真新しいユニホームを受け取った選手たちは皆、晴れやかな表情。なかでも3位指名を受けた西田明央(北照高)が「古田(敦也)さんを超せるようになって、(古田の背番号だった)27番を早くつけたい」と力強く宣言し、ファンから大きな拍手を受けた。

西武・岸孝之「クールなエースの熱き心」(前編)

 あと1勝、足りなかった。  今季の埼玉西武は優勝へのマジックを4まで減らしながら、福岡ソフトバンクに逆転を許し、2厘差でリーグ制覇を逃した。その1勝は、この男がシーズン通してローテーションを守っていれば簡単に手中にできただろう。入団以来4年連続2ケタ勝利をマークした岸孝之である。今季も10勝をあげたものの、故障により2カ月半の戦線離脱を余儀なくされた。人気、実力ともにトップクラスの右腕に二宮清純がこの夏と秋、2回に渡ってインタビューを敢行。クールに打者を切ってとるピッチングの秘密に迫った。

巨人育成7位・川口寛人「最後の挑戦でつかんだプロへの切符」 〜ドラフト指名選手直撃インタビューVol.3〜

 今年の育成ドラフトで双子の兄弟が指名を受けた。兄の寛人は巨人へ、弟の隼人は楽天へ。小学校1年から野球を始め、大学までずっと同じチームで二遊間コンビを組んできた2人。しかし、大学卒業後は別々のクラブに入り、プロを目指してきた。そして「最後の挑戦」と決めた今年、2人は運命の糸に手繰り寄せられるように、そろってプロの扉を開けたのだ。今回、インタビューしたのは兄の寛人。彼は大学4年時、右肩を痛め、1年間棒に振った。卒業後は野球を諦め、一般企業への就職を決めていたという。果たして、そんな彼がここまでたどり着くことができたのはなぜなのか。その経緯と、プロへの意気込み、そしてお互いに“相方”と呼ぶ弟についてインタビューした。

1位・須田「15勝を目指す」 〜横浜新入団選手発表〜

 横浜ベイスターズの新入団選手発表が6日、横浜市内のホテルで行われ、先のドラフト会議で指名を受けた9名の選手たちが会見に臨んだ。真新しいユニホームを身にまとった新入団選手たちは、腕に★マークをペインティングして“ベイスターズ愛”を強調。1位指名を受けた須田幸太(JFE東日本)は「緩急を使って低めにボールを集め、15勝を目指す」と力強く抱負を語った。

なぜベイスターズ売却は頓挫したのか 〜堀江貴文インタビュー〜

 横浜ベイスターズの売却交渉が破談に終わってから、約1カ月が経つ。ひとまず騒動は鎮静化したように映るが、結局は元のさやに戻っただけで何も状況は変わっていない。親会社であるTBSホールディングスは9月の中間連結決算で2期連続の最終赤字となり、球団を取り巻く環境は以前よりも厳しくなってきている。売却話がいつ再燃するかは予断を許さない。6年前に巻き起こった球界再編騒動の際、近鉄買収、新球団設立に名乗りを上げた堀江貴文氏は、プロ野球経営の現状をどう捉えているのか。当HP編集長・二宮清純が久々にインタビューを試みた。『Financial JAPAN』誌上で掲載されている内容の一部を紹介したい。

第415回 骨太の指導でダイヤの原石をどう磨くか 巨人・森脇浩司2軍内野守備走塁コーチ

 今季、森脇浩司は中途半端な立場に置かれていた。福岡ソフトバンク編成・育成部アドバイザー。コーチではない。かといって実権を持ったフロントスタッフでもない。  昨季は監督に昇格した秋山幸二の下でヘッド兼内野守備走塁コーチの要職にあったが、オリックスの監督を解任された大石大二郎にその座を追われてしまった。先の仕事は、言葉は悪いが“閑職”であり、本人も望んだものではなかっただろう。

千葉ロッテ4位・小池翔大「守備の総合力で勝負!」 〜ドラフト指名選手直撃インタビューVol.2〜

今年のドラフトを沸かせた斎藤佑樹、大石達也(ともに早稲田大)、沢村拓一(中央大)をはじめ、菅野智之(東海大)、東浜巨(亜細亜大)、野村祐輔(明治大)と、大学球界では好投手が続々と誕生している。そんな彼らの球を日本代表の正捕手として受けてきたのが、小池翔大だ。大学No.1捕手の呼び声高い彼だが、大学4年間の集大成となるはずだった今季は最も苦しいシーズンとなった。特に秋は途中、ケガで離脱し、満足のいく結果を出すことができなかった。そうした中で臨んだ10月28日のドラフト会議、日本一の球団からの指名に嬉しさが込み上げたという。目標としていた世界への扉が開かれた小池に、プロとしての決意を訊いた。

横浜4位・小林寛「理想はロジャー・クレメンス」 〜ドラフト指名選手直撃インタビューVol.1〜

 3年連続最下位からの脱却をはかるベイスターズに、鉄腕がやってくる。  大阪学院大学のエース小林寛。今年の関西六大学春季リーグ戦では15試合中13試合に登板。チームの18季ぶり優勝に貢献した。中でも5月18日の神戸学院大戦では延長19回、238球をひとりで投げ抜くと、それからわずか中3日で登板した龍谷大戦ではノーヒットノーランを達成する離れ業をやってのけた。「沢村(拓一)君(中大)、斎藤(佑樹)君(早大)とか1位の選手にも、僕自身は絶対負けていないと思う」と言い切るタフネス右腕に迫った。

第70回 セットアッパーの存在価値と成功条件

 今シーズンのプロ野球も最後まで見ごたえたっぷりでしたね。5年ぶりに日本一に輝いた千葉ロッテは、ペナントレースでは3位ながら、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズと見事な戦いを見せてくれました。その他の球団も熱戦を繰り広げ、野球ファンを十分に楽しませてくれたと思います。10月28日には新人選手選択会議が行なわれ、97人(育成含む)の選手が指名されました。現在はFAなどでの移籍交渉も活発化しており、各球団の戦力アップが図られています。果たして来シーズンはどの球団が日本一の座を獲得することができるのか、今から非常に楽しみです。

MVPはW和田が受賞 〜日本プロ野球コンベンション2010〜

 18日、都内で「日本プロ野球コンベンション2010」が開催され、今シーズン活躍した選手らが表彰を受けた。最優秀選手(MVP)にはパ・リーグではリーグ最多の17勝(8敗)をマークし、169奪三振、防御率3.14の成績を残した和田毅(福岡ソフトバンク)、セ・リーグでは全144試合に出場し、打率3割3分9厘、37本塁打、93打点、リーグ最高の出塁率(4割3分7厘)をマークした和田一浩(中日)が選ばれた。和田一の38歳でのMVP受賞はリーグ最年長記録となった。また、最優秀新人にはパ・リーグは中継ぎとして2ケタ勝利をマークした榊原諒(北海道日本ハム)、セ・リーグは山口鉄也、松本哲也に続いて巨人から長野久義が選出された。

第413回 日本一のカギは「つなぎの4番」の決定力 千葉ロッテ・サブロー外野手

 千葉ロッテと中日の日本シリーズは第7戦にまでもつれ込み、4勝2敗1分けでロッテが5年ぶり4回目の日本一に輝いた。  カギとなったゲームは第6戦である。3勝2敗とロッテが王手をかけていたものの、残り2試合はナゴヤドーム。中日は本拠地で51勝17敗1分け(レギュラーシーズン)と圧倒的な勝率を残している。中日・落合博満監督も「3つまでは負けられる。ここまでは想定内」と余裕を示していた。

ロッテ、SKに完封勝ち 〜日韓クラブチャンピオンシップ〜

 日本と韓国のプロ野球王者による日韓クラブチャンピオンシップが13日、東京ドームで行われ、日本シリーズ優勝の千葉ロッテが、韓国シリーズ優勝のSKワイバーンズを3−0で下し、昨年の巨人に続き、日本勢が連覇を果たした。 (東京ドーム) SK        0 = 000000000 勝利投手 唐川 敗戦投手 門倉 セーブ   小林宏 本塁打   (ロ)今江ソロ

ヤクルト・小川淳司「史上最強の地味監督」(前編)

 千葉ロッテの日本一で幕を閉じた今シーズンのプロ野球。今年はセ・パ両リーグとも最後の最後まで首位争い、クライマックスシリーズ進出争いが熾烈だった。セ・リーグで夏場以降、台風の目になったのが東京ヤクルトだ。借金19でダントツ最下位だった5月終了時からミルミル巻き返し、8月中旬には勝率5割に到達。中日、阪神、巨人の上位3強を猛追した。その立役者が5月から監督代行に就任した小川淳司である。ヘッドコーチ時代はヤクルトファンくらいしか、その名前を知らなかったような“目立たない指揮官”は、どのように瀕死の燕を救ったのか。その人となりも含めて、二宮清純が取材した。

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