プロ野球
今月1日にスタートしたプロ野球のキャンプも大詰めを迎え、各球団ではトレーニングから紅白戦や練習試合など実戦へと移っています。私もいくつかの球団のキャンプ地を取材しましたが、どこも活気に満ち溢れ、徐々に開幕が近付いてきていることが感じられました。なかでもやはり一番人気は北海道日本ハム。これまでも何度か訪れていますが、球場までの道のりで渋滞などほとんど記憶にありませんでした。ところが、今年は高速道路を下りる前から渋滞し、球場へ行くのにも一苦労でした……。 “佑ちゃん人気”は本当にすごかったです。
通算セーブのプロ野球記録を持つ元東京ヤクルトの高津臣吾が独立リーグ・BCリーグの新潟アルビレックスに入団することが決まった。 高津はNPBで286セーブ、メジャーリーグで27セーブ、韓国で8セーブ、台湾で26セーブと日米韓台の4カ国でセーブをあげている国際派のピッチャー。今年から新潟の監督を務める元ヤクルトの橋上秀樹から「若い選手に投げる姿勢を見せて欲しい」と“手本”の役割を求められている。
今季、パ・リーグのホームラン王争いの本命といえば、この男になるだろう。埼玉西武の4番・中村剛也だ。昨季は故障もあって3年連続のタイトルこそ逃したものの、85試合の出場で25本塁打をマークした。“飛ばないボール”への統一に伴い、本塁打数の減少が予想される今季だが、昨季のホームラン王T−岡田(オリックス)や才能開花の兆しがみえる中田翔(北海道日本ハム)らとアーチ合戦を繰り広げそうだ。今や球界を代表する和製大砲にホームランへのこだわりを月刊誌『小説宝石』(光文社)上で当HP編集長・二宮清純が訊いた。
2月1日から春季キャンプがスタートしたプロ野球では、18日からオープン戦がスタートする。今季は斎藤佑樹(北海道日本ハム)、大石達也(埼玉西武)、澤村拓一(巨人)をはじめ、注目のルーキー投手がズラリと顔を揃えている。紅白戦や練習試合で順調な仕上がり具合を見せている彼らが、開幕一軍の切符をかけて行なわれるオープン戦でどんなピッチングを見せてくれるのか。さらには新たなスター選手の出現にも注目したい。
バントの名人・川相昌弘が8年ぶりに巨人に戻ってきた。2軍監督としての復帰である。 実は川相、昨シーズンも中日で2軍監督を務めていた。昨年9月、球団から呼び出され、「来季は契約を結ばない」と告げられた。
2年続けて1票差で落選した中日監督の落合博満がついに野球殿堂入りを果たした。プレーヤーとして三冠王3度は史上最多だけに当然と言えば当然の勲章である。
ヒジを上げろ――。 ピッチングの基本中の基本だ。先述したように新フォームの要の部分でもある。山本に、最初にそのことの大切さを教えたのは中学時代の指導者・角田明だ。
ルーキーが注目を集める今季のプロ野球だが、もちろん昨季まで主役を張ってきた選手たちも、その座を譲るつもりはないだろう。ダルビッシュ有や岩隈久志、中島裕之といったスターたちは今オフのメジャーリーグ挑戦も囁かれており、日本でのラストイヤーとなるかもしれない。果たして難攻不落のダルビッシュを攻略する秘策はあるのか? そして、3強3弱の構図が色濃いセ・リーグの行方は? 知将・野村克也へのインタビューを引き続きお届けする。
この緩やかに弧を描くような軌道は、どこかで見た覚えがある――。 瞬間的にそんな記憶の断片をたぐりながら、長友佑都(インテル)のセンタリングを眺めやったような気がする。 長嶋茂雄さんだったら、「センタリングのボールの、あのアークが……」とでもおっしゃるだろうか。
NPB最年長選手となった左腕は28年目のシーズンを沖縄・読谷村でスタートした。この8月で46歳になる中日・山本昌だ。今季、白星をあげれば工藤公康(前埼玉西武)を抜き、24年連続勝利のプロ野球記録を樹立する。高卒でプロ入り後、4年目まで0勝ながら、そこから210個の白星を積み重ねてきた。生き馬の目を抜く厳しいプロの世界で長く活躍できた理由はどこにあるのか。二宮清純が自主トレ中のベテランにロングインタビューを敢行した。
東北楽天のエース岩隈久志は昨年オフ、ポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を希望していた。ところが落札したオークランド・アスレチックスとの交渉がまとまらず、今季は楽天に残ってプレーする。なぜ岩隈は移籍を断念したのか。「1年間戦ってチームを引っ張って優勝したい」。気持ちを切り替え、新たなシーズンに臨む右腕を二宮清純が直撃した。
2月1日、プロ野球12球団は九州、沖縄で一斉にキャンプインした。今季の注目は何といっても北海道日本ハムにドラフト1位で入団した斎藤佑樹らルーキーたちの活躍だ。昨年のドラフトでは12球団中8球団が大学、社会人出の即戦力投手を指名しており、彼らの成績がチーム順位を大きく左右する可能性もある。またパ・リーグでは星野仙一新監督率いる東北楽天や、昨季5位に終わったオリックスが大型補強を敢行。戦国時代に更なる拍車がかかりそうだ。2011年のプロ野球を知将・野村克也はどう見ているのか。二宮清純がインタビューを試みた。
NPB(日本プロ野球組織)における現役最年長投手である。いったい、誰がプロ入り時に今の山本昌(本名:昌広)の姿を予想し得ただろう。 1984年に神奈川の日大藤沢高からドラフト5位で入団。最初の4年間は勝ち星なし。その間、何度も解雇の危機に見舞われた。
球春到来――プロ野球は2月1日、全12球団が一斉にキャンプインを迎える。今年の注目はなんと言っても大学からやってきたルーキーたちだ。各球団のドラフト1位を見渡しただけでも、埼玉西武の大石達也(早稲田大)、北海道日本ハムの斎藤佑樹(同)、広島の福井優也(同)、巨人の沢村拓一(中央大)、中日の大野雄大(佛教大)、千葉ロッテの伊志嶺翔太、東北楽天の塩見貴洋(八戸大)と7人が大学出身者だ。まさに当たり年である。
昨秋のドラフトで、野手ではNo.1という呼び声高かったのが、伊志嶺翔大だ。昨年の全日本大学選手権では打率6割で首位打者となり、チームの準優勝に大きく貢献した。さらに昨夏の世界大学野球選手権では全6試合に出場し、打率4割5分8厘、9打点をマーク。日本選手では唯一の大会オールスターにも輝いた。こうした実績もさることながら伊志嶺の魅力は、その人間性にもある。高校、大学、そして全日本の主将に選ばれるなど、周囲からの信頼は厚い。そんな彼が初めてプロへの憧れを抱いたのは小学1年の時、イチロー(当時オリックス)を見た時だった。それから16年。夢への第一歩を踏み出した伊志嶺に現在の心境を訊いた。
「(東北楽天・田中将大投手から)ホームランを打ちます!」。昨年12月の埼玉西武の新人入団選手発表会見で、集まった大勢のファンや報道陣が最も沸いたのが、林崎遼のホームラン宣言だった。林崎は、東洋大姫路高3年夏、甲子園で田中からホームランを放っている。それだけに4年間、プロの第一線で活躍する同級生と再び対戦する日が待ち遠しいようだ。
今月初旬から始まった新人合同自主トレーニングも佳境に入っていますね。なかでも全国から熱い視線が注がれているのが、千葉県の北海道日本ハムの鎌ヶ谷スタジアム。そう、斎藤佑樹投手ですね。彼については連日のように報道されており、その注目度の高さがうかがえます。多少、騒ぎすぎかな……という思いもないわけではありませんが、それでも斎藤投手自身には浮ついている様子は全く見られません。さすが、ですね。
昨季、メジャーリーグ史上初となる10年連続シーズン200安打を達成したイチロー(マリナーズ)は来季限りで球団との契約が切れる。 周知のようにマリナーズは2001年にメジャーリーグ史上最多タイのシーズン116勝(46敗)をあげ、ア・リーグ西地区を制したものの、それ以降は低迷が続き、昨季も地区最下位に沈んだ。
PL学園の河野有道監督は今江を一目見て、「これは将来、プロに行ける素材だ」と確信した。 「体はできていたし、バッティングも飛距離、スイングスピードすべてにおいて素晴らしかった。 当時、同学年に今、西武で活躍している中村剛也(大阪桐蔭)がいた。今江が剛なら中村は柔というイメージでした。 あえて難点をあげるとすれば、いかり肩で、やや力が入りすぎるところがあったんです。でも細かい部分は上(プロ)で直してもらえればいいと思って、余計なアドバイスはしませんでした」
東洋大学硬式野球部。所属する東都大学リーグでは無類の強さを誇り、多くのプロ野球選手を輩出してきた名門校だ。近年では2006年・永井怜(東北楽天)、07年・大場翔太(福岡ソフトバンク)など、エースがドラフトで上位指名され、“投手の宝庫”としても注目されている。そして今年もまた、同大から優秀なピッチャーがプロの世界へと羽ばたいた。乾真大。最速146キロのストレートと大学で磨きをかけたスライダーを武器とするサウスポーだ。高校、大学とエースとして活躍してきた乾だが、大学入学直後には大きな壁にぶつかった。果たしてその壁とは何だったのか。
幼少時代、加藤貴大の一番のライバルは2歳年上の兄・幹典(東京ヤクルト)だった。しかし、いつの間にか兄との距離は遠くなっていった。名門・慶応大学に進学した兄は六大学の聖地・神宮球場で活躍。大学No.1サウスポーとして2007年の大学・社会人ドラフトで1位指名され、プロ入りを果たした。一方、加藤は高校から挫折の連続だった。大学卒業時には野球を諦めようとさえ考えたこともある。しかし、「こんなもんじゃない」と自分の力を信じ、独立リーグで一念発起。わずか1年目にして夢をつかみとった。ようやく兄と同じ舞台に到達した加藤。ライバルとして、憧れの存在として追い続けてきた兄への思い、そして今後への意気込みを訊いた。
ロッテの新チームリーダーは彼しかいない。 今江敏晃、27歳。今年で節目のプロ10年目を迎える。昨季、史上最大の下剋上を達成したチームはキャプテンの西岡剛がメジャーリーグに移籍し、抑えの小林宏之もFA宣言した。2年連続の日本一を達成するには、西村徳文監督が掲げる「和」の力が何より必要だ。ここ数年伸び悩んでいた個人成績も2010年は自己最高の打率(.331)をマークし、壁を破った。名実ともにロッテの顔になることが期待される2011シーズンに向け、二宮清純が取材を試みた。
“サブマリン”の代表格といえば、古くは元阪急・山田久志、そして現役では千葉ロッテ・渡辺俊介だ。しかし、同じアンダースローでもこの2人はタイプがまるで違う。速球を主体とした山田に対し、渡辺は緩急をつかった技巧派だ。その両者それぞれの良さを併せ持ったサブマリンピッチャーが今季、埼玉西武に入団した。牧田和久、26歳だ。アンダースローに強いこだわりと誇りをもつ牧田が追い求めてきたものとは――。
「18歳の4番打者」と聞いても、若いプロ野球ファンはピーンと来ないかもしれない。今なら間違いなく流行語大賞の候補にあがっているはずだ。 近鉄、太平洋クラブ−クラウンライター―西武で強打者として鳴らした土井正博が4年ぶりに埼玉西武のヘッド兼打撃コーチに復帰した。67歳。現役コーチとしては最年長である。
プロ野球の歴史に新たな大学が加わった。「城西国際大学」。1992年に創立・創部したばかりの同大野球部エース黒沢翔太がプロ1号として千葉ロッテから育成1位指名を受けたのだ。中学、高校と内野手を兼任していたという黒沢。甲子園も未経験の彼が大学では主戦として活躍し、最後にはプロへの扉をこじ開けた。後輩たちをも勇気づける一歩を踏み出した黒沢にプロへの意気込みを訊いた。