サッカー

市場開拓本気なら、Jリーグはアジア人を獲れ

 ブルガリア・リーグのスラビア・ソフィアに、シンガポール・リーグでプレーしていた日本人選手、秋吉泰佑の入団が決まった。契約は2年半。G大阪やC大阪からのオファーを断った上での入団だったという。ブルガリア・リーグでプレーする初めての日本人選手となる秋吉には、ぜひとも頑張ってもらいたいと思う。

バルサに忍び寄る盛者必衰の影

 どれほど偉大なタレントを揃え、優秀なコーチングスタッフに支えられたチームであっても、避けて通ることのできない道がある。  不調という名の茨道である。  好調時と同じように練習し、コンディションを保っていても、なぜか結果が、内容が伴わなくなってしまう。表面上は何一つ変わったところはないのに、試合になると違ったチームになってしまう。なぜそうなるのか。そのメカニズムを解明した者はいない。

第53回 広山が望むもの<Vol.2>

 ポルトガルのスポルティング・ブラガ、フランスのモンペリエHSC――両クラブでは出場機会が得られず、不完全燃焼だった。日本への帰国は、広山にとっては本意でなかったかもしれないが、2004年シーズン終了後、広山は東京ヴェルディへと移籍。05年シーズンはセレッソ大阪にレンタル移籍した。

GK権田、痛恨のシリア戦を良薬に

「この敗北を、ゆえにわたしは感謝する」と書いた五輪予選シリア戦のコラムについて、あちこちで「意外だった」と声をかけられた。どうやら、猛烈に激怒している原稿を期待されてしまっていたらしい。  確かに、日本の試合内容は相当にお粗末だった。専門誌風に採点をつけるとしたら、ほとんどの選手が最低か、それに準ずる点数になってしまっていたことだろう。合格点どころか、及第点をつけられる選手さえいなかった。「なんてナイーブな選手ばかりなんだろう」というのが、シリア戦から受けた率直な感想である。これがA代表の試合であれば、怒りを通り越して失笑してしまっていたかもしれない。

四国ダービーは6月17日、8月12日 〜2012シーズンJ2日程発表〜

 2012年のJリーグの試合日程が1日、発表された。  J2の愛媛FCは既に発表されたように、5年連続ホームでの開幕。3月4日(16時キックオフ)に新規参入のFC町田ゼルビアと対戦する。徳島ヴォルティスとの四国ダービー初戦は第20節(6月17日、18時30分キックオフ)にアウェイで行われる。もうひとつの参入クラブ、松本山雅FCとの初顔合わせは第4節(3月20日、16時キックオフ)に組まれ、第1節の町田に続き、新参クラブをホームで迎え撃つかたちとなった。

第180回「意地」 〜2011シーズンの闘いと戦績〜

 昨年の12月17日(土)、天皇杯4回戦での対浦和レッズ戦を終え、愛媛FCの2011シーズンは幕を閉じた。   J2リーグ戦では、10勝14分14敗で、20チーム中15位という成績に終わった愛媛FC。残念ながら、シーズン当初の目標順位を達成することはできなかった。それだけに、さまざまな課題が見えてくる。

第33回 バルサ、初の連覇へ 日本人は歴史的戴冠なるか 〜欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント〜

 いよいよ、2月15日(日本時間)から欧州チャンピオンズリーグ(CL)が決勝トーナメントに突入する。順当勝ちあり、波乱ありのグループステージを突破した16クラブが頂点を目指して、今度は一発勝負の戦いに挑む。今季の決勝(5月19日)の地はドイツ・ミュンヘンのフスバル・アレナ・ミュンヘン。06年W杯では開幕戦の舞台となったスタジアムでビッグイヤーを掲げるのはどのクラブか――。

躍進の結果を消費するだけでは寂しい

 昨日は「久しぶりにテニスを見た!」という方も多かったことだろう。どこの国でもそうだろうが、とかく日本人は海外で自国民が活躍するニュースに弱い。  スポーツ選手の躍進は、日本人としてのプライドを大いにくすぐってくれるものらしい。おそらくは各方面から「感動した」といったコメントが出てくるだろうが、そろそろ結果を消費するだけでなく、生み出すために何かをしようという機運は出てこないものか。感動するだけして、あとはポイ捨て。そういう扱われ方をしてきたスポーツが、この国はあまりにも多すぎる。

ロック外されたJで奥深いドラマが

 今季のJリーグは後に「歴史的ターニングポイント」として記憶されるシーズンになるかもしれない。  まず注目したいのは、今年から導入されるクラブライセンス制度である。一時は凋落の一途をたどっていたブンデスリーガがギリギリのところで踏みとどまり、やがて再上昇のカーブを描くことができたのは、厳密なライセンス制度によって健全な財政状態が保たれていたからでもある。

開幕はホームで新加入の町田と激突! 〜2012シーズンJ2開幕カード発表〜

 2012年のJリーグ各クラブのホーム開幕カードが17日、発表され、J2の愛媛FCは第1節で3月4日(日)に新加入のFC町田ゼルビアとニンジニアスタジアムで対戦することが決まった。愛媛にとっては5年連続のホーム開幕で、J昇格以来ホームでの第1節は4勝1敗と好成績を残している。町田は昨季のJFLで3位に入り、昇格が決定。清水エスパルスなどで指揮を執ったオズワルド・アルディレス監督が就任し、元日本代表MF戸田和幸の加入が決定している。

沢を生み、育てたクラブにも称賛を

 日本人以外のノーベル賞受賞者について知っている日本人は、いったいどれだけいるだろう。だが、サッカーの世界最優秀選手であれば、かなりの数の日本人が知っている。これは、日本人に限ったことではない。世界中ほぼすべての地域で、リオネル・メッシの名前を知っている人は存在しているはずだ。  沢穂希が受賞したのは、そんな賞なのである。

第519回 今こそJクラブへの「なでしこ」保有義務付けを

 名言が飛び出したのは北京五輪3位決定戦前のミーティングの場だった。つまり2008年夏のことだ。銅メダルをかけた試合への思いを、先輩から順に口にしていった。程なくして29歳(当時)の澤穂希にスピーチの出番が回ってきた。「ここまで来て、もう何も言うことはありません」。シャイな澤らしい第一声だった。しかし、いつもとはここからが違った。「苦しいのは皆一緒。もし苦しくなったら私の背中を見て。そして、私と一緒に頑張ろうよ」

追われる者・なでしこの“幸福な重圧”

 96年のアトランタ五輪以降、日本サッカー界はほぼ毎年のように世界への挑戦を続けてきた。世界大会への出場は悲願ではなく常識となり、出場するだけで満足していた日本人は、世界大会での勝利を期待するようにもなった。  だが、いまだかつてこんな年はなかった。今年、日本サッカーが期待されるのは世界への挑戦、ではない。世界一への挑戦、である。

第179回「今昔」 〜愛媛FC、OB戦〜

 2011年11月27日(日)、ニンジニアスタジアムではJ2第37節となる愛媛FCのホーム最終戦が行われたのだが、その試合前、興味深い前座試合も行われていた。  元愛媛FC選手の金子豊さんの呼びかけにより、愛媛FCのOBたちが集い、交流戦を行ったのである。

第63回 世界で戦う2012年に

 アジア杯優勝、22年ぶりの平壌決戦、五輪最終予選、柏レイソルの初優勝――。2011年のサッカーシーンもさまざまなことがありました。その中で、最も心に残った出来事は、なでしこジャパンのW杯優勝です。苦境に立たされても決して諦めないなでしこの姿は、東日本大震災後の日本に「夢」と「希望」を与えてくれました。

日本にも欲しい「地域活性化スタジアム」

 高さはおよそ300メートルほどの円錐形。頂点部分は病院になり、ホテル、スポーツクラブ、商業施設などが上層部には収まる。もちろん、下層部に位置するスタジアム部分も、エアコンが完備――。前回も書いたが、ドイツの建設会社で見せてもらった、カタールに造られる予定の最新型複合スタジアムの外観と概要は、言葉を失うほどに未来的だった。完成した暁には、サッカースタジアムとしてだけでなく、建築物としての魅力で世界中の観光客を呼び寄せることになろう。

もはや都市計画の域 欧州のスタジアム

 沖縄にサッカー専用競技場を造るための調査検討委員会が設立され、わたしも、そのメンバーに選ばれた。いいものを造るためには、まずいいものを見る必要がある。そのため、後ろ髪を引かれつつもクラブW杯に背を向け、沖縄の関係者と駆け足で欧州を回ってきた。  正直、衝撃を受けている。

得点に背を向けたなでしこ・安藤の“献身”

 自分が点を取らないで1−0で勝つより、ハットトリックをして3−4で負ける方がいい――そう断言できる性格だったからこそ、釜本邦茂はゴールを量産することができた。ストライカーと呼ばれる人種にとって、ゴールとは生きがいであり原動力である。逆に言えば、ゴールから遠ざかってしまったストライカーは、他のポジションの選手がまず味わうことのない、追い詰められた精神状態に置かれることになる。

第51回 日本でプレーしたブラジル人たちのその後<Vol.8>

  サッカークラブ経営をやってみたいと考える人間は少なくない。プロサッカー選手の経験のある人間は特にそうだろう。  才能ある選手を発掘し、育成し、強いチームを作る。自分ならば、選手を見る目があるし、もっと上手くやれる――そう考えるものだ。サンパイオにも自信があった。  しかし――。

第178回「女子力」 〜2011チャレンジリーグ入替戦〜

 11月13日(日)、日本女子サッカーリーグが主催する「2011チャレンジリーグ入替戦」の第1戦となる愛媛FCレディース対ノルディーア北海道の試合が、北条スポーツセンター陸上競技場(松山市)にて行われた。   チーム発足1年目にして、四国リーグで全勝優勝を果たした愛媛FCレディース。チャレンジリーグ昇格に向けて、11月3日(木)より静岡県・時之栖スポーツセンター裾野E2グラウンドで行われた「2011チャレンジリーグ入替戦予選大会」に出場した。

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