10年に1人の才能とぶつかるUAE戦

 わたしにとって、アジアカップにおける唯一の興味は、日本が勝つか負けるか、だった。これがW杯や欧州選手権、コパ・アメリカであれば、勝負とは別に好勝負、好チームのサッカーを楽しむという興味もあるが、残念ながらアジアのレベルはそこまで達していなかったからである。

代表150キャップへ 遠藤のまさかは続く

 ヘルツォーゲンアウラッハというニュルンベルク郊外の小さな街で育った少年は、早くからその将来を嘱望されていた。地元のニュルンベルクはもちろん、南部のビッグクラブ、バイエルンMも獲得に乗り出し、激しい争奪戦は西ドイツ国内でもちょっとしたニュースになったという。

第160回「スポーツ・レガシー事業、スタート!」

「東京マラソン チャリティ“つなぐ”」で2015年大会から登場した「スポーツ・レガシー事業」。以前、このコーナー()で書かせていただいたように、レガシーといっても、その範囲は広すぎて意外に難しい。そこでマラソン財団としてテーマにしたのが「スポーツの夢(強化育成)」「スポーツの礎(環境整備)」「スポーツの広がり(普及啓発)」「スポーツの力(社会貢献)」の4つ。これでも広いなぁ……。どれももっともな項目であるのだが、皆さんから預かったお金をどう使っていくのがいいのか。限られた財源で、効果を出すのは非常に難しいところである。

第87回 米国出張で感じた焦り 〜中村武彦vol.2〜

 中村武彦は、町田市立鶴川第二中学校から、青山学院高等部に進んだ。青山学院高等部のサッカー部は、後に日本代表に選ばれる山田卓也たちがいた鶴川第二中学と比べると、かなりレベルは落ちた。中村は仲間とボールを追うことは楽しくて仕方が無かったが、物足りなくなった。そこで、高校3年のときに三菱養和クラブのトライアウトを受けた。合格したのは二人だけ、中村はその一人だった。

黒田博樹という生き方

 この年末年始の日本球界最大の話題といえば、やはり、黒田博樹の広島カープ復帰ということになるのだろう。なにしろ、まだ年末なのに、知人から「おめでとうございます」という連絡が来る。何のことかと思えば、黒田復帰である。年が明けると、「今年1年に限り、カープファンをやらせていただきます」という挨拶も数人にいただいた。それくらい、カープファン以外の多くの野球ファンにも衝撃を与えたニュースなのだろう。

第283回 初夢予想 ニューヨークの“暗黒時代”を終わらせるのは?

 昨今のニューヨーク・スポーツ界が“暗黒の時代”を迎えているのは否定できない事実なのだろう。  MLBのヤンキース、メッツはともに過去2年連続でプレーオフを逃し(メッツは8年連続)、NFLのジャイアンツ、ジェッツも今季の成績はどちらも負け越しで終わった。シーズン中盤を迎えたNBAでもニックス、ネッツが勝率5割以下で低迷し、プレーオフ上位進出はあり得そうもない。

第179回 2015年、井上vs.井岡、内山vs.三浦、山中vs.亀田和が観たい

 昨年末に行われたボクシング、総合格闘技は好勝負の連続だった。  まずは12月30日の東京体育館。八重樫東(大橋)の敗北は残念。村田諒太(帝拳)のファイト内容は、いまひとつ物足らぬものだったが、井上尚弥(大橋)の成長ぶりには驚かされた。

第215回「実力」 〜愛媛FCユース&レディース、シーズン最終戦〜

 昨年12月、愛媛FCの下部組織である愛媛FCユース、愛媛FCレディース両チームの2014シーズンが終了した。  12月6日(土)、高円宮杯U−18サッカーリーグ2014プリンスリーグ四国の最終節(第18節)が、今年も瀬戸大橋記念公園球技場(香川県)にて行われた。

第97回 Jリーグにも“巨人−阪神戦”を

 世界のサッカー界で2014年最大のイベントは、言うまでもなくブラジルW杯でした。日本代表は5度目のW杯出場でベスト16以上の成績を期待された中、グループリーグ敗退。W杯の常連国にはなったものの、まだ安定して勝利を挙げられるレベルにないという現実を突き付けられました。

第51回 2020東京パラリンピックのレガシーとは?

 10月、東海道新幹線50周年の行事が様々なところで催されました。その際、必ずと言っていいほど、1964年の東京オリンピックの話題や写真が見られました。2014年は、64年に開催された東京オリンピック・パラリンピックから、ちょうど50年というメモリアルイヤーでもあったからです。

“任期途中の交代劇”経験できる良い機会

 今回ばかりは日本サッカー協会に同情していた。アギーレ監督の問題について、である。  アギーレ監督が八百長に関わっていたのか。真相がイエスだというのならば、なるほど解雇するしかあるまい。ただ、雇った側の責任を追求する声を聞くと、いささか気の毒になってしまう。

第119回 名実ともに拡大しているセ・パの差

 プロ野球80周年のメモリアルイヤーとなった2014年は、話題が豊富なシーズンだったという印象があります。春は3位争いを演じ、球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出をにおわせた横浜DeNAの快進撃から始まり、大谷翔平(北海道日本ハム)が時速160キロ超の剛球でファンを沸かせれば、山田哲人(東京ヤクルト)が日本人右打者としての新記録(シーズン通算193安打)を樹立。さらに、新語・流行語大賞のベスト10入りした「カープ女子」、そして最終戦までもつれた福岡ソフトバンクとオリックスとの優勝争い……。プロ野球ファンも大いに楽しむことができたのではないでしょうか。

第282回 2014年のFighter of the Year(年間MVP)は誰か

 2014年は歴史に残るようなビッグファイトは行なわれず、ボクシング界全体がやや盛り上がりに欠けた感は否めなかった。現役最強を欲しいままにするフロイド・メイウェザーも、マルコス・マイダナとの2度の対戦では衰えを隠し切れなかった。ただ、そんな1年の中でも、特筆すべき実績を残した王者、知名度を一気にアップさせたライジングスターは存在する。

2シーズン制導入後もJの挑戦期待

 不思議な感じがする。天皇杯のない年末年始。国立競技場では迎えられない新しい年。高校サッカーからJの強豪に入ったような選手にとっては、大人になってから初めて体験する静かな年末年始かもしれない。せっかくの機会だから、“一般的なお正月”を存分に満喫してもらえたら、とも思う。

第159回「ベテランランナーこそホノルルマラソン!?」

 12月の2週目と言えばホノルルマラソン。今年で42回目を迎えた歴史ある大会だが、毎年3万人を超える参加者で賑わいを見せ、人気にかげりはないようだ。日本人からの人気も相変わらずで、参加者は1991年に初めて1万人を超えて以来、9.11があった2001年を除いては常に1万人上回った。もちろん今年も1万人を超える参加者で盛り上がった。

国内企業の“参入障壁”となっているJの哲学

 来年以降、Jリーグが実質的な外国資本の企業参入を認める方針だという。手本としているのは、外資の導入をきっかけに爆発的な飛躍を見せたイングランド・プレミアリーグである。「これで日本にもメガ・クラブの誕生か?」と期待する人も少なくないだろう。

第281回 ブルックリンの光は消えるのか 〜移転3年目にして停滞、ネッツの未来〜

「大半の読者はほとんどブルックリン・ネッツに興味がない。ネッツには好選手はいるけど、一般の関心を呼べるスターがいない。唯一面白いのはケビン・ガーネットくらいだが、最近はあまりメディアと話さないからね」  NBAの2014-15シーズンが始まって約1カ月の11月下旬のこと――。ネッツの報道を減らす方向だというある大手メディアの記者が、筆者にそう語ってくれた。その彼は、同じニューヨーク市内でも比べものにならないほどに話題豊富なニックスの番記者に転向するという。

2014年、日本野球の10大事件

<生れきて十八年のわれのこのきほこりを高くかかぐる  田部君子>  最近、お気に入りの歌である(池内紀さんの新著『戦争よりも本がいい』講談社「田部君子歌集」の項より孫引き)。これが、1933年(昭和8年)、当時、満17歳の女性歌人の作と聞いて、二度驚く。なんというか、まっすぐで心地よい。

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