プロ野球

ロッテ・伊東監督、若手を伸ばすマネジメント

 一時の勢いはないとはいえ、今季の千葉ロッテは戦前の予想を覆す成績を収めている。現在、45勝41敗2分の3位。ここまでチームを支えてきたのは若手の躍進だ。投げては育成出身の西野勇士がチームトップの8勝をあげ、野手では2年目の鈴木大地がショートのレギュラーに定着した。今季からチームを率いる伊東勤監督は、西武の指揮官時代、中島裕之(現アスレチックス)らを抜擢し、ブレイクさせた実績を持つ。若い力を伸ばし、戦力にする秘訣はどこにあるのか。二宮清純が訊いた。

第102回 日本プロ野球の魅力が詰まった“夢の球宴”

 プロ野球は24日から後半戦がスタートしました。セ・パともに、ますます激しい優勝争いが繰り広げられることでしょう。さて、今年のオールスターは後半戦への期待値をグンと高めてくれましたね。私見を述べれば、近年では最も見応えのあるオールスターだったのではないかと感じています。60年ぶりにホームランゼロに終わったものの、そのことさえも気にならないほど、3試合ともに盛り上がりました。プロ野球ファンにとっては、まさに“夢の球宴”となったのではないでしょうか。

優勝争いのカギ握る西武と阪神 〜プロ野球〜

 ゴールデンルーキーや若手、ベテランがそれぞれ見せ場をつくり、高いパフォーマンスでファンを魅了したオールスター。3日間にわたる“夢の球宴”が幕を閉じ、24日からプロ野球はペナントレースに戻る。大方の予想通りに混戦模様を呈しているパ・リーグに対し、セ・リーグは2強4弱と明暗がはっきりと分かれ、巨人と阪神の首位争いが続いている。果たして、後半戦はどんな展開となるのか。

全パ、大谷の適時打などで終盤に逆転 〜プロ野球オールスターゲーム・第3戦〜

「マツダオールスターゲーム2013」第3戦が22日、いわきグリーンスタジアムで行なわれた。全セは5回に丸佳浩(広島)の二塁打でチャンスを作ると、相手のエラーなどで先制する。対する全パは8回に高卒ルーキーの大谷翔平(北海道日本ハム)のタイムリーで同点に追いつくと、内川聖一(福岡ソフトバンク)の2点適時打で逆転した。2点のリードを奪った全パは9回を青山浩二(東北楽天)が抑え、3対1で勝利。対戦成績を1勝1敗1分けのタイで終えた。通算では全パの79勝74敗10分けとなった。 ◇第3戦 (いわき) 全セ   1 = 000010000 勝利投手 益田(1勝0敗) 敗戦投手 山本哲(0勝1敗) セーブ   青山(1S)

全セ、豪華なルーキー投手リレーを披露 〜プロ野球オールスターゲーム・第2戦〜

「マツダオールスターゲーム2013」第2戦が20日、神宮球場で行なわれた。初回、全パは先頭の大谷翔平(北海道日本ハム)のオールスター初安打から始まり、この回先制して幸先のよいスタートを切った。一方、全セは豪華なルーキー投手リレーを披露。菅野智之(巨人)、小川泰弘(東京ヤクルト)、石川泰稚(同)、藤浪晋太郎(阪神)とつなぎ、超満員のスタジアムを沸かせた。ルーキーの好投に応え、打線が援護。チャンスに着実に得点を重ねた全セが逆転勝ちを収めた。 ◇第2戦 (神宮) 全パ   1 = 100000000 勝利投手 小川(1勝0敗) 敗戦投手 牧田(0勝1敗) セーブ   山本哲(1S)

ルーキー大谷、“二刀流”デビュー 〜プロ野球オールスターゲーム・第1戦〜

「マツダオールスターゲーム2013」第1戦が19日、札幌ドームで行なわれた。初回、全パが糸井嘉男(オリックス)のタイムリーで先制したが、7回表、全セが中村紀洋(横浜DeNA)の同点打で試合を振り出しに戻した。結局、試合はそのままドローに終わる。“二刀流”デビューを果たした大谷翔平(北海道日本ハム)は投手としては3番手として1回2安打無失点、打者としては2打数無安打に終わった。 ◇第1戦 (札幌ドーム) 全セ   1 = 000000100 全パ   1 = 100000000

第537回 打って守れて主張できるリーダー 日本プロ野球選手会・嶋基宏会長(東北楽天)

 中身は痛烈だが的を射ている。これくらいの荒療治をやらなければ、プロ野球は変わらないのではないか。  NPBが統一球の仕様を無断で変更した問題で労組・日本プロ野球選手会はNPBと、この問題を調査する第三者委員会に対し<統一球問題に関する当会の要望と見解>と銘打った文書を提出した。

埼玉西武・金子侑司「経験は次に生かしてこそ」 〜ファーム・レポート〜

 6月30日、一軍スタメンに「金子侑司」の名前が久々に登場した。5月18日以来、約1カ月半ぶりのことだ。ルーキーながらオープン戦から結果を出し、見事に開幕スタメンの座をつかんだ金子は、開幕戦でいきなり2安打1打点。5試合目にはプロ初ホームランを放った。慣れない外野守備でのミスを十分にカバーする積極的なバッティングで、一時は打率4割台をマーク。パ・リーグ新人王の有力候補に躍り出た。だが、5月に入ると、徐々に金子のバットから快音が聞こえなくなっていった。そして、5月19日、金子は一軍登録を抹消される。一度は一軍に復帰したものの、試合には出場しないまま、2日後には再びファーム行きを命じられた。開幕から約3カ月で天国と地獄を味わった金子。果たして、その時彼はどんな思いを抱いていたのか――。

統一球、今は昔の物語――腕力か技術か

 今は昔、世の人々はまだ、真相というものを知らされていない時分のことであった。人間は社会を形成しないと生きていけない動物だが、社会を維持するためには、なぜだか知らないが、どうしても権力者が必要になるらしい。そして権力者は、往々にして、肝心なことを社会のメンバーに知らしめないことで、自らの権力を保とうとするのである――。『今昔物語』本朝世俗部の筆者が、今生きていたら、そのようなことを書き記すだろうか。

谷繁元信「同じ捕手だからわかる古田のすごさ」

 今季2000本安打、さらには1000打点を達成した中日・谷繁元信。横浜、中日の正捕手としてマスクを被り続け、これまでリーグ優勝5回、日本一2回。今や現役では、実力・実績ともに彼の右に出る捕手はいないと言っても過言ではない。その谷繁に、二宮清純がインタビュー。プロ25年目、42歳のベテラン捕手が考えるプロの条件とは――。

第101回 色濃くなった混戦のパ&2強4弱のセ

 プロ野球では交流戦の全日程が終了し、21日からはペナントレースが再開しました。今年の交流戦の覇者は福岡ソフトバンクでした。2位以下を見てみると、東北楽天、巨人、千葉ロッテ、オリックス、北海道日本ハムと、上位6チーム中5チームをパ・リーグが占めました。率直な感想を述べれば、昨年までと同じく、どんどん勝負しにいくパ・リーグのピッチャーに対して、セ・リーグのバッターが受け身になっていたように思います。パ・リーグはピッチャーを中心とした守りが安定していたからこそ、攻撃にも勢いがあったのでしょう。

第50回 セ・パの上位争いを熱くするキーマン 〜プロ野球〜

「やっぱり」というのが正直な感想だ。  今季からNPBで使用されている統一球の反発係数が現場への事前説明もなく、変更された問題が波紋を広げている。開幕から各球場を回っていて、「今季はボールが変わった」との声をあちこちから聞いていた。たとえば2年連続でセ・リーグのホームラン王に輝き、今季も既に21本塁打を放っているウラディミール・バレンティンは「思った以上に飛ぶ」と話していた。

第535回 弱気こそ力なり! 巨人・山口鉄也投手

 中5日なら5日、中6日なら6日と、あらかじめ登板間隔が決まっているスターター(先発投手)と違って、セットアッパー(中継ぎ投手)は骨の折れる仕事である。  その日、出番があるかどうかは、ゲームが始まってみなければわからない。展開を読みながら黙々とブルペンで肩をつくり、名前がコールされる瞬間を待つ。  チームへの忠誠心と肉体、精神両面でのタフネス、そして何より投げることが好きでなければ、この仕事は務まらない。

こっそり変更、“飛ぶ”統一球の謎

 NPB(日本プロ野球組織)の公式戦で使用される統一球が今季から反発係数を高めていたにもかかわらず、開幕から2カ月半も公表されなかった問題が波紋を広げている。加藤良三コミッショナーは12日に行った会見で、仕様変更が発覚した前日まで「知らなかった」と発言。自らが主導して導入した統一球にもかかわらず、無責任な姿勢に終始した。14日に開催された12球団臨時代表者会議では第三者機関を設置して、この問題を調査することを決めたものの、加藤コミッショナーは改めて引責辞任を否定している。試合内容にも関わる重要な変更を“隠蔽”した上、トップが責任を明確にしないNPBに対し、選手会、ファンの反発はさらに強まりそうだ。

楽天・嶋基宏、チーム好調の要因

 交流戦も残すところ、あと1週間。パ・リーグがセ・リーグに大きく勝ち越す中、東北楽天が球団創設以来、初のタイトルを狙える位置にある。現在、13勝7敗で首位の福岡ソフトバンクと0.5差。リーグ戦でも貯金7でトップを走る千葉ロッテに2差まで迫っている。そんなチームを牽引するのがキャッチャーの嶋基宏だ。守備では無失策で、盗塁阻止率はリーグ2位の.341。打撃でも打率は3割を超え、得点圏打率.392はリーグ5位だ。まさに扇の要の役割を果たしているリーダーに、今季の楽天好調の理由を二宮清純が訊いた。

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