第130回 自らを追いつめた潔き男、近藤有己に期待 〜12・5『パンクラスism主催興行』展望〜

 12月に入り、大晦日が近づいているが、『Dynamite!!』の対戦カードは、まだ1カード(高谷裕之×ビビアーノ・フェルナンデス)しか発表されていない。昨年の今頃には、魔裟斗の引退試合と、吉田秀彦×石井慧戦が決まっていたのだが、今年は(12月2日の時点で)目立った発表もない。選手が準備のできた状態で闘うためにも、また観る側の関心を高めるためにも、せめてメインカードだけでも、もっと早く決めて提示すべきだと思う。

第166回「ラストスパート」 〜J2第35節、大分トリニータ戦〜

 11月20日(土)、J2第35節となる愛媛FC対大分トリニータの一戦が、ホーム(ニンジニアスタジアム)にて行われた。  前節(第34節)もギラヴァンツ北九州を相手に、アウェイ戦ながら3−0のスコアで快勝を収め、連勝をマークした愛媛FC。11月からの猛ダッシュのようなラストスパートは見応え充分だ。今季のリーグ公式戦、残り4試合も、この勢いのまま突っ走ってもらいたい。

日本サッカー育成のカギ握る「大学」の存在

 これが一時的なもの、突発的な出来事だというのであれば、何も心配する必要はない。あくまでもJを徹底して重視するスタイルを貫けばいい。  だが、変化の始まりである可能性はないだろうか。高校3年生の段階ではJのスカウトのふるいから落とされ、大学生になって頭角をあらわした選手が、五輪代表のエースとして君臨するケース――つまり福岡大・永井謙佑のケースである。

第70回 セットアッパーの存在価値と成功条件

 今シーズンのプロ野球も最後まで見ごたえたっぷりでしたね。5年ぶりに日本一に輝いた千葉ロッテは、ペナントレースでは3位ながら、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズと見事な戦いを見せてくれました。その他の球団も熱戦を繰り広げ、野球ファンを十分に楽しませてくれたと思います。10月28日には新人選手選択会議が行なわれ、97人(育成含む)の選手が指名されました。現在はFAなどでの移籍交渉も活発化しており、各球団の戦力アップが図られています。果たして来シーズンはどの球団が日本一の座を獲得することができるのか、今から非常に楽しみです。

第184回 パッキャオが向かう先

 そろそろその偉業を形容する言葉も底を尽きかけている。  無敵の進撃を続ける世界ボクシング界のスーパースター、マニー・パッキャオが11月13日にアントニオ・マルガリートにも判定勝ち。空位だったWBCスーパーウェルター級王座も手中に収め、これで史上2人目の6階級制覇を達成した。  その過程で、フェザー級、スーパーライト級でも最強と目された選手に勝っている。つまり事実上は、前人未到の“8階級制覇”(フライ〜スーパーウェルター級)というとてつもない記録を成し遂げたと言ってもよいのだ。

第2回 「一本」を追求した日本古来の柔道

“スポーツの秋”ということで、国内外ではさまざまなスポーツの大会やイベントが行なわれていますね。中国・広州で開催されているアジア競技大会では、日本人選手の活躍が連日のように報道されています。来月には同会場でアジアパラ競技大会が行なわれるわけですが、その代表にも選ばれている選手たちが日本一の座をかけて今月7日に講道館で行なわれたのが、全日本視覚障害者柔道大会です。アトランタ、シドニー、アテネとパラリンピックで3連覇し、北京では銀メダルを獲得した66キロ級の藤本聰選手を始め、大会には全国からトップ選手が集結し、熱戦が繰り広げられました。

第110回「ロタブルーの裏側に」

 グアムとサイパンの間にある小さな島「ロタ」。名前は知られていても、行ったことのある人が意外に少ない島だ。そのマリアナ諸島の小島で、17年間も日本人の手によってトライアスロンが開催されている。一部のファンには圧倒的な人気を誇るロタトライアスロンだが、なぜここでトライアスロンなのか、なぜ日本人なのか。初めて聞いた人は誰しも不思議に思う。そのカギを握るのは大西喜代一氏。この人こそがこの地にトライアスロンを伝えた伝道師なのである。

第165回「副主将」 〜J2第33節、ザスパ草津戦〜

 11月6日(土)、J2第33節となる愛媛FC対ザスパ草津の一戦が、ホーム(ニンジニアスタジアム)にて行われた。  いよいよ終盤を迎えた今シーズン。現在(第32節終了時点)リーグ戦12位の愛媛FC。目標順位「8位」到達のため、残りの一戦一戦が、本当に大事なものとなってくる。もちろん、今節も負けることは許されないのだ。

第38回 ルマンの同郷人・松井大輔<Vol.2>

 初めて取材する人間と会う時は、遅刻はもっての他としても、あまり早めに到着し過ぎないようにしている。時間があると考えすぎてしまうことがあるからだ。だいたい約束の5分から10分前が丁度いい。  ところが、この日は早めに着いてしまった。というのも、昨日ルマンの街を歩いていた。この街の名前が知られるのは、モータースポーツによってだ。耐久レースの記念碑があったぐらいで、特に見るものはなかった。手持ちぶさたなので、なんとなく早めに来てしまったのだ。

大学スポーツの力、侮りがたし

 バルセロナ五輪の予選に挑んだ日本代表は、大学生を主体としたチームだった。中盤の柱となったのは東海大の澤登正朗、ケガ人の出た最終ラインをまとめたのは早稲田の相馬直樹である。GK下川健一、DF名良橋晃、FW藤吉信次など、プロアマ混合の日本リーグでプレーしている選手もいたが、あくまで、大学生が多数派を占めるチームだった。

第183回 ワールドシリーズ第5戦、明暗を分けた1球

 シーズン&プレーオフを併せて6度のノーヒッター(うち2つは完全試合)が生まれるなど、投手絡みの快記録が続出した2010年のMLB。「The year of pitcher(投手の年)」と呼ばれた1年の締めくくりに相応しく、結果的に今季最終戦となったワールドシリーズ第5戦も息詰まる投手戦となった  この日のマウンドに立ったのはティム・リンスカムとクリフ・リー。ともにサイヤング賞受賞歴を持つ両エースの前に、6回までレンジャーズ、ジャイアンツの打線はそろって沈黙。「1点が勝負を分ける」という予感の中で、ひりひりするような緊張感に包まれたままゲームは続いていった。

投手の時代の到来

 今年のポストシーズンは準決勝が面白かった。というと、3位千葉ロッテが、ペナントレースで優勝した福岡ソフトバンクを下した“下克上”に、痛快な感情を抱いた方が賛同なさるかもしれない。実は、そっちではない。3位巨人が、優勝した中日に敗れたセ・リーグの方である。

早すぎる2点目は「毒」だった

 サッカーは怖い。あらためて痛感させられたナビスコ杯決勝だった。  前半の試合内容は、はっきりいってかなり低調だった。無理もない。広島は勝ったことがない。磐田は久しく勝っていない。どちらのチームも、このタイトルに並々ならぬ思いを抱いており、それゆえ、どちらのチームも極端にリスクを恐れた。結果が、単調な縦パスの応酬だった。

第129回 大晦日、「石井慧×アリスター・オーフレイム」を望む!

 長く暑い夏が、ようやく終わったと思ったら、一気に肌寒くなった。季節外れの台風が去り、北では雪が舞う。もう冬にさしかかっている。  2010年も残り60日を切り、「格闘技の日」大晦日が近づく。『Dynamite!!』(さいたまスーパーアリーナ)の例年通りの開催が発表された。加えて、昨年は『Dynamite!!』に参戦したSRCが独自に大会を開くことを先に発表している。イベントタイトルは、『戦極 Soul of Fight』で、日時は大晦日ではなく、その前日の12月30日、場所は有明コロシアムだ。

第164回「足踏み」 〜J2第30節、FC岐阜戦〜

 10月17日(日)、J2第30節となる愛媛FC対FC岐阜の一戦が、ホーム(ニンジニアスタジアム)にて行われた。  今節勝てば、クラブ初のホームゲーム4連勝をマークすることになる愛媛FC。新たな歴史を刻むため、是非とも勝ち点3をもぎ取りたい。

第1回 回転をかけて音を消す!? 〜ブラインドテニスの魅力に迫る〜

 今月よりNPO法人STANDの副代表・伊藤数子さんの連載コラム「障害者スポーツの現場から」がスタートします。現在、日本では障害者スポーツというと4年に一度のパラリンピック以外はあまり認知されていないのが実状です。しかし、日本国内はもちろん、世界各国で障害者スポーツの大会やイベントは数多く行なわれています。そこで、さまざまな大会やイベントの現場に足を運ぶ伊藤さんならではの視点で、障害者スポーツを紹介。競技そのものの魅力や選手の声、そして障害者スポーツが抱える課題などについて詳しくお伝えしていきます。

第69回 日本人投手がメジャーで成功する条件とは?

 28日には新人選択会議(ドラフト)が行なわれ、30日からは千葉ロッテと中日との日本シリーズが開幕します。日本のプロ野球もいよいよ大詰めを迎えていますね。一方、海の向こうでは28日(日本時間)からジャイアンツとレンジャーズとのワールドシリーズが開幕します。アメリカンリーグ優勝チームのレンジャーズには昨季まで広島に在籍したコルビー・ルイスが先発の柱として活躍していることもあり、注目している人も多いことでしょう。広島ファンならずとも、馴染みのある選手の活躍は嬉しいもの。ワールドシリーズではどんなピッチングを見せてくれるのか、非常に楽しみです。

第109回「人が生み出すアイアンマン」

 9月19日、愛知県常滑市。人口5万人の街に日本で初めて「アイアンマン70.3」がやってきた。世界で40戦を越える「アイアンマン70.3シリーズ」が、ようやく日本で開催された記念すべき日である。しかし、開催するまでの道は平らではなく、いろんな人のつながりと幸運が重なり、この短期間で出来たのは奇跡に近いのかもしれない。

第163回「熟成」 〜J2第28節、ロアッソ熊本戦〜

「同じ相手に何度も負けられるか!」  9月26日(日)、J2第28節となる愛媛FC対ロアッソ熊本の一戦が、ホーム(ニンジニアスタジアム)にて行われた。   今節は、ロアッソ熊本との今年3度目の勝負。リーグ戦の第12節、そして天皇杯2回戦と既に2敗を喫している。また、過去の対戦を振り返ると、2008年の開幕戦で勝利して以来、勝ち点3を奪えていないという嫌な相手。チーム内に苦手意識や悪いイメージを作らないためにも同年中、同じチーム相手の3連敗だけは避けたいところである。  試合前、ゴール裏サポーターたちも「同じ相手に何度も負けられるか!」という文言が書かれたメッセージ横断幕を掲げ、愛媛の選手たちを強く鼓舞している。

第182回 ワールドシリーズはヤンキースvs.フィリーズ!?

◇アメリカン・リーグ  アメリカ国内でも、ア・リーグ優勝決定シリーズはやはりヤンキースが有利と予想する声が多い。9月の不振で心配されたヤンキース打線は、地区シリーズのツインズとの3試合で大舞台での勝負強さを再びアピール。特に3番打者のマーク・テシェイラが復調気配(地区シリーズでは4安打3打点)なのが心強い。しかも相手投手に1球でも多く投げさせる姿勢がチーム全体に貫かれているだけに、このシリーズでも極端な得点力不足に悩まされることは考え難い。

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