破壊する足

 今季、開幕からスタートダッシュを決めたのは、セ・リーグは、やっぱり読売巨人軍、そして、パ・リーグは意外にも千葉ロッテだった。セ・パともまだまだ首位戦線は混沌としているが、この2チームが今季の主役であることは、おそらく、間違いあるまい。  ま、巨人の場合は当然だろ……と思うでしょ。実は当然というより、ある起爆剤があったと見ているのだが、その話はまた後で。

第171回 メイウェザー、「準決勝・第2試合」を軽々と突破

 5月1日にラスベガスで行なわれたフロイド・メイウェザー対シェーン・モズリーの一戦(ウェルター級12回戦)は、結局はメイウェザーの圧勝に終わった。  戦前は接戦が予想されたが、フタを開けてみれば完全なワンサイド。3人のジャッジがそれぞれ大差(119−109が2人、118−110が1人)をつけるメイウェザーの独壇場だった。

第123回 6・26ヒョードル×ファブリシオ戦への期待

『UFC』で五味隆典が敗れ、『Strike Force(ストライクフォース)』では青木真也が散った。吉田秀彦は引退し、柔道界へと戻っていく。総合格闘技に明るい話題が見当たらない……と思っていたところに、興味を引くニュースが飛び込んできた。“皇帝”エメリーヤエンコ・ヒョードル(ロシア)が来月、試合を行なうことが決まったのだ。

第152回「意識」 〜J2第7節、徳島ヴォルティス戦〜

 4月17日(土)、J2第7節となる愛媛FC対徳島ヴォルティスの一戦が、アウェイ(大塚スポーツパーク・ポカリスエットスタジアム)にて行われた。  前節の対東京ヴェルディ戦では、FW福田健二選手が決勝点となる見事なループシュートを決め、今季のホーム初勝利を収めた愛媛FC。このままの勢いで、地域の意地とプライドが激突する四国ダービーを是が非でも征したい。  両チームのサポーターたちも、この日ばかりはと試合開始1時間以上前から熱い応援コールを繰り返し、会場内を盛り上げている。

第44回 俊輔と遠藤を同時に使うな!

 開幕から約2カ月が過ぎたJリーグ。実力上位のクラブが順位を上げてきました。昨年から継続した戦いのできているクラブが好調を維持しています。特に清水エスパルスの安定振りは素晴らしいものがありますね。長谷川健太監督6年目のシーズンですが、今季は小野伸二が加わり、昨シーズン以上の強さを感じます。

第63回 セ・リーグは交流戦が勝負どころ

 今シーズンのプロ野球も連日、例年以上の熱戦が繰り広げられています。特に3月26日に開幕したセ・リーグは、予想以上の混戦模様を呈していますね。その中で首位をキープしているのが、開幕前から下馬評の高かった巨人。個人成績でも投打ともにトップの成績をあげており、昨シーズンに負けない安定感を誇っています。私自身も優勝候補にあげていました。理由は他球団以上の層の厚さです。特に外野手は競争が激しく、スタメンの選手も全く安心できない状況です。これがチームを活性化させると思ったからです。

第151回「マンダリン」 〜パブリック・ビューイングイベントとアイランドリーグ開幕戦〜

 3月28日(日)、松山市中央商店街にて、愛媛FC主催によるパブリック・ビューイングのイベントが行われた。  大街道商店街アーケード(北側入口)から眺めることができる「キャッスルビジョン(243インチ)」という巨大モニターに、アウェイにて開催されるJ2第4節「愛媛FC対サガン鳥栖」の模様(生放送)を映し出し、その試合を観戦しながら遠く愛媛の地からではあるが、「皆で愛媛FCを応援し、現地へと気持ちを届けよう!」というイベントである。

第170回 松井秀喜とエンジェルスの今後

 開幕2週目の4月13日――。ヤンキースタジアムで展開された「松井秀喜の帰還劇」はあまりにもドラマチックだった。  エンジェルスのユニフォームを着て試合前のセレモニーに参加した松井が優勝リングを受け取ると、満員の観衆から盛大なスタンディングオベーション。さらにチームメートが駆け寄って、次々と熱い抱擁まで交わした。 「非常に感動した。おそらく一生忘れられない瞬間。幸せでした」  試合後の会見で松井はそう語ったが、「一生忘れられない」のは現場でその光景を見届けたものにとっても同じ。この日のセレモニーはフランチャイズ史に残る名シーンとして、今後もニューヨークで語り継がれていくだろう。

第103回「日本チーム好発進!」

 シーズンが始まったばかりのトライアスロン。しかし、このところ幸先のいいニュースが飛び交っている。  まず3月20日(土)、メキシコ・マザトランで開催されたITUパンアメリカンカップで高木美里(愛知県協会)が優勝、2位には上田藍(グリーンタワー・稲毛インター)が入り、日本人ワンツーの快挙。さらに翌週、オーストラリア・ムールラバで開催されたITUワールドカップ(WC)第1戦で、 崎本智子(日本食研)が2位に入る健闘。庭田清美(アシックス・ザバス)も7位に入った。 そして4月11日の世界選手権シリーズ(WCS)シドニー大会では足立真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)が4位に入る大健闘。好調の崎本智子も13位に入った。

第31回 カズのいないW杯<Vol.1>

 しばしば、人生は自分の意志と関係なく重要なことが決まってしまうことがある。そもそも、ぼくがスポーツを描くようになったのは偶然だった。  ぼくが大学を卒業後入社した出版社は、Jリーグのオフィシャルスポンサーだった。Jリーグがはじまり、サッカーの周囲はかつてないほど華やいでいた。

第150回「烈風」 〜J2第3節、水戸ホーリーホック戦〜

 3月21日(日)、J2第3節となる愛媛FC対水戸ホーリーホックの一戦がホーム(ニンジニアスタジアム)にて行われた。   前節(第2節)アウェイながら、今シーズン初勝利を収めた愛媛FC。リーグ序盤戦、勢いを得るためにも大勢のサポーターが集う今日のホームゲームにて勝ち点3を手中に収めたいところだ。

第169回 超ハイレベルなア・リーグ東地区の行方 〜ヤンキース、2連覇なるか〜

 2010年のMLBシーズンも開幕目前――。  今季も6つの地区でそれぞれ激しい戦いが続きそうだが、中でも最大注目のディヴィジョンと目されているのはやはりアメリカンリーグ東地区である。  2年連続世界一を狙うヤンキース、その宿敵レッドソックス、2年前にワールドシリーズに進んだレイズというこの地区に属する3強は、今季もそれぞれ戦力を整えてきている。米識者の中では、「メジャーのベスト4チームのうち3チームがア・リーグ東地区に集まった」と指摘するものも多い(もう1強はフィリーズ)。そして当然ながら、このうちの1チームはプレーオフ進出を逃すことになるだけに、その争いからは目が離せない。  さて、群雄割拠のア・リーグ東地区を制するのは、いったいどのチームになるのか。今回は3強の戦力を具体的に比較&分析しながら、ペナントレースの行方を占っていきたい。

第122回 視聴率22.1%、観衆1900人……このギャップは? 〜3・27亀田興毅×ポンサクレック戦を観た後で〜

 亀田興毅がポンサクレック・ウォンジョンカムに完敗を喫したWBC世界フライ級タイトルマッチを観た後、時間を置いてから考え込んでしまった。  それは、試合内容のことでも、5ラウンドのバッティングのことでも、試合後に興毅の父・亀田史郎がまた騒ぎを起こしたことでもない。

第62回 混戦必至のパ・リーグ、優勝予想は楽天

 20日、プロ野球パ・リーグが開幕しました。最高のスタートを切ったのがオリックス。昨季リーグ2位の東北楽天相手に10年ぶりとなる開幕3連勝を果たしました。また、2年連続Bクラスと低迷気味の千葉ロッテも埼玉西武に2勝1敗と勝ち越しましたね。一方で前覇者の北海道日本ハムは2連敗を喫し、ホームでの開幕カードを落としてしまいました。しかし、実は昨季も日本ハムは開幕3連敗を喫しているのです。シーズンはまだ始まったばかりですから、今後が非常に楽しみです。

第168回 パッキャオはメイウェザー戦へ前進したのか?

 3月13日に行なわれたマニー・パッキャオ対ジョシュア・クロッティのWBO世界ウェルター級タイトルマッチには、50,994人もの大観衆が集まった。  豪華絢爛なダラス・カウボーイズスタジアムを、米国内のボクシング興行史上3位となる数の熱狂的なファンが埋め尽くした様は壮観。この夜のイベントは間違いなく歴史に刻まれていくだろうし、そう遠くない将来にボクシングはダラスの地に再び戻って来るに違いない。

第102回「東京マラソン成功の陰で」

 2月28日、雨からみぞれ混じりという悪天候の中で、第4回東京マラソンが開催され、3万人を超えるランナーが都内を駆け抜けた。私はランナーとして参加する幸運に恵まれ、多くの観客に励まされながら走ったが、東京という街、そして人々の温かさを感じさせてくれた素晴らしい大会だった。確実に年々問題点が解決されているのを実感し、日本でも有数のスポーツイベントになったと言ってもいいだろう。今後も新しい参加型スポーツイベントの形を構築していく絶好のロールモデルになり得ると思われるし、大いに期待したい。が、ちょっと気になるトラブルが、私の知りうるところであったようで……。

第149回「高揚」 〜J2第1節、ファジアーノ岡山戦〜

 愛媛FC2010シーズンの開幕戦前日となる3月6日(土)、愛媛県総合運動公園内ニンジニアスタジアムにて、愛媛FCサポーターたちによる清掃活動が行われた。 「美しいスタジアムで、シーズンの始まりを気持ちよく迎えよう!」という趣旨の活動で、私たちサポーターにとっては、毎年恒例の行事となっている。この週末、寒さがぶり返している松山市。冷たく手がかじかむ中、観客席の固定ベンチシートや折りたたみ式シートを濡れ雑巾で丁寧に拭いて回る。泥や鳥の糞などが拭われ、輝きを取り戻した観客席を見渡すと、心地良い清涼感に包まれる一方、「いよいよ闘いの始まりだ」という気持ちの高揚も感じられた。

第30回 トルシエを追いかけてマルセイユまで<Vol.4>

 マニュエルは、用意した紙を急いで広げると、打合せ通り順番に聞いていくよという風にぼくをちらりと見た。 「では、トルシエ監督。次の質問をします。日本代表監督時代、あなたは規律を決めて選手をまとめようとした。ご存じかどうか分かりませんが、現監督のジーコは選手に自主性を与えています。それについての意見を聞かせて下さい」

第167回 準決勝、開戦 〜メイウェザー&パッキャオの行方は?〜

 今春の実現が待望されたフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ戦は、交渉の最終段階まで来て消滅。「スーパースターウォーズ」はひとまずお蔵入りとなり、全世界のファンを落胆させてしまった。  ただ、その代わりに、両雄はそれぞれウェルター級を代表する強豪を相手に「代替戦」を行なうことを発表。まず来週末にパッキャオが元IBF世界ウェルター級王者ジョシュア・クロッティと、さらに5月第1週にはメイウェザーが3階級制覇王者のシェーン・モズリーと対戦する。

「走る野球」だけでいいですか

 西村徳文新監督を迎えた千葉ロッテは、今年は走るのだそうだ。  例えば2月23日の対ヤクルト練習試合。初回1死2塁、打者4番・金泰均の場面。2塁走者・早坂圭介がなんと3盗を敢行。まんまと成功して、1死3塁のケースをつくり出した。繰り返すが、打席に立っていたのは4番打者である。  西村監督はこう言っている。 「盗塁はいつ走ってもいいグリーンライト。4番の場面でもすきあらばどんどん行かせる」(「スポーツニッポン」2月24日付) 「グリーンライト」というサインは、確かトレイ・ヒルマン監督が北海道日本ハム監督時代に使って注目を浴びた。要するに、走者の判断で行けると思ったら、いつ盗塁してもいい、信号は常に青ですよ、ということだろう。

第121回 K-1MAXのこれから

「あれでよかったんですかねぇ。僕はドラマの最終回を見せられているような気分になりましたよ。K-1MAXの最終回を」  もう20年以上の付き合いになる元キックボクサーが、そう言った。私も、同じことを感じていた。  昨年の大晦日、さいたまスーパーアリーナで開かれた『Dynamite!!』のメインエベント、魔裟斗は宿敵アンディ・サワーに完勝し、笑顔でリングを去っていった。観衆は魔裟斗に声援を送り続けていたが、私は複雑な気持ちだった。

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