第137回「日本人が世界に勝つためには?」

 2月のある日、日本自転車普及協会にて、「日本人がツール・ド・フランスに勝つためには」という題目の自転車セミナーが開催された。これが5年前なら、「日本人がツール・ド・フランスに出るには」となっていたところだ。それほどここ数年の日本人選手の活躍は目覚ましく、我々の常識を打ち破ってくれているということだろう。そんな少々、上段から構えたセミナーではあったが、その内容は講師が自転車競技の最前線で活躍しているエキップアサダ監督兼代表の浅田顕氏、宇都宮ブリッツェン監督の栗村修氏ということもあり、なかなか興味深いものだった。

第238回 チャーリー太田、再びニューヨークのリングへ

 元日本スーパーウェルター級王者、現東洋太平洋同級王者のチャーリー太田にとって、約1年ぶりとなる故郷ニューヨークでの試合が決まった。  2月21日、マンハッタンのローズランド・ボールルームでチャーリーが迎え撃つのは、元アマのアラスカ王者アベル・ペリー。身長180cm、リーチ198cmという恵まれた体格のペリーは、アマ戦績84勝6敗と豊富な実績を誇る。しかし、34歳にしてプロ戦績は18勝(9KO)6敗ともうひとつで、すでに底を見せた選手であるのは確かだろう。

五輪の役割を無視したIOCの暴挙

 レスリングが五輪から除外されるというニュースには驚かされた。なにしろ、第1回大会から行われてきた伝統の競技が大会から消えるのである。不利を予想された競技のロビー活動が効いたという声もあるが、投票をしたIOCの委員にとっても予想外の結果だったのではないか。当然、レスリング側からは死に物狂いの巻き返し工作がなされるはずで、問題の完全決着はまだ先の話になるだろう。

香港デビュー

 香港に来てから早いもので3週間が経とうとしています。こちらに来てからはチームでの練習はもちろん、新生活を始めるにあたっての手続きに追われ、食事を摂る時間も充分にないような忙しさでした。 そんな中、2月2日のアウェーゲー […]

第65回 里内猛が描く日本の未来図Vol.4 〜ジーコ、オシム、関塚を支えたフィジコ〜

 早く一人前のフィジカルコーチになりたい――里内はそればかり考えていた。トレーニングの勉強会があれば足を運び、参考になりそうな本やビデオテープを片っ端から手に入れた。ある時、ヨーロッパにいいビデオがあると聞き、取り寄せてみると日本のビデオデッキでは再生できないPALシステムだった。どうしても見たいので、PALシステムを再生できるマルチシステムのビデオデッキを購入した。ビデオデッキは約30万円――会社員の里内にとっては、痛い出費だった。それでも知識欲の方が勝った。

第192回「変革」 〜2013愛媛FCキックオフ・フェスタ〜

 1月27日(日)、新しいシーズンの到来を告げる「2013愛媛FCキックオフ・フェスタ」が、「エミフルMASAKI」(愛媛県伊予郡松前町)にて開催された。  この日のキックオフ・フェスタは午後1時からスタートの予定。その前に「愛媛ゴール裏net」に集うサポーター有志は、今年もキックオフ・フェスタの会場となる周辺の清掃活動を行ったのである。

第237回 優勝とMVPの行方は? 〜NBA後半戦見どころ〜

 NBAの2012−13年シーズンも後半戦に突入――。すでに全30チームが41戦の折り返し地点を過ぎ、今季の勢力地図がうっすらと見えてきた感もある。  昨季王者マイアミ・ヒートは2連覇を果たすのか、MVP候補に名乗りを挙げるのは誰か、そして出遅れたロスアンジェルス・レイカーズとボストン・セルティックスはどんな方向に進んでいくのか……など、今回は後半戦の見どころを探っていきたい。

体罰の根っこにある「理不尽に対する耐性」

 いまはどうだかわからない。だが、10数年前、その大学のサッカー部ではグラウンドを整備するのは1年生の仕事だった。米国からの帰国子女として入学した青年には、それが理解できなかった。なぜそんなことをしなければならないのか。サッカーの上達とはまるで無関係ではないか――。

第28回 すべての子どもたちに夢を! 〜キッズ・チャレンジ・プロジェクト〜

 2020年東京五輪・パラリンピックの招致活動も、いよいよ佳境を迎えていますね。今年9月にはアルゼンチン・ブエノスアイレスで行なわれるIOC(国際オリンピック委員会)総会で開催都市が決定します。それに向けて、招致委員会や東京都を中心に、活動が活発化してきており、支持率も上がってきていると言われています。

第96回 松井秀喜だからこそできること

 昨年12月28日、残念なニュースが舞い込んできました。松井秀喜が現役引退を発表したのです。この一報を耳にした時、「残念」のひと言に尽きました。確かに、現状は厳しいものでしたが、年が明ければどこかのメジャー球団からキャンプ招待の話はあるのではと思っていたからです。そこからまた、復活を目指して欲しいと望んでいました。「彼ならまだまだやれる」。そう思っていました。しかし、選手の感じる限界はさまざま。求めているもののレベルが高い松井だからこそ、決断を下したのでしょう。

第236回 バーナード・ホプキンス、48歳で世界王座獲得なるか

 3階級制覇王者バーナード・ホプキンスにとって48度目の誕生日にあたる1月15日、その次なる挑戦が発表された。  通算52勝(32KO)5敗2分1無効試合のホプキンスは、3月9日にブルックリンで無敗のIBF世界ライトヘビー級王者タボリス・クラウド(24戦(19KO)無敗)に挑む。2011年に46歳4カ月で世界タイトル獲得を果たした老雄は、この試合に勝てば自らが持つ最年長王座奪取記録をさらに更新することにもなる。

楽しむためのスポーツに「罰」はいらない

 いまや平成に入って四半世紀が経(た)とうかという時代である。学校での体罰を全面的に支持する人は相当な少数派になりつつあるに違いない。大阪の市立高校バスケ部で体罰による自殺者が出たあと、世論が「体罰けしからん」という声一色に染められたのは、当然といえば当然のことである。

第136回「1万人の笑顔」

 冬にしては風のない荒川河川敷。早朝こそ冷え込んでいたが、気持ちのいい天気の日曜日に1万人を超える人が走っている。単純に「1万」というけれど1万人の人が一度に動く景色は壮観! ここ数年、満員御礼の「谷川真理ハーフマラソン」は、今年も大勢の参加者で賑わった。

第64回 里内猛が描く日本の未来図Vol.3 〜ジーコ、オシム、関塚を支えたフィジコ〜

「おいお前、ジーコって知っているか?」  里内は住友金属サッカー部のマネージャーだった平野勝哉から声を掛けられた。 「知っているも何も……」  里内が口ごもったのも無理はない。ジーコが来日する前年の1990年、南米選抜対欧州選抜のチャリティーマッチが国立競技場で行われた。里内は住友金属にいたブラジル人のミルトン・クルスと一緒に見に行き、試合後にロッカールームへ入ることが出来た。試合に出場していた元ブラジル代表のソクラテスと記念撮影していると、目の前をジーコが横切った。「おっ、ジーコだ」。里内は心の中で呟いた。ジーコこと、アルトゥール・アントゥネス・コインブラは彼にとって憧れの選手だった。

「離」の道を歩む名将グアルディオラ

 バルセロナを退団し、ニューヨークで家族とともに休養中だったグアルディオラが、監督業に復帰する意思を明らかにしたという。  今後の具体的な行き先については、マンチェスターの2チーム、チェルシー、ブラジル代表などが候補としてあげられていたが、ブラジル代表についてだけは、本人が否定的な考えを明らかにしたとされる。

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