プロ野球
巨人の猛追に遭いながらも、中日が首位をキープ(6月15日現在)していられるのは、この男の仕事ぶりに依るところが大きい。
台湾プロ野球は前後期2シーズン制をとっている。今年の前期シーズンは統一セブンイレブン・ライオンズが2位に10ゲーム以上の大差をつけて優勝を決めた。日本からやってきた鎌田祐哉が11勝をあげ、その原動力となったことは既に紹介したが、統一が独走した要因はそれだけではない。攻撃ではチーム打率はリーグ2位の.293ながらダントツの312得点をあげた。また投手力もチーム防御率は唯一の3点台(3.12)と安定していた。投打にソツのない野球をチーム内に持ち込んだのが、今季から日本人監督として指揮を執る中島輝士(元日本ハム)と、投手コーチ2年目の紀藤真琴(元広島)である。現地に渡った二宮清純が、2人にチーム改革の道のりを訊いた。
台湾プロ野球で大活躍をみせている日本人投手がいる。元東京ヤクルト、東北楽天の鎌田祐哉だ。昨オフ、戦力外通告を受けて海を渡り、統一セブンイレブン・ライオンズに入団すると、今季は開幕から連戦連勝。6月12日現在、リーグダントツトップの11勝0敗、防御率1.42という好成績で、チームの前期制覇に大きく貢献した。ここまで早くも月間MVPを2度(3月、5月)受賞している。日本では伸び悩んだ右腕は、台湾で何をつかんだのか。二宮清純が現地へ渡り、本人に訊いた。
さる4月6日の横浜DeNA戦で広島の前田健太、5月30日の東北楽天戦では巨人の杉内俊哉がノーヒット・ノーランを達成した。 しかし上には上がいる。元広島の外木場義郎は完全試合を含む3度のノーヒット・ノーランを達成している。まさに「ザ・レジェンド」だ。
<昨日勝って10連勝しました。日本人開幕連勝記録達成です。これからも頑張ります> 5月28日、台湾から短いメールが届いた。送り主は台湾プロ野球の統一セブンイレブン・ライオンズで活躍する鎌田祐哉。日本では東京ヤクルトと東北楽天で11年間プレーした。 鎌田は5月27日、台南で行なわれたラミゴ・モンキーズ戦に先発して7回3安打2失点と好投。開幕からの連勝を10に伸ばした。
北海道日本ハムの栗山英樹監督は、さわやかなイメージが売りの評論家だった。 ここで言う「さわやか」とは何か。まずは、端正なマスクと、明瞭な話し方。その外面的な特徴に加えて、いわば内面的な特徴もあった。それは、彼が現役時代、決して超一流の大選手ではなかったことにある。むしろそのことを逆手にとって、取材者として現役の一流選手たちの話を引き出していった。
我がガイナーズは5月も10勝4敗2分と6つの貯金をつくることに成功しました。これで合わせて貯金は12。前期優勝へのマジック9が点灯しています。 とはいえ、まだ優勝を強くは意識していません。現役時代もそうでしたが、 […]
444本塁打、2471安打、1522打点――。言うまでもなくミスターこと長嶋茂雄が残した数字である。 メディアはこの記録を抜いた選手が現れるたびに“長嶋超え”と大々的に報道する。確かに数字の上ではミスターを上回ったかもしれない。だが“長嶋超え”という表現には少なからず違和感を覚えずにはいられない。
プロ野球では今月16日から交流戦が始まりましたね。24日現在、首位は6戦全勝の巨人。果たして、セ・リーグから初優勝のチームが出てくるのでしょうか。さて、今回は先月、日本プロ野球選手会会長の新井貴裕(阪神)からNPBに求められた“統一球問題”について述べたいと思います。「ホームランが少なくなり、野球が面白くなくなった」などという意見もあるようですが、本当にそうでしょうか。ズバリ、私見を述べさせてもらえば、私は統一球の採用は日本のプロ野球にとってプラスになると思っています。
怒りの大きさは期待の裏返しだろう。 東北楽天・星野仙一監督の怒声がベンチで響き渡ったのは4月18日。QVCマリンフィールドでの千葉ロッテ戦、2回が終わった場面だ。
日本のプロ野球でもすっかり定着したセ・パ両リーグの交流戦がスタートした。この交流戦、2005年の導入当初からパ・リーグ優位の状況が続いていたが、昨季も福岡ソフトバンクが開幕から10連勝を収めるなどセ・リーグ勢を圧倒。18勝4敗2分けで優勝した。パは全体でも78勝57敗9分と大きく勝ち越し。一昨年もパはセに対して22個もの貯金をつくっており、「パ高セ低」の傾向がより顕著になっていた。
16日、プロ野球の交流戦が開幕する。ホーム12試合、ビジター12試合の計24試合を戦い、優勝チームには5000万円、最優秀選手には200万円の賞金が贈られる。過去7年間はパ・リーグの球団が制しており、リーグ全体での戦績を比較しても、セ・リーグが勝ち越したのは2009年のわずか1度きり。10、11年は2年連続で20勝以上の差が出るなど、ますますパ・リーグが優位に立っている。8年目の今季は、どんな戦いが繰り広げられるのか。
ケン・グリフィー・シニアとケン・グリフィー・ジュニア、ボビー・ボンズとバリー・ボンズ、近年ではセシル・フィルダーとプリンス・フィルダー。メジャーリーグでは親子2代の名プレーヤーが少なくない。 翻って日本の場合はどうか。長嶋茂雄は名プレーヤーだったが、一茂は? 野村克也と比べて克則は? 残念ながら親子2代の名プレーヤーは1組も誕生していないのが、この国のプロ野球の実情である。
8年間で4度のリーグ優勝を果たした落合中日の番頭格がこの人だった。森繁和、57歳。投手コーチ、ヘッドコーチなどを歴任した。
日本プロ野球選手会は、日本野球機構(NPB)に対して、統一球の見直しを申し入れたそうだ(4月24日)。へーえ。導入されて1シーズンと1カ月ちょっと。志の低い話だなあ。 これに対して、広島の鈴木清明球団本部長は「選手会から面白味がないという話が出たが、それは12球団でも話している。持ち帰る」とコメントしたそうだ。ま、こちらは、さもありなん、だな。なにしろ、巨人の渡辺恒雄球団会長が、昨秋、「プロ野球の経営者としては、統一球ってのはどうだ? コマーシャルベースで考えれば、空中戦の方が面白い。(略)フェンス間際でみんなホームランにならないでアウト。これで観客数が減ってんだよ」と発言しておられますからね(2011年9月26日)。この方に同調なさるのは、この国の球団経営者の常、なのでしょう。21世紀も、もう10年以上過ぎたというのに……。
のっけにクイズを。プロ野球史上、最も多くの死球を受けたバッターは誰か? ? 清原和博 ? 野村克也 ? 衣笠祥雄 答えは?の清原である。通算被死球数は196。清原よりも通算試合数で339も多い衣笠が161個(歴代3位)、679試合も多い野村が122個(同7位)であることを踏まえれば、清原の数字は突出している。
4月30日の千葉ロッテ-福岡ソフトバンク戦。ソフトバンクの先発マウンドに上がったのは先日、育成選手から支配下登録された千賀滉大でした。 彼は昨年、ソフトバンクの3軍で投げており、交流戦で対戦経験があります。スト […]
今、最も日本の野球ファンが注目しているのが、今シーズン、海を渡った日本の大エース、ダルビッシュ有(レンジャーズ)でしょう。報道を見ている限りでは、米国でも非常に注目されているようですね。25日現在、4試合に登板し、3勝0敗。内容的にもどんどんよくなってきています。4試合目のヤンキース戦(25日)では、9回途中まで無失点とほぼ完璧な内容で、ようやく彼本来のピッチングを見ることができたという感じでしたね。レンジャーズ自体、打線が好調ですから、今後ますますの活躍が期待されます。
日米のプロ野球が開幕して約1カ月。日本では広島・前田健太のノーヒットノーランや、中日・山本昌の最年長先発勝利など早くも大記録が誕生している。メジャーリーグでもフィリップ・ハンバー(ホワイトソックス)が完全試合を達成したり、49歳のジェイミー・モイヤー(ロッキーズ)が最年長勝利を収めたりと、ピッチャーに関する話題は事欠かない。また日本から鳴り物入りで入団したダルビッシュ有(レンジャーズ)の登板にも注目が集まっている。48歳になる昨季まで現役を続け、卓越した投球理論を持つ工藤公康に、『週刊現代』誌上で開幕から活躍をみせたピッチャーたちを分析してもらった。
スライダー、フォークボールは当たり前。チェンジアップ、カットボール、ツーシーム……。近年のプロ野球は変化球花盛りだ。海を渡ったダルビッシュ有(レンジャーズ)にいたっては、12種類の変化球を操るというのだから驚きだ。 そんななか、最近はカーブを得意にするピッチャーがめっきり減った。現役でカーブの名手と言えば岸孝之(埼玉西武)と三浦大輔(横浜DeNA)ぐらいか。 かつてはカーブこそが変化球の王様だった。金田正一、杉浦忠、堀内恒夫、外木場義郎、江川卓、工藤公康……。カーブの名手をあげれば切りがない。いわば名投手の必需品だった。
ひとつのミスも許されないパーフェクトゲームほどではないが、ノーヒット・ノーランがかかっているゲームも守っている野手は最終回に近付けば近付くほど、神経をすり減らす。 仮に内野手が球足の速い打球の処理を誤ったとする。エラーならノーヒット・ノーランに影響はないが、スコアボードにヒットを表すHランプが点けば、その時点で大記録は消滅だ。
元ロッテの平沼定晴といえば、多くの野球ファンが真っ先に思い出すのが、清原和博(当時西武)との大乱闘だろう。1989年9月23日、西武球場での西武−ロッテ戦。7−0と西武が大量リードしていた4回、平沼は清原に対し、初球からインコースに厳しいボールを投じた。清原は微動だにせず、投球を左ヒジに受けると、猛然とマウンドへダッシュ。手にしていたバットを平沼目がけて投げつけた。両軍入り乱れての大乱闘の末、清原は2日間の出場停止などの処分を受け、平沼は左ヒザに全治2週間のケガを負った。あれから23年。現在は中日の球団スタッフ(用具担当)をしている平沼に、二宮清純が改めて当時の様子を訊いた。
プロ野球が開幕して約10日、パ・リーグでは3連覇を狙う福岡ソフトバンクが7勝2敗と好スタートを切った。和田毅(現オリオールズ)、デニス・ホールトン(現巨人)、杉内俊哉(同)と昨季、合計で43勝をあげた先発投手が相次いでチームを去り、抑えの馬原孝浩は故障で離脱。攻撃面でもリードオフマンの川崎宗則(現マリナーズ)がメジャーリーグに挑戦するなど、今季のソフトバンクは大幅な戦力ダウンがささやかれた。そんななか、秋山幸二監督はどのようにチームの舵をとろうとしているのか。開幕前の指揮官に二宮清純がインタビューを試みた。
「なんならマタの下から投げてもいいんだぜ!」 こうウソぶいたと言われるのが中日の元エース小川健太郎(故人)だ。 小川と言えば沢村賞に輝いたこともある名投手だが、それよりも天敵の王貞治に“背面投法”を披露したことで知られる。