プロ野球

第114回 “夢の球宴”だった日米のオールスター

 今月は素晴らしい “夢の球宴”を2つ観ることができました。15日(現地時間)にターゲット・フィールドで行われたメジャーリーグオールスターゲーム、そして18、19日の2日間にわたって西武ドーム、甲子園で行なわれたプロ野球オールスターゲームです。どちらも球界きってのスター選手たちが、存分に力を見せつけてくれた、内容の濃い球宴でした。

全パ、打線爆発し12得点大勝 〜プロ野球オールスターゲーム・第2戦〜

「マツダオールスターゲーム2014」第2戦が19日、甲子園で行われ、全パが12−6で大勝した。第1戦は無得点に終わった全パは、初回に糸井嘉男(オリックス)のタイムリーとウィリー・モー・ペーニャ(オリックス)の3ランで4点を先制。1、3回に1点ずつ返されたが、4、5回に連続得点し突き放す。一時は全セに2点差まで迫られたが6回に柳田悠岐(福岡ソフトバンク)の2ランなどで3点を追加した。続く7回にも3点を加えた勝負を決めた。通算成績は全パの80勝75敗10分け。MVPには4安打3打点に加え、1盗塁と好守も見せた柳田が選ばれた。 ◇第2戦 (甲子園) 全セ    6 = 101020110 勝利投手 大谷(1勝0敗) 敗戦投手 藤浪(0勝1敗) 本塁打  (パ)ペーニャ1号3ラン、柳田1号2ラン        (セ)山田1号ソロ、坂本1号ソロ、堂林1号ソロ

全セ、投打かみ合い快勝 〜プロ野球オールスターゲーム・第1戦〜

「マツダオールスターゲーム2014」第1戦が18日、西武ドームで行なわれ、投打がかみ合った全セが7−0で完封勝ちを収めた。全セは3回以降、全パの2番手以降の投手から効率よく得点を重ね、試合の主導権を握った。7回表には現在、打点、ホームランともに12球団トップの成績を誇るエルドレッド(広島)がダメ押しとなる2ランを放ち、試合を決定づけた。一方、全パ打線は3、4回には連続で2死満塁とするなど、ランナーをスコアリングポジションに進めるも、あと1本が出ず、全セの6投手から得点を奪うことができなかった。MVPには3安打4打点のエルドレッドが選ばれた。 ◇第1戦 (西武ドーム) 全パ   0 = 000000000 勝利投手 前田(1勝0敗) 敗戦投手 西(0勝1敗) 本塁打  (セ)エルドレッド1号2ラン

第561回 小笠原よ、失った誇りを取り戻せ!

 沢村賞を2度も受賞しながら肩の故障に泣き、6年間のブランクの後、昨季限りで福岡ソフトバンクを退団した斉藤和己に「一番やり甲斐のあったバッターは?」と問うと、間髪入れずに「小笠原さんですね」という答えが返ってきた。  このオフ、巨人を退団し、今季から中日のユニホームを着る小笠原道大のことである。

ソフトバンク・長谷川「たまたまのヒットは凡打と一緒」

 小笠原道大(2002〜03年、当時日本ハム)以来となる2年連続首位打者へヒットを積み重ねているのが福岡ソフトバンクの長谷川勇也だ。昨季は球団記録となる198安打を放ち、打率.341で初の首位打者に輝いた。今季も7日現在、打率.312でリーグ5位につけている。強力ホークス打線の中軸を担い、好打率を残せている理由はどこにあるのか。二宮清純がその打撃理論に迫った。

グリエルの気品

 カッコいいなぁ、グリエル。横浜DeNAに新加入したユリエスキ・グリエルである。ご存知のように、「キューバの至宝」と呼ばれる内野手だが、キューバの政策もあって、日本のプロ球団と契約することが可能になった。キューバと言えば、巨人のフレデリク・セペダやレスリー・アンダーソンもそうだけれども、グリエルはちょっと別格である。

第560回 長嶋茂雄とキューバ野球

 フレデリク・セペダ(巨人)に続いてユリエスキ・グリエル(横浜DeNA)。キューバの至宝が相次いで日本球界入りした。  2人とも実績はダテではない。セペダとグリエルは2004年アテネ五輪金メダル、08年北京五輪銀メダルを獲得したチームの主軸で、WBCにも全3大会に出場している。

第113回 未だビジョンが見えない阪神

 今年10年目を迎えた交流戦は、巨人が2年ぶりに制しました。福岡ソフトバンク、オリックスとの優勝争いは、見応え十分でしたね。特に奇しくも最後に待っていたのが巨人とソフトバンクとの直接対決。1戦目はソフトバンクが制しましたが、2戦目は巨人が粘り勝ちで優勝しました。その巨人ですが、交流戦前はリーグ3位でしたが、広島、阪神を抜いて首位に浮上しました。一方、広島と阪神は苦しい戦いが強いられましたね。交流戦によって、明暗が分かれた3球団。果たして27日からのペナントレースはどうなるのでしょうか。

第559回 赤ヘルに「交流戦」という名の試練

 23年ぶりのリーグ優勝を狙う広島にとって鬼門は交流戦である。これまでの9シーズンで広島が勝ち越したのは2008、09年のわずか2度だけ。通算成績は96勝134敗10分け、勝率4割1分7厘である。  この数字は12球団で横浜DeNAの89勝145敗6分けに次いでワースト2。いかに広島が交流戦を苦手にしているかが窺えよう。  11年にはリーグワーストの連続50イニング無得点という不名誉な記録を残している。

田中将大とダルビッシュ、ときどき菊池涼介

「でも僕は無理ですね。ああいう圧倒的な投球はできないので、これからも泥臭く抑えていきます」  もちろん、多少の謙遜、あるいは先輩への遠慮が含まれているのだろう。ただ、本音でもあると思うのだ。声の主は田中将大(ヤンキース)。5月9日(現地時間)のレッドソックス戦で、ダルビッシュ有(レンジャーズ)が9回2死までノーヒットの快投を演じたことを指してのコメントである。

第112回 西&一岡、好調のワケ

 3月28日に開幕したプロ野球は、約2カ月が過ぎ、20日からは交流戦がスタートしています。ここまで好調をキープしているのが、パ・リーグではオリックスですね。そしてセ・リーグでは交流戦でやや苦戦していますが、それでも首位をキープしているのが広島です。少し気の早い話ですが、優勝すればオリックスは1996年以来18年ぶり、広島は91年以来23年ぶりと、ともに久々の快挙。それだけに両球団のファンは、秋が待ち遠しくて仕方ないのではないでしょうか。

第557回 カープ、23年ぶりの頂点へ!

 プロ野球12球団の中で、最も優勝から見放されているのは広島である。最後のリーグ優勝が1991年だから23年も頂点から遠ざかっている。  70年代前半、「戦争を知らない子供たち」という歌が流行した。それにならって言えば、今の若いカープファンは「優勝を知らない子供たち」である。それだけに、選手と優勝の喜びを分かち合いたいとの思いはひとしおだろう。

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