第179回「今昔」 〜愛媛FC、OB戦〜

 2011年11月27日(日)、ニンジニアスタジアムではJ2第37節となる愛媛FCのホーム最終戦が行われたのだが、その試合前、興味深い前座試合も行われていた。  元愛媛FC選手の金子豊さんの呼びかけにより、愛媛FCのOBたちが集い、交流戦を行ったのである。

第63回 世界で戦う2012年に

 アジア杯優勝、22年ぶりの平壌決戦、五輪最終予選、柏レイソルの初優勝――。2011年のサッカーシーンもさまざまなことがありました。その中で、最も心に残った出来事は、なでしこジャパンのW杯優勝です。苦境に立たされても決して諦めないなでしこの姿は、東日本大震災後の日本に「夢」と「希望」を与えてくれました。

日本にも欲しい「地域活性化スタジアム」

 高さはおよそ300メートルほどの円錐形。頂点部分は病院になり、ホテル、スポーツクラブ、商業施設などが上層部には収まる。もちろん、下層部に位置するスタジアム部分も、エアコンが完備――。前回も書いたが、ドイツの建設会社で見せてもらった、カタールに造られる予定の最新型複合スタジアムの外観と概要は、言葉を失うほどに未来的だった。完成した暁には、サッカースタジアムとしてだけでなく、建築物としての魅力で世界中の観光客を呼び寄せることになろう。

第15回 新たな時代の幕開け――多様化する障害者スポーツの形態

 今年6月「障害者スポーツ基本法」が制定され、障害者スポーツの推進について初めて明文化されました。これは日本の障害者スポーツにとって、非常に大きな一歩と言えるでしょう。世界では今夏、義足スプリンター、オスカー・ピストリウスが世界陸上の舞台に登場し、注目を集めました。このように障害者スポーツの置かれている状況は、刻一刻と変化しています。特に今年は、そんな新しい時代へと向かっている障害者スポーツに関わる一人であることに喜びを強く感じることができた1年でした。

第83回 ダルビッシュはカットボール、和田は“我慢”がメジャーでの成功条件

 2011年も残すところあと1週間となり、ストーブリーグ真っ只中の現在、プロ野球ファンが最も注目しているのが、ダルビッシュ有(北海道日本ハム)の動向でしょう。ダルビッシュはポスティング・システムでメジャーリーグの挑戦を表明し、19日にはテキサス・レンジャーズが彼の独占交渉権を獲得したことが発表されました。今後、ダルビッシュがレンジャーズと契約するか否か、日米で注目が集まっています。

もはや都市計画の域 欧州のスタジアム

 沖縄にサッカー専用競技場を造るための調査検討委員会が設立され、わたしも、そのメンバーに選ばれた。いいものを造るためには、まずいいものを見る必要がある。そのため、後ろ髪を引かれつつもクラブW杯に背を向け、沖縄の関係者と駆け足で欧州を回ってきた。  正直、衝撃を受けている。

第210回 2011-12年シーズン4つのポイント 〜NBA、ついに開幕へ〜

 5カ月間も続いたロックアウト(施設封鎖)がようやく終わり、NBAはクリスマス当日の12月25日からついに開幕する。  収益配分比率の分配などを巡るオーナー側と選手会サイドの争いは、一時は永遠に続くかのようにも思えた。しかし最終的には無事に新労使協定が締結され、全米のファンもホッと一息。待望の2011-12年シーズンのスタートを間近に控え、やっとお金ではなくバスケットボールの話ができるようになったことに喜びを感じている関係者も多いはずである。  さて、それでは私たちは今季のNBAのどこに注目すべきなのか。今回は4つのポイントに絞り、楽しみな話題を探っていきたい。

得点に背を向けたなでしこ・安藤の“献身”

 自分が点を取らないで1−0で勝つより、ハットトリックをして3−4で負ける方がいい――そう断言できる性格だったからこそ、釜本邦茂はゴールを量産することができた。ストライカーと呼ばれる人種にとって、ゴールとは生きがいであり原動力である。逆に言えば、ゴールから遠ざかってしまったストライカーは、他のポジションの選手がまず味わうことのない、追い詰められた精神状態に置かれることになる。

第123回「向かい風のホノルルマラソンの可能性」 

 12月11日、今年もホノルルマラソンが、約1万2000人の日本人を含む約2万3000人を集めて開催された。震災の影響もあり、日本人参加者の減少が心配されたのだが、結果的には昨年比10%に満たないダウンに留まり、この大会の根強い人気を印象付けた。

第51回 日本でプレーしたブラジル人たちのその後<Vol.8>

  サッカークラブ経営をやってみたいと考える人間は少なくない。プロサッカー選手の経験のある人間は特にそうだろう。  才能ある選手を発掘し、育成し、強いチームを作る。自分ならば、選手を見る目があるし、もっと上手くやれる――そう考えるものだ。サンパイオにも自信があった。  しかし――。

第178回「女子力」 〜2011チャレンジリーグ入替戦〜

 11月13日(日)、日本女子サッカーリーグが主催する「2011チャレンジリーグ入替戦」の第1戦となる愛媛FCレディース対ノルディーア北海道の試合が、北条スポーツセンター陸上競技場(松山市)にて行われた。   チーム発足1年目にして、四国リーグで全勝優勝を果たした愛媛FCレディース。チャレンジリーグ昇格に向けて、11月3日(木)より静岡県・時之栖スポーツセンター裾野E2グラウンドで行われた「2011チャレンジリーグ入替戦予選大会」に出場した。

第209回 ドミニカで磨きをかけた新たな武器 〜五十嵐亮太インタヴュー〜

 メッツの一員として2年間を過ごした五十嵐亮太のメジャーキャリアは、決して順風満帆なものではなかった。合計79試合に登板して5.74という通算防御率は、入団当初の期待を考えれば決して満足できるものではあるまい。  ただ、それでも今シーズン終了直前の6試合では無失点。メッツとの契約期間も最後の最後にきて、五十嵐は何かを掴んだように見えたのも確かである。  長いシーズンを終え、他の多くの選手たちが休養に入った10月下旬、五十嵐はウィンターリーグへの参戦を決意してドミニカ共和国に渡った。

吉見的なるもの、川崎的なるもの

 日本シリーズが始まったと思ったら、何やらうっとうしいニュースに話題をさらわれたプロ野球界ですが、福岡ソフトバンクが日本一になったというのは、まぁ、妥当な結果というべきだろう。3位のチームの下剋上なんて事態は、どう見ても日本一とは違うことがらですから。

全エリアが熱い 歴史的最終節

 運命の最終節が迫ってきた。J1では優勝をかけた三つ巴の戦いが、何の因果かすべてアウェーゲームで行われ、J2では昇格残り1枠をかけ、同勝ち点で並ぶ札幌と徳島が最後の力を振り絞る。待ち受けているのは歓喜か、それとも絶望か。ファンにとっては忘れえぬ週末となることだろう。  勝つのは、どこか。

第142回 『元気ですか!! 大晦日!! 2011』への期待

 今年は大晦日に『Dynamite!!』は開催されない。代わって『元気ですか!! 大晦日!! 2011』が、さいたまスーパーアリーナで開かれる。この大会には、『Dynamite!!』をTBSとともにつくり上げてきたFEGは絡んでおらず、DREAMとIGFの共催イベントとなるようだ。ゼネラルプロデューサーはアントニオ猪木が務める。

第14回 18歳の日本代表選手が示唆したもの

 2010年サッカーW杯では“サムライブルー”が国外開催の大会では初めて決勝トーナメントに進出しました。さらに今年の女子サッカーのW杯では“なでしこ”が並みいる強豪を倒し、初優勝に輝きました。こうした日本代表の実績もあいまって、日本では「サッカーのW杯」はオリンピックに並ぶ人気を誇っていますね。では、記念すべき第1回大会が日本で開催されたサッカーのW杯があることを皆さんはご存知でしょうか。実は今から4年前の07年、電動車椅子サッカーのW杯が日本でその歴史をスタートさせたのです。

第62回 アウェー戦の収穫と課題

 ブラジルW杯アジア3次予選、男子ロンドン五輪最終予選、そしてクライマックスを迎えたJリーグ。今月もサッカーの話題は豊富でした。中でも注目されたのは、ザックジャパンのアウェー2連戦でしょう。今回の2試合で、選手たちは環境面への対応力と精神面のタフさが鍛えられたのではないでしょうか。とてもいい経験をしたと思います。

第82回 浪人を決断した菅野が背負う責任

 今季のプロ野球は、日本シリーズで中日を破った福岡ソフトバンクの8年ぶりとなる優勝で幕を閉じました。現在はストーブリーグ真っ只中。青木宣親(東京ヤクルト)、中島裕之(埼玉西武)はポスティング制度でのメジャーリーグ挑戦を宣言し、国内においては村田修一(横浜)がFA権を行使することを発表しました。果たして彼らはどの球団で来季の開幕を迎えるのか。まだまだプロ野球から目が離せませんね。

大津にあふれていた別格の自信

 バーレーンは野蛮だった。彼らは山田の顔面を踏みつけたプレーを故意ではなかったと強弁するかもしれないが、避けようとする気配がまるでなかったのも事実である。頭を踏むという行為は、格闘家であっても躊躇することがあるというのに、である。退場を宣告したイラン人主審の判断は、まったくもって妥当だった。

第208回 次の相手はメイウェザーか、マルケスか 〜パッキャオ、大苦戦後に向かう場所〜

 11月12日の土曜日も深夜に近づいた頃、MGMグランドガーデンの記者会見場に登場した両陣営の表情と態度がすべてを物語っていた。  判定への不満をまくしたてながらも、「自身のパフォーマンスには納得している」と、どこか満足げだったファン・マヌエル・マルケス。試合終了から2時間後に会見場に現れ、3つの質問に答えただけで慌ただしく去っていったマニー・パッキャオ。両者の表情を見る限り、どちらが勝者なのか分からなかった。

脱お坊ちゃまへ ホームを出よ

 11月15日は横田めぐみさんが拉致されたとされる日でもあった。そんな日に、日本と北朝鮮がサッカーで対決する。決して少なくはない日本人サポーターが、北朝鮮に入国する。横田さんご夫妻はさぞ複雑な心境だったのではないか、と思う。  にもかかわらず、横田滋さんは「スポーツと政治は別物」と言い切られた。サッカーに携わる人間の一人として、まずそのことに深謝したい。

第122回「猫ひろしの挑戦は売名行為か?」

 16日、インドネシアのパレンバンで開催された東南アジア競技大会。日本人には縁遠い、普段ならまず報道されない大会だ。しかし、今年はワイドショーにまで登場した。きっと今回初めてこの大会名を聞いた人も多いだろう。その理由はもちろんマラソン種目に出場する「猫ひろし」。オリンピック出場の為に、国籍をカンボジアに変えての出場だ。カンボジアの今季国内記録である2時間31分58秒を目指したが、その記録を上回ることはできなかった。それでも2時間37分39秒の自己記録更新。今大会での代表内定はならなかったが、ライバル選手の今後の結果次第では代表入りの可能性を残し、わずかに望みをつないでいる。

第50回 日本でプレーしたブラジル人たちのその後<Vol.7>

 Jリーグに来たブラジル人選手は数多い。知名度で順に並べていくならば、ジーコ(元鹿島)、カレッカ(元柏)、レオナルド(元鹿島)、ジョルジーニョ(元鹿島)、エジムンド(元浦和)、ベベット(元鹿島)――。  こうした選手と比べると、幾分地味な印象になるのは否めないが、ブラジル代表での実績を考えればセザール・サンパイオ(元横浜フリューゲルス)も上位に入っていい。

Back to TOP TOP