ACLの勝敗分ける「外国人の質」

 今年の元日、国立競技場のゴール裏を埋めつくした柏のサポーターはまず「KASHIWA」という巨大な人文字を造り上げ、次にそこから3文字を消した。残ったのはAとSとIとA。天皇杯決勝を前に、彼らは勝者に出場権が与えられるアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)への思いをスタンドに刻んだのである。

第29回  新たな「デュアルキャリア」モデル

 NPO法人STANDが配信している「モバチュウ」では、2010年から毎年11月に行なわれている全日本視覚障害者柔道選手権大会を生中継しています。初めて中継をした10年、私はある選手と出会いました。その選手は、会場のあちこちでひと際大きな声を出しており、会場に入った時から、私は気になって気になって仕方ありませんでした。タイミングよく、さまざまな選手を鼓舞する姿から発せられるエネルギーが、会場全体を活気づけているように感じられたのです。それは、まるで火山から噴き出るマグマのように、燃えたぎっていたのです。それが、今回紹介する初瀬勇輔さん。北京パラリンピック視覚障害者柔道90キロ代表選手です。

第97回 優勝へ、開幕ダッシュを目指す阪神

 1日に12球団一斉にスタートしたプロ野球のキャンプが終わり、23日からはオープン戦が始まりました。WBCで主力選手が抜けている球団もあり、逆に言えば、例年以上に若手にはチャンスが与えられるオープン戦となることでしょう。3月29日の開幕に向けて、各球団がどんな戦い方を見せてくれるのか。そして、どんな選手が台頭してくるのか。シーズンを占う意味でも、今年もオープン戦が楽しみです。

CSKAで挑戦者としてプレーする本田

 先日、ラジオの番組にゲストとして呼ばれた時の話である。リスナーの方から質問をいただいた。 「本田選手はどうしてCSKAモスクワから移籍しないんですか?」  なるほど、言われてみればもっともな疑問である。確かにここ近年、ロシア・リーグのレベルは急速に上がってきている。欧州リーグでイングランドやスペイン、イタリアのチームを破るのももはや驚きではなくなった。選手の年俸も相当に高い。ただ、いまや日本を代表する選手となった本田ならば、もっと上のステージ、クラブで戦ってもいいのでは、と考えるファンがいるのも不思議ではない。

第137回「日本人が世界に勝つためには?」

 2月のある日、日本自転車普及協会にて、「日本人がツール・ド・フランスに勝つためには」という題目の自転車セミナーが開催された。これが5年前なら、「日本人がツール・ド・フランスに出るには」となっていたところだ。それほどここ数年の日本人選手の活躍は目覚ましく、我々の常識を打ち破ってくれているということだろう。そんな少々、上段から構えたセミナーではあったが、その内容は講師が自転車競技の最前線で活躍しているエキップアサダ監督兼代表の浅田顕氏、宇都宮ブリッツェン監督の栗村修氏ということもあり、なかなか興味深いものだった。

第238回 チャーリー太田、再びニューヨークのリングへ

 元日本スーパーウェルター級王者、現東洋太平洋同級王者のチャーリー太田にとって、約1年ぶりとなる故郷ニューヨークでの試合が決まった。  2月21日、マンハッタンのローズランド・ボールルームでチャーリーが迎え撃つのは、元アマのアラスカ王者アベル・ペリー。身長180cm、リーチ198cmという恵まれた体格のペリーは、アマ戦績84勝6敗と豊富な実績を誇る。しかし、34歳にしてプロ戦績は18勝(9KO)6敗ともうひとつで、すでに底を見せた選手であるのは確かだろう。

五輪の役割を無視したIOCの暴挙

 レスリングが五輪から除外されるというニュースには驚かされた。なにしろ、第1回大会から行われてきた伝統の競技が大会から消えるのである。不利を予想された競技のロビー活動が効いたという声もあるが、投票をしたIOCの委員にとっても予想外の結果だったのではないか。当然、レスリング側からは死に物狂いの巻き返し工作がなされるはずで、問題の完全決着はまだ先の話になるだろう。

香港デビュー

 香港に来てから早いもので3週間が経とうとしています。こちらに来てからはチームでの練習はもちろん、新生活を始めるにあたっての手続きに追われ、食事を摂る時間も充分にないような忙しさでした。 そんな中、2月2日のアウェーゲー […]

第65回 里内猛が描く日本の未来図Vol.4 〜ジーコ、オシム、関塚を支えたフィジコ〜

 早く一人前のフィジカルコーチになりたい――里内はそればかり考えていた。トレーニングの勉強会があれば足を運び、参考になりそうな本やビデオテープを片っ端から手に入れた。ある時、ヨーロッパにいいビデオがあると聞き、取り寄せてみると日本のビデオデッキでは再生できないPALシステムだった。どうしても見たいので、PALシステムを再生できるマルチシステムのビデオデッキを購入した。ビデオデッキは約30万円――会社員の里内にとっては、痛い出費だった。それでも知識欲の方が勝った。

第192回「変革」 〜2013愛媛FCキックオフ・フェスタ〜

 1月27日(日)、新しいシーズンの到来を告げる「2013愛媛FCキックオフ・フェスタ」が、「エミフルMASAKI」(愛媛県伊予郡松前町)にて開催された。  この日のキックオフ・フェスタは午後1時からスタートの予定。その前に「愛媛ゴール裏net」に集うサポーター有志は、今年もキックオフ・フェスタの会場となる周辺の清掃活動を行ったのである。

第237回 優勝とMVPの行方は? 〜NBA後半戦見どころ〜

 NBAの2012−13年シーズンも後半戦に突入――。すでに全30チームが41戦の折り返し地点を過ぎ、今季の勢力地図がうっすらと見えてきた感もある。  昨季王者マイアミ・ヒートは2連覇を果たすのか、MVP候補に名乗りを挙げるのは誰か、そして出遅れたロスアンジェルス・レイカーズとボストン・セルティックスはどんな方向に進んでいくのか……など、今回は後半戦の見どころを探っていきたい。

体罰の根っこにある「理不尽に対する耐性」

 いまはどうだかわからない。だが、10数年前、その大学のサッカー部ではグラウンドを整備するのは1年生の仕事だった。米国からの帰国子女として入学した青年には、それが理解できなかった。なぜそんなことをしなければならないのか。サッカーの上達とはまるで無関係ではないか――。

第28回 すべての子どもたちに夢を! 〜キッズ・チャレンジ・プロジェクト〜

 2020年東京五輪・パラリンピックの招致活動も、いよいよ佳境を迎えていますね。今年9月にはアルゼンチン・ブエノスアイレスで行なわれるIOC(国際オリンピック委員会)総会で開催都市が決定します。それに向けて、招致委員会や東京都を中心に、活動が活発化してきており、支持率も上がってきていると言われています。

第96回 松井秀喜だからこそできること

 昨年12月28日、残念なニュースが舞い込んできました。松井秀喜が現役引退を発表したのです。この一報を耳にした時、「残念」のひと言に尽きました。確かに、現状は厳しいものでしたが、年が明ければどこかのメジャー球団からキャンプ招待の話はあるのではと思っていたからです。そこからまた、復活を目指して欲しいと望んでいました。「彼ならまだまだやれる」。そう思っていました。しかし、選手の感じる限界はさまざま。求めているもののレベルが高い松井だからこそ、決断を下したのでしょう。

Back to TOP TOP